9月15日に、マキバスナイパーが逝ってしまったそうです。
本当に、思い出深い馬なのです。
2001年の帝王賞の夜。
お仕事の後でとにかくダッシュして、1秒でも早く競馬場に着きたくて、
選んだ方法は、大井町駅からタクシーで大井競馬場へ。
着いたのが発走の数分前。
とにかくマキバスナイパーの単勝1点だけ買って、レースを見守りました。
ゴール前のデザーモとスナ様が凄すぎて叫ぶ事もできなかった!
大井の旧スタンド。
走って口取りに向かうオーナーさんの背中。忘れません。
第1回のJBCは本当に悔しかったなぁ…
浦和記念、日テレ盃。
マキバスナイパーがいたから、初めて盛岡競馬場に南部杯を見に行ったんだった。
高崎に横断幕持って応援に行ったら、放馬したなぁ…
不機嫌そうに帰ってきたスナさま。
そして、成田の新田牧場で、のんびりお坊ちゃんなスナイパーと、サイクロンがいる景色。
色気より、食い気!
…な、お坊ちゃんだったんですって。
私の初の南関競馬関係のお仕事は、実は、マキバスナイパーの帝王賞の祝勝会の司会でした。
身にあまる光栄でしたが、自分の司会としての勉強不足を痛感して、
もっともっとしっかり頑張ろう、と思うきっかけになった会でもありました。
あの時の情けない思いが、今も「ひとつひとつ頑張ろう」と思う気持ちに繋がっています。
彼には、いろんなことを教えてもらいました。
すごく不思議なのですが、
私の部屋にはスナさまのぬいぐるみを入れた透明なプラスチックの箱があって、
「そろそろこの箱も買い替えなくちゃね」
と思いながら、久しぶりに箱を拭いた翌日、訃報が入ってきました。
マキバスナイパーさん。お疲れ様でした。
ありがとうございました。
どうか安らかに。