おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

180826 丹生都比売神社他

2018年08月29日 | 京都

180826丹生都比売神社他

思い立って26日に高野山の麓の天野の里を訪なってみた。

丹生都比売神社である。ずっと気にはなりつつ行く機会も作らず、

今回が初めての参詣である。

それにしても私の最寄り駅からは4時間ほどもかかる。結構な時間だ。

前回に九度山に行った時にこの社まで町石道を歩いて行くつもりだったのだが、

その日は途中で断念したという残念な思いを持っていた。

今回行ってみて積年の思いは叶えたのだが、神社を見、付近を少し散策するだけで、

帰路につく時間になってしまった。そういう意味では足早に通り過ぎていくだけの

単なる観光客に過ぎなかったのだが、それもやむなしである。

 

山家集に下の記述がある。

 「 小倉をすてて高野の麓に天野と申す山に住まれけり。おなじ院の
帥の局、都の外の栖とひ申さではいかがとて、分けおはしたりける、
ありがたくなむ。帰るさに粉河へまゐられけるに、御山よりいで
あひたりけるを、しるべせよとありければ、ぐし申して粉河へ
まゐりたりける、かかるついでは今はあるまじきことなり、吹上
みんといふこと、具せられたりける人々申し出でて、吹上へおはし
けり。道より大雨風吹きて、興なくなりにけり。さりとてはとて、
吹上に行きつきたりけれども、見所なきやうにて、社にこしかき
すゑて、思ふにも似ざりけり。能因が苗代水にせきくだせとよみて
いひ傳へられたるものをと思ひて、社にかきつけける

あまくだる名を吹上の神ならば雲晴れのきて光あらはせ
(岩波文庫山家集136P羇旅歌・新潮748番)」

引用した詞書にある「天野の山」は、今回行った天野の里のある場所だ。

高野山内に住んでいた西行が帥の局などとともに粉河を経て和歌山の

吹上まで行ったという記述である。

中世文学の内の西行和歌を長年勉強している者としては、この天野の里に

行くこともごくごく自然の流れなのだろう。

もう少し涼しくなってから、高野山や粉河も訪ねてみるつもりではある。

もちろんその時は一泊する予定だ。

画像でもわかるように、由緒のある格式高い古刹なのだが、古めかしいとか神なびた印象は薄い。

それも時代の変遷が原因なのだろうが、高野山と密接に結びついた重い歴史を内包している

ことに変わりは無い。

OneDriveに、この日以前の画像も出しています。

8月16日 送り火

8月22日 洛西

8月25日 植物園・下鴨神社

よろしければ、ご覧願います。植物園画像には花名テキストを入れていません。

180826 丹生都比売神社




 





 

 


180807 六甲高山植物園

2018年08月11日 | その他

180807 六甲高山植物園

立秋になった日の8月7日、JR電車を利用して神戸に行く。

「芦屋駅」着は10時前。南口を出た所で、懇意にしていただいている

神戸在住のY氏が、すでにお待ちかねである。久し振りの邂逅。

挨拶もそこそこに本日の目的地である高山植物園に向って車を走らせる。

私はどこかに行くにしても電車、バスを乗り継いでの移動であり、

足があるということはとてもありがたい。

植物園には11時前着。それから2時間少しいたことになる。

見たかったキレンゲショウマとレンゲショウマを見ることができて、

来た甲斐があったというものだ。それにしてもキレンゲショウマの群生ぶりには驚く。

繁殖力が強い植物のようだ。園内の4か所ほどで群落を作っていた。

ただ花は一杯に開花するという性質の花ではなく、開いても半開という

感じである。それと蕾のうちから傷みだすようで、それが惜しい。

下は2014年に京都府立植物園で撮影したもの。下の花程に開くことは稀なのだろう。

園内ではそこそこ多様な花が咲いていて楽しませていただいたと思う。

ただ、夏の暑い盛りに咲き誇る花は多くは無い。夏の花は夏の花として十分に楽しめたのだが、

次回には春の百花繚乱の季節に来てみたいと思った。


植物園を出てからはレストランのある所に立ち寄って軽食を摂ったり、有馬温泉の

町を見て回ったりして結構快適に過ごす。立ち寄った施設の一つに「六甲枝垂れ」がある。

これは電力を使わずに製氷するという、いわば現在版の「氷室」。

そのために施設内では気温を10度に設定できているという。優れものの施設だと思う。

神戸港だけでなく遠く大阪湾や泉南地方迄見渡せたが、撮影は250ミリでは遠くまで写すのは

非常に厳しい。その厳しさは一眼カメラの欠点でもある。望遠性能の良いレンズや

テレコンを付ければある程度は解決することではあるのだが・・・。

当然のように時間も押してきて、元町の中華街のしゃれた店で食事をとる。

Y氏とも久しぶりの会食である。話は尽きない気もしたのだが、20時過ぎには店を出て、

私は京都へと戻る。ちょっと疲れたのか電車の中ではうたたねをする。帰宅は22時過ぎ。

ともあれ充実した良い一日であった。Y氏に感謝したい。

当日の画像は下にあります。ご覧願います。

180807六甲高山植物園







180731 比叡山と大津港

2018年08月05日 | 京都

180731 比叡山と大津港

7月晦日の日に比叡山に上る。暑さの厳しい一日である。

どこから上がろうかと少し迷ったのだが、四条河原町からバスで

山頂のガーデンミュージアムまで。案に相違してバス車内はガラガラ。

所要時間はほぼ一時間で、昼前着。

ガーデンミュージアム内を一通り見て回ったのだが、主に見たかったレンゲショウマが

一本しか発見できない。その一本に三輪が開花している。昨年は3か所ほどで見たのだが、

どうしたことか・・・抜かれたのかなーと案じる。

ともかくも撮影。でもうまくは撮れない。なかなかむつかしい。

花の状態が良いこと・天気や光の関係・背景などの条件が総合的に良くないと、

納得のいく写真は撮りにくいものである。

今の暑さ厳しい季節は花たちにとっても過酷なのだろう。のきなみ元気がなさそうな感じもする。

耐暑性の強い花なら別だが、そうでなければ炎熱の日々は厳しいはずだ。

見逃がした花もないかと思って、ミュージアム内をもう一度ざっと見て回ってから

シャトルバスでバスセンターまで。下の写真はミュージアム内と、そこから撮影したもの。

バスセンターからケーブル駅まで歩き、16時発の坂本ケーブルで坂本に下りる。

京阪電車の坂本駅から三井寺駅で下車。三井寺に立ち寄ったのだがすでに閉門。

山門の写真だけを撮り、大津港まで歩く。陽が沈みきるまで大津港で休憩。

周遊観光船の「ミシガン」が停泊している。水鳥はコンクリート部分にまで

上って休んでいたのを撮影。

当日の画像は下にあります。ご覧願います。

180731比叡山。

 

 


180728植物園ほか

2018年08月02日 | 京都

180728植物園ほか

180721祇園祭

祇園祭後祭りの宵々山だったかに行ってみた。ほんの短時間、鉾・山の周りを

徘徊しただけである。画像は良いのが撮れない。写しただけの代物である。

こんなのではいけないと思いながら、納得のいく写真が撮れない。仕方ない。

180728 法金剛院・相国寺・植物園

朝早く起床して法金剛院の観蓮会に行く。7時には家を出て8時までには着。

さすがに良い状態の蓮が多い。ここの中興は待賢門院。それゆえに妙に親しみのある所だ。

JR山陰線施設のために境内の大部分を割譲して、現在は小宇である。

180728 相国寺

足利義満の開山。京都五山の一つで、とても有名な禅刹。小さな蓮池がある。

180728 植物園

18日ぶりの植物園。ハスはもうあらかた盛りを過ぎている。他の花も、こんなに

暑さ厳しい日々が続くと、何だか元気がないような印象を受ける。

レンゲショウマは咲いてはいたが良いのが撮れていない。

180730 奈良の藤原宮址・本薬師寺址・今井町

藤原宮跡からは耳成山、天香久山、畝傍山の大和三山が至近だ。二上山も間近に見える。

広い跡地にコスモスやハス、菜の花などの季節の花が植えられる。

ここには花の撮影にはじめて行ってみた。ハスはまだまだ見頃であった。

藤原宮址から歩いて本薬師寺址。ホテイアオイが見頃を迎えている。ハスもまだ見られる。

ここから畝傍御陵駅を過ぎて今井町。

今井町は環濠住宅で著名。過去に二回は撮影に来ているというのに、写真が散逸して残っていない。

おそらくはフィルム時代のはずなので、残ってなくても無理はない。

今回のブログ分は下にあります。よろしければご覧願います。

180728植物園他

早ければ明日には31日の比叡山画像をアップする予定です。

今回は長過ぎることを懸念して、個別に詳述することを避けました。