殿(しんがり)追走ハラヤマジツコ

フリーアナウンサー・原山実子のブログです。


*内容・画像の無断転載はご遠慮下さい。

石崎隆之騎手 インタイセレモニー

2019-03-15 22:09:42 | 馬~

成田空港のbayfmのスタジオでのオンエアが終わってから
ダーッシュ!
で京成に乗り込んで、船橋競馬場へ。

京成船橋競馬場駅に到着予定は16時38分。
石崎隆之騎手の引退会見は16時50分から。
ギリギリ間に合いました!


レース、他の騎手に迷惑をかけまいと言う、石崎騎手の意向で、この時間の設定になったそうです。


石崎隆之騎手
1956年1月29日生まれ、63歳。
45年の現役生活で築き上げた地方競馬通算勝利数6269勝、JRA74勝。
昨年、病気をされなかったら、もっと続けていらしたと思います。

思い出もたくさんある中で、アブクマポーロ、トーシンブリザード、トムカウント、そして盛岡競馬場の名前が上がりました。
言葉の端々から、実直で、常に自分以外の人のことを考えていらっしゃる人柄が垣間見える会見でした。

会見後の7レースは「石崎隆之騎手引退式記念」


勝ったのはクラトリガー、石崎駿騎手。
(あああああ、いいコンデジの持ち腐れ的な…)


駿騎手、こころなしか上がってきたときに、

ちょっとホッとしたような表情が見えた気がしました。

引退セレモニーは、たくさんの騎手、関係者のみなさんがお集まりでした。

セレモニー開始を待っていたら。

わーっ!石崎さんの勝負服の人がキター!

…と思ったら、

横山典弘騎手でした!調整ルームに入る前の時間にいらしたのですね。
その勝負服…
「借りてきた!」
どこでですかっ(笑)

戸崎圭太騎手も。

さすが石崎さん。


このあと、ちょっと照れくさそうに


最後の胴上げはナシ。
石崎さんらしいかなぁ…なんとなく。

今後、競馬に関わるおつもりはないそうです。
イベントゲストとかで、いらしてくださらないかなぁ。
私は石崎さんのお話を、たくさん聞きたいな。

むかーし、船橋の騎手会のイベントで石崎さんトークショーの司会をさせていただいたときに、
マイクを持つなり
「いやぁ、おじいちゃんにされちゃいました(笑)」
と、にっこにこしながら登壇されて、
その感じがあまりに意外で、ほんとにビックリしました。
駿くんにお子さんが生まれたばかりのタイミングだったんですね。

今もお孫さんには弱い「じいじ」のようで、今日もセレモニーでじいじへの表彰状の贈呈が行われていました。

私が地方競馬を見始めた頃、すでにトップジョッキーのお一人だった方。
平日は地方競馬で、土日はJRAで連日騎乗されていた、そしてどちらでも活躍されていた方。
その偉大な騎手が競馬場を去り、平成が終わります。
心から、ありがとうございました。お疲れ様でした。

あえてこの画像。2013年1月21日中山競馬場、アステールネオ。
「競馬ブック」のコラムにに書かせていただいたのは、この勝負服のことでした。