おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

170919若草山

2017年09月23日 | その他

170919若草山

 

19日に久しぶりに奈良に行って来た。奈良行きは今年になって5回目ほどだろうか。

目的は二上山の雄岳と雌岳の間に落ちる夕日撮影。

しかしながら太陽の運行ルートが詳しくわからず、行っては見たものの

太陽は両岳の間に沈まない。すでに二上山の南に沈んでいる。

春にも失敗したというのに、またしても同じ轍を踏む。事前にスマホアプリで

調べてはいて、二上山落日は無理だろうとは思っていたのだが・・・。

同じ所での落日は一年に二度しかなく、これで来年三月を待つしかなくなった。仕方ない。


この日は9時過ぎには自宅を出発して、まず若草山に登る。12年5月以来だから

5年4か月ぶりということになる。今回は若草山の表側から登る。

低山とは言え、ちょっと勾配がきつくて、老骨にムチ打ちつつ登る。

先日の台風のために割と大きい木も根こそぎ倒れているのを何本も見る。被害甚大だ。

途上、下界を撮影。東大寺はテレ端(望遠端)。

山頂までどのくらいの時間を要しただろうか・・・。ともかく無理のないようにと心がける。

山頂で少しのんびりとする。




 

さて、山頂からどうしたものかと思案する。もちろん急ぐ旅ではないのだし、どのようになっても

それはそれでOKだと思い定めて、せっかくここまで来て「鶯の滝」を見ないのも残念なことだからと、

若草山の裏側の山を捲くような原生林ルートに踏み出す。

「鶯の滝」まではちょうど3キロ。計測し記録しなかったので所要時間までは不明だ。

山家集にはこの滝の音が東大寺近くの庵まで聞こえてきたというが、本当だろうか・・・?

  「三笠山春をおとにて知らせけり こほりをたたくうぐひすの瀧」

       (岩波文庫山家集残集01番)

落差もそれほどない瀧なのだが、奈良の瀧の中でも有名な方だろう。


瀧の後は道なりに進むのだが、人もたまに見かける程度で、ルートが合っているのか

どうか、ちょっとわからなくなる。でも道なりに進めばいいだけの話。

瀧から4キロほどを歩いて新薬師寺の方にでる。予定では若草山登山口の方に出る

つもりだったが、いつの間にかルートを間違っていた。

以後、近鉄奈良駅から当麻駅まで。その時点で二上山より南に落日。

夕日がだめならと、夕焼けに期待したのだが、空も全く焼けずに薄暮の時刻。

仕方ないので当麻駅で下車しないで引き返して京都まで戻る。

かくして私のこの日が終わった。夕日はまた来年の宿題にしょう。

この日の画像は例によってOneDriveに入れています。

170919奈良

120519奈良










 

 





 


170908 大覚寺

2017年09月09日 | 京都

友人のYさんから情報を受けて、久しぶりに大覚寺に行って来た。
9月も8日で重陽の節句の前日だというのに大沢の池の水面の大半に、
ハスが元気に咲いていた。とはいえ花はまばらである。
多くの所ではすでに枯れ蓮になっているのだろう。それを思うと、ちょっとした驚きであった。
知らせていただいたYさんにお礼申し上げたい。

大覚寺にはよく行くほうだ。とはいえ年間で5回を超えることはない。
多くは紅葉シーズンに集中していて、紅葉シーズンには3度は行くこともある。
今年に限れば1月の雪の日と桜の頃に行き、これで3度目である。
不思議とこれまでにハスの頃に行ったことがない。





咲き残っていたとはいえ、白蓮は見かけない。ピンクの花ばかりである。
花もたくさんあるわけではなくて、やはりシーズンも終わりに近いことを思わせる。
それでも見ることができたことに十分に満足である。



西行の山家集には「金岡が立てた石」とあるのだが、1200年近くにもなるのに、
今もある石は果たして金岡の立てたものなのだろうか。
山家集には「金岡が立てた石」とはあるが、池に立てたものか、それとも名古曽の滝に
立てたものか判然としない。滝に立てたものであるなら、それは平安後期には
閑院に移されたことが分かっている。



歌では有名な、名古曽の滝跡です。滝は1000年初頭頃には枯渇したようです。

    大覺寺の瀧殿の石ども、閑院に移されて跡もなくなりたりと
    聞きて、見にまかりたりけるに、赤染が、今だにかかるとよみ
    けん折おもひ出でられて、あはれとおもほえければよみける
                     (山家集195P 雑歌)

   「今だにもかかりといひし瀧つせのその折までは昔なりけむ」

   赤染衛門の歌

  「あせにける今だにかかる滝つ瀬の早くぞ人の見るべかりける」 






毎年、この紅葉トンネルが楽しみで行くのですが、近年は素晴らしいトンネルに
会っていません。紅葉もデリケートですから一週間でかなり変化します。
だから、たまたま一番の見ごろの時に行っていないのだろうけど、それにしても
最近のこのトンネルは悪すぎます。今年も期待できそうにもないけど、
行くことになるのでしょう。まったくもって、病膏肓なんとやら・・・です。



これは昔ながらの「左近の梅」。仁明天皇(810~850)の治世に
「左近の桜」に変わりました。

例によって当日の画像はOneDriveに入れています。
よろしかったらご覧願います。天龍寺の花も入れています。

17.09.08 大覚寺


170903 京都府立植物園

2017年09月06日 | 京都
170903 京都府立植物園

両目の手術後、新しい眼鏡も調達して、比較的自由に動けるようになった。
手術したとはいえ裸眼ではそれほど見えるようになったわけではなく、
道を歩くにも慎重さが必要だった。ゆえに外出はできるだけ控えていた。
とはいえ無為の日々だったというわけではない。

久しぶりに、二ヶ月半ほど行ってなかった植物園に9/3日に行ってみた。
すでに秋の花の世界である。年々歳々花相似たりだが、当然のように
人は同じならず。
植物園の様相も季節によって随分と様変わりしている。夏の気配の
濃厚な季節から、一年の終わりに向かって準備している季節でもある。

なんとかレンゲショウマが見られないかという、かすかな希望もあった。
行ってみると案の定、半分ほど朽ちかけた2.3輪があるばかりだ。
これは仕方ない。花の命は短い。
12日に比叡山に上がる予定なので、なんとか見たいとは思うが、
比叡山でも無理だろう。

以下はレンゲショウマ





まだ咲き残っていたハスがある。秋の花の多くも見られた。
私は園芸種は好きではないのだが、植物園と言えども園芸種が過半を占めているのだし、
それは仕方ない。
そんな私の思いを置いても、まずまず楽しめた久しぶりの植物園だった。











この日の画像は例によってOneDriveに出しています。

下の「17年植物園」から「170903植物園」に入って、ご覧願います。

17年植物園

ついでに比叡山画像とアサギマダラ画像も出します。

OneDriveなので未整理のまま置いているのも多いです。

アサギマダラと比叡山