おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

20.02.23醍醐寺ほか

2020年02月28日 | 2020年

20.02.23醍醐寺ほか

2月23日(日)に醍醐寺に行って来た。

醍醐寺恒例の「五大力」の日である。五大力とはご存じない方の

為にちょっと説明すると、 

醍醐寺開基の聖宝大師の遺訓により、五大明王を尊宗することによって、

国の平和や国民の幸福を祈願する行事。西暦907年から1000年以上も

続いているとのこと。

当日は奉納の餅を持ちあげる時間を競う競技もある。このことは

新聞紙面やテレビ画面をも賑わせているので、多くの方がご存じだろう。

男性は150キロ。女性は90キロの餅を持ちあげる。大変な重さだ。

老体の私にはできるはずもない。腰を抜かすだけの重さだ。

下の画像はその餅。二枚目は当日の境内の混雑具合。

醍醐寺はまた熊野から吉野までの大峰奥駆けの荒行を主導するお寺。

醍醐寺内の三宝院が主導し、吉野から熊野に向けての逆峰となる。

山伏の人たちが護摩炊きをしている光景。

餅を持ちあげるのは12時半からとのことだったが、私はその前に醍醐寺を

後にして随心院に行く。中には入らず、境内を一通り見て回る。

梅園の梅の咲き具合が良くない。もともと遅咲きの品種なのだが、暖冬の今年でさえ、

ちらほらと咲いている程度だ。ちなみに「はねず梅」とは、薄紅色の八重の梅を言う

随心院から地下鉄駅まで歩き、東山下車。某所に咲いているイヌノフグリを見るためである。

500メートル程度の範囲を探して、二株を見つけたが、一株は花はない。

もう一株も花はなく蕾がひとつ。仕方ないので見つけた証拠として蕾の撮影。

近いうちにまた行くことにしたい。上が当日のイヌノフグリ。下は以前の撮影。

花の径は4ミリ程度。絶滅危惧種である。遠からず絶滅すると思う。毎年、

見つけるたびに特別な感慨を持つ花である。

某所から出町柳の長徳寺。ピンク色の桜で「オカメ桜」という。他の桜に

先駆けて、いち早く咲く桜だ。ついでに八重咲の緋寒桜も撮影。八重は珍しい。

その後は御苑。梅は盛り。花桃が咲き出していた。最後が花桃の白花。

下のは別の日の撮影でイヌノフグリの白花。これも珍しい。

当日の画像は一番上から入って下さい。ワンドライブにリンクしています。

よろしければ御覧願います。

 


20.02.19桃山駅・淀緑地・城南宮

2020年02月21日 | 2020年

20.02.19桃山駅・淀緑地・城南宮

もうかなりの長い年数を、春の桜、秋の紅葉の撮影に

出かけている。私の高齢化と共に、いささか疲れを覚えもするので、

まるで約束事、勤め人のようなおかしな義務感で続けてきた年中行事も、

はてさて今年はどうしたものかと思案中でもある。

植物などに関心を持ち続けることが良くはないという思いもある。

でも春の桜の開花を聞けば、気もそぞろになっている

自分を発見する。これはこれで困ったことでもある。

 

三週間ぶりで桃山駅の寒桜と淀緑地の河津桜を見に行く。

寒桜は満開。美しく豪勢に咲ききっている。素晴らしい。

見ることのできる事が至福でもある。メジロも良いアクセントだ。

駅にはこの一本だけしかないのだが、この樹も10年近くは撮影に

来ているはずだ。それだけに愛着も覚えている。

桃山から御香宮神社に行き、以後は京阪に乗り換えて淀駅まで。

河津桜はまずまず見られて良いのだが、全体で言えば三分咲き程度かな。

これから時を経ずして、たくさんある河津桜の木のすべてが花盛りを迎える。

それはまだ10日程度はかかりそうだ。でも私はもう良いという気もしているので、

今年はもう行かないつもりである。

 

最後には近鉄を利用して竹田駅から城南宮まで歩いて往復。

城南宮は久しぶりである。とはいえ1年ぶりだ。

枝垂れ梅は咲きそろっていて、ちょうど見ごろでもある。

花盛りの梅を堪能する。

かくして私のこの一日が終わる。

たくさん歩いたというわけでもないのだが、花に酔ったのか、

心地よい疲れを感じたままに帰路につく。

この日の画像は例によって一番上から入ってください。

 

 

 

 

 

 

 


20.02.15京都府立植物園

2020年02月18日 | 2020年

20.02.15京都府立植物園

前回に行ったのは01/26だったので、約三週間ぶりの

植物園ということになる。

前回は冬枯れ最中の植物園という感じもしたが、三週間違うだけで、

少しだけ印象が異なる。

今年は暖冬だったせいか、春咲きの植物も軒並みと言ってよいほどに

早いのだが、その分、春の蠢動・胎動めいた気配が漂っているようにも感じた。

季節は緩慢に移ろい、その区切りは無論明確ではないのだが、

季節が変わりつつあることをその移ろいの中に発見する。

もちろん節分草や梅、そして仏の座も咲いている。

梅の場合は早いのは他の所では前年の暮れから見かけるのだが、

でも一般的には春の花でもある。

節分草や仏の座もそうである。この場合の「春」とは今年で言えば、

1月25日から春である。

仏の座は春の七草の一つであるキク科の「コオニタビラコ」のこと。

ピンク色をした花をつける雑草の、シソ科のホトケノザではない。

上から節分草・仏の座・紅梅の順です。

実は植物園と言えどもほとんどの植物は園芸種である。

私は基本的には園芸種は嫌いであり、撮影することも多くはない。

バラなどは現在は1万種以上も作られていて、なおかつ毎日100種類ほども

作られているらしい。未確認情報なのだが、事実とすれば空恐ろしい。

それで、もうずっと早くにバラなどは撮影する意欲も失くしてしまっているが、

多くの植物が園芸種ばかりになれば、私が植物を撮影する意味もない

ようになるのでは・・・と恐れる気持ちも持つ。

とはいえ園芸種なしでは今日の植物世界を語れない。

平安時代から、あるいはもっと早くから園芸種は作られ続けているのだし、

「花」と言えば園芸種を指すともいえる今日にあって、

誰もが一律に「花」として楽しむ他はないのだろう。

上からチューリップ・フクジュソウ・ミチタネツケバナ・河津桜。

植物園の方で自生種は大切にしつつ、園芸種とも共存を図るということが、

基本的なスタンスではなかろうか?

ともあれ、私における植物とのかかわり方を考えさせる一日でもあった。

例によって、一番上からワンドライブに入って下さい。

 

 

 

 

 

 


20.02.12正法寺

2020年02月17日 | 2020年

20.02.12 正法寺

 

前日の2/11に大阪の海遊館に行き、その翌日の12日に、

西山・大原野の「正法寺」に行く。

目当てはもちろん梅園の梅の咲き具合を観るためである。

正法寺は「石の寺」とも自称していて、境内には面白い形の

石も置かれてはいる。今回は境内庭園の梅を撮影するのが目的。

梅は咲いてはいる。でもなんだかおかしい。

というのは早いのは咲いてから日が経っていて傷みが目立つのだが、

他方、まだまだ枯れ木というのも多い。

正法寺の梅を見るようになってから、かれこれ10年ほどは撮影して

いると思うが、果たしてこんなに開花に大きなズレがあっただろうか?

今回はその差が強すぎるようにも感じる。

昨年は梅の季節には行くことができなくて、桜の頃に尋ねてみた。

上の写真は昨年の4/15日。こんな感じの庭内である。

梅園もそこそこに良いのだが交通の便はよくなくて、

街中からは遠隔地でもあり、行く人は極端に少ない。

2時間ほどのうちに数人見かける程度である。昔は貸し切り状態の

時が多かったので、今は少しは知られてきたということなのだろう。

今回行ってみて、梅園には鹿の足跡とフンが多くあったのを見る。

もう30年ほども前になるのか、大原野神社は奈良の春日大社から鹿を

持ってきて、鹿苑で飼育していた。いつの頃からか鹿はいなくなったのだが、

今は野生のシカが出没するということなのだろう。

西山のあのあたりでも鹿やイノシシが増えたのではないかと思う。

イノシシらしき足跡も見つけた。

竹藪が多いのでイノシシもタケノコ荒らしに出没するのではなかろうか?

農家の人たちにとってはよい迷惑だろう。

なんとか解決策があると良いのだが・・・

この日の画像は一番上から入って下さい。

ワンドライブの2020年にリンクしています。

 

 

 

 


20.02.11大阪港・海遊館

2020年02月13日 | 2020年

20.02.11大阪港・海遊館

今年3度目の大阪港に行って来た。

01.18 鶴見緑地と咲洲のコスモタワー

01.25 舞洲

この02.11は天保山。三度行ったとは言え、目的地が違う。

しかし、すべて大阪港に面している。

この日は水族館の「海遊館」と「大阪港」にグループ撮影会として行く。

結論から言えば「わや」という感じで、良いのが撮れていない。

なんたることだろう。情けない。

これまで京都水族館・万博の「ニフレル」と行ってはいるのだが、

それらと比して海遊館は手ごわい。

一番は光量が足りない。いきおいシャッタースピードをあげるために

ISO感度を上げてしまったのが良くない。

もともと厚いアクリル板越し、そして水中の被写体を撮るのである。

それだけで空気中の被写体を撮影するのとは条件が違う。

靴の上から痒い所を掻かなければならないという、もどかしい思いだ。

さらに、お客さんの流れのスピードに従いながら、手持ちで撮る。

多少は立ち止まって撮りはしたのだが、念には念を入れて撮りなおしをと

いうことが基本的に難しい状況だ。

かくして水族館内での撮影は全滅。

もう一度チャンジしても良いのだが、あの条件では同じままに

なるのではなかろうか?

ジンベエザメも納得できるのが撮れないままに水族館を後にした。

マンボウも泳いでいて、ちょっと懐かしい。

私の田舎(愛媛県西宇和郡)では「バンバラバン」と言っていた。

大敷網によくかかるので、マンボウの肉をおすそ分けしてもらって、

食べる機会は多かった。子供のころの話である。

イカとフグを合わせたような微妙な味である。

 

陽が沈む頃になって、マーメイド広場に行く。

「人魚姫」はアンデルセンの童話からのもの。

以前は海中にあったものを広場に移設して2年か3年になる。

もちろん海中にあった時も撮影に行っている。

それにしても人魚姫もわざわざ遠い日本にやってきて、

望郷の念も強いだろうと、埒もないことを思ったりする。

殊に海が夕日に染まる頃のマーメイド像は一幅の絵画のようでもある。

肝心の陽は結局は雲の中に隠れてしまった。空は少しだけ焼けはしたのだが、

良い夕陽・夕景を見られなかったこと、水族館でのことと相まって、

不完全燃焼という、そんな思いを持ってしまった。

それはまあ仕方ない。いずれまた機会を作るとしょう。

雀は海遊館前の広場で撮影。

当日の画像は一番上から入って下さい。

 

 

 


20.02.03節分

2020年02月06日 | 2020年

20.02.03節分

お約束のように、今年も節分会の「追っかけ」を試みた。

とはいえ、たくさんの場所に行ったわけではない。写真も少ない。

神泉苑→千本焔魔堂→千本釈迦堂→北野天満宮→御苑→梨木神社→蘆山寺

というコースである。

このうち梨木神社のみが節分行事をしていない。

それは知っていて、通り道だから、ちょっと立ち寄っただけのこと。

 

神泉苑でも、甘酒・大根炊き・オデンなどを飲食できるように

なってはいたが、むろん無料ではないのでパス。無料であっても?

神泉苑も創建当時は広い敷地を保有していたのだが、現在はこじんまりとした社。

街中にある社でもあり、どうしても敷地は狭くならざるを得ないのだろう。

平安京の昔からの有名な社がと思うと、ちょっと痛々しい感じもする。

上の二枚は神泉苑。庭と呼べるほどのものはないのが残念。

 

次に焔魔堂。正式には「引接寺」というのだが、「千本焔魔堂」が

通り名となっている。この日、念仏狂言が行われるのだが、それは

夜になってからのことであり、節分風景をさっと見て、釈迦堂に行く。

釈迦堂も「お亀桜」の具合を確認しただけで、「おかめ節分」も

見ないままに近くの北野天満宮。

写真の「お亀像」とシキミは釈迦堂でのもの。

天満宮では舞台で何かの踊りをしていた。しかし私は踊りも見ないで、

主に梅を見ていた感じだ。踊りは北野の舞妓さんたちではないかとは思う。

私は人様の写真を撮ることは殆どしないとはいえ、

踊っている場面を数枚盗撮する。だが当然ながら許可も得ていないし出さない。

梅はだいたい三分咲き程度か?むろん木によっては満開である。

天満宮から御苑。御苑には今はまだ花はない。もう少しすると花桃が良い。

清和門から御苑を抜けて梨木神社。新しく宿泊施設ができたこともあって、

この神社の代名詞でもあった「山吹」は激減している感じだ。

梨木神社のそばの「蘆山寺」に数年ぶりで行く。

蘆山寺は豊臣秀吉によって現在地に移転させられたもの。

蘆山寺あたりは平安時代に紫式部が住んでいた所ともいうが、それだけの

事で、蘆山寺と紫式部には何の関係もない。

節分の日には「鬼の法楽」が行われる。これまでに二回は見ている。

下の画像は蘆山寺の「鬼の法楽」の一場面。

最後は御苑の九条邸跡の池。蘆山寺から祇園八坂の方に回る予定ではあったのだが、

何度も見ているのだしと思って。帰路につく。かくして今年の節分の日が終わった。

この日の画像は一番上にリンクがあります。ワンドライブにリンクしています。

 


20.02.02梅宮大社ほか

2020年02月04日 | 2020年

20.02.02梅宮大社ほか

過日、と言っても二日前の話だが、梅宮大社に梅の開花の進捗具合を見に行く。

梅宮大社を見てから車折神社、それから嵐山の亀山公園に上がった。

車折神社の河津桜はまだまだ蕾だ。もう一週間ほどで開花するだろうか?

ある程度開花した頃を見計らって、改めて伺いたい。

祇王寺のコケの具合、そして寒椿は庭に出されているかどうか気には

なったのだが、行かずに亀山公園に上る。

何の目的もない・・・ともいえるのだが、銀龍草も今年も見られるかと

思って、枯葉の堆積している場所などを探して歩く。

もちろん花期にはまだまだなのだし、それでもこの暖冬、

ひょっとしたらという思いもあったのだが、

顔を出している銀龍草は見つけることはできなかった。

 

さて、梅宮大社。さすがに梅で有名な神社である。

梅宮社も古刹である。何しろ開基は橘嘉智子(嵯峨天皇正室の檀林皇后)とも

いうし、正一位社でもある。古いことは古い。

梅については、いつごろから植栽しているのか定かではない。

でも、現在は老樹はそれほど見られないので、古くからの梅どころでは

なかったのだろう。

しかし「都名所図会」では敷地もそれなりに広い感じもし、

「慶有」という歌人の梅の歌も添えられている。

「さらに今花咲く梅の宮柱 立てても千代のさかりをも見め 慶有」

明治の上地令で社領を削られたとも聞かないけど、どんなものだろう。

梅宮大社の梅の木は早くに咲く品種と遅くに咲く品種が植栽されていて、

長い期間に渡って梅が楽しめる。それはまた、ある期間に区切れば、

咲いていない木と咲いている木があるということだ。すでに終わった木と

花盛りの木があるということだ。一度にすべての木の梅の花を見たいと

いう人には不満が残るかもしれない。

それはそれで仕方ないと思うしかない。

ともあれ、この2月2日、梅宮大社で早春譜を探し当てた気もしている。

例によって画像は一番上でワンドライブにリンクしています。

よろしければ御覧願います。

馬酔木は嵐山、ピンク色の桜は西京区です。