るのこのひとりごと

季節の花、風景、旅行などの徒然の記

木箱のパン

2009-08-13 14:36:08 | 体験
最近、歳のせいか子供の頃を思い出だします。例えば真夏に一人で麦わら帽子を
被って、田んぼのあぜ道を歩いていたら、脇の小川にフナの大群を見つけて、麦藁帽子で救って取ったこと。慌てて家に帰って、バケツ取りに行ったらもうフナの大群はいなかったこと。

そして、もう一つ母が作ってくれたパンの味。
膨らまし粉を混ぜたパン生地を木の箱に入れて、銅版2枚を箱の両側に立て、通電させて、電気の熱で焼いたパンです。

偶然夫が友人から聞いてきたのを私に話したのです。(ちなみに夫は全然知らないとのこと)
私はこのパンのことが常に頭の隅にあったので、すごい乗り気でその方に記憶をたどってお話しました。
そして試行錯誤して試作品が出来たのですが、アルミ板でやったら失敗。お粉も小麦粉で失敗したそうです。

そして3日前に成功したとの連絡があり、本日夫と二人で立ち会いました。



木枠にステンレスを両側に立て底はクッキングペーパーを敷いて
(此処で電気の知識は全然ないのにステンレス版は4隅に置かなくっていいんですか~なんて馬鹿な質問をしてしまいました)



パン生地を流す



通電させる


スタート時は19.1アンペア


パン生地はホットケーキミックスの粉を使用



ぶつぶつが出てきたら蓋をしてみました。


ふっくら膨らんで、よい香りが漂い始める


焼きあがったら時点


廻りがはがれてきました。成功です。

焼きあがるまで40分かかりました。

懐かしい味でした。