久しぶりに歌を載せます。
なんとか歌がうまくなればいいのですが、こんな詠み方を続けている
限りは無理ですね。
言葉が出てこなくて、やっつけ仕事であることは誰にも
分かりそうです。
秋の邂逅
01 時は秋やさしき風は吹き来れど禍事去らぬ日の本の国
02 赫々と溶かしに溶かす日々はまたメルトダウンの恐怖にも似て
03 見あぐれば秋は青空かなたからひそけく降りてあまねく包む
04 諾々と呆けたように閲す日々秋に誘われ郷里に帰る
05 ふるさとは重なりあえる秋の日にやさしき風は我が身に吹けり
06 古里の山河も海も年ふりて天までいたる畑なけれど
07 山は降りイノシシ多き寒村は茫々として歳月こもる
08 全身に年まとわせて伯母たちは膝が痛いと誰彼嘆く
09 日の一つ母の命の裏表吹く風善くと祈りはすれど
10 紙魚泳ぐ様にて我も日を閲しこの年の秋過ぎ去りゆけり