アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

授業参観と懇談会

2011-12-13 21:05:23 | 中学2年生

金曜日は会社を半日で早退して予定通りに息子の授業参観に行ってきました。朝、雪が交じった雨が降っていましたがお昼頃には晴れになって。気温はとても寒くてコートを脱ぐことが出来ない学校の中でしたが。

授業が始まってすぐに息子に母が廊下にいるところを発見されて。教室には入ってくるな!ってジェスチャーで母に。なので、廊下で参観していたら先生が中に入ってくださいと言いにきてくださって端の方で参観していました。

授業は、通常の黒板で文法を学習するような授業ではなくてみんなで輪になって行っていました。順番に英語の発音を大きな声でしたり。英語の劇の練習風景だったので自分のセリフを一人ずつ発表したり。

女子は恥ずかしがらずオーバーアクション付きで発音もさすが

男子はちょうど恥ずかしい時期?なのか、ちょっと照れながら。息子は・・・1つのセリフでしたが台本も見ないで、前に出てみんなと同じように授業に参加出来ていました

今までは、授業参観で発表なんて出来なかった息子で緊張してしまっていましたが、この授業は、見ている方も楽しくなってしまうような授業で、息子も大丈夫だったようです。先生も女性ですが(息子は女性が苦手)、そこも大丈夫な感じで。とってもパワフルな先生で母の方が圧倒されてしまった感じでした。

息子、英語がとても苦手科目ですが、この選択科目の英語だったら良い感じなのかなぁって思えました。とても実践的だし。こういう感じで英語が学べることは素敵だなぁって思います。

 

その後、学級懇談会がありました。

一通り先生のお話があって、その後は保護者が一人ずつ子供のことを話す感じでした。

みなさんのお話を聞いていて・・・・。

我が家よりも、困り感がけっこう出ていて。

特に女子は難しいお年頃みたいです。携帯でメールの凄さと「アイポット」の件で、試験勉強が進まない状況になっているようで。成績が下がってしまったり、親に「うるさいな」って言ったりするようです。

男子もあまり親とは話もしないし、オタクになってしまうような感じで困った!という話も。あとはやはり勉強に焦りもないような話が出てきました。

母は、息子の方が親よりもしっかりしているし、本人がきちんと考えて学習もしてくれているし、進路も決めているのでと話をしました。少しずつ学習の方も成果が出てきていることや、希望の進路に進めるといいなぁと言うことを話してきました。

その後、懇談会が終了して、毎年3月に校長先生を交えて担任の先生と面談をしているのですがと先生にお話ししてきたら・・・

担任の先生が、まったく問題もないし、とても素敵な生徒で母の話(息子の障碍)を聞いていたけれど、ぜんぜんそんなことが感じられないとのことで。面談も必要ないとのことでした。何かあったら連絡をくださるとのことです。

母もこのところの息子と接していて、範囲内な感じがしているし、とてもまわりに適応出来ていると思っています。自分自身をきちんと把握しているし、困っていることや感じていることは母に話してくれて。そのことを母が聞いてあげて親子で、どうするか?を考えて行動して。そんな感じで過ごしているので、うまく今のところは乗り切っているのだと思います。

息子は緊張がいまでもかなりあるので、そうすると「たらこ唇」になって。本人もまた緊張することがあったから唇が腫れてしまったけれど、もう緊張が過ぎたから大丈夫だと思うと話してくれたり。

自分のことを「天然」と思っているので、言葉が「天然」は嫌なので「天然記念物」をもじって「天然記念人」って言っています。それと、母も天然だからしょうがないとも言っているし。自分を理解しているところが息子にとってはとても良い結果なのだと思います。

このまま、こんな感じで成長してくれたらと思います。

 

話は変わりますが、息子は同級生には名字で呼ばれています。

そうしたら、昨日、このごろよく話すようになった同級生が「ひろ」って呼んでもいいかなぁって言ってくれたと母に教えてくれました。息子はべつになんて呼ばれてもかまわないけどと母には話してくれましたが、きっと嬉しいと感じて母に教えてくれたのだと思います。携帯のメールアドレスと番号もお互いに交換して。この同級生君からのメールだけは返事を必ずしている息子です。とても、気があっているのかなぁって感じています。

「ひろ」って呼んでくれるのは、あとは幼稚園の時からの親友君だけだったので。

なんだか、母も嬉しい気持ちになっています

実はこの同級生君は、母の高校の同級生の子供なのです。不思議なことに、お互いに同じ地域に現在は住んでいて地元ではないのですが、同じ年齢の子供がいる状態で。再会して、お互いにびっくりしてしまいました。

で、子供たちが現在は仲良くなって。

とてもとても偶然が重なって。不思議だなぁって感じています。

ほかにも、なぜか母の小学校の時の同級生も一人、同じ学年の子供がいて、同じ中学校で。

こんなことがあるのですね。

冬休みに、一緒に出かける約束をしたそうで、息子は楽しみにしています。同級生君は冬休みまで待ちきれないようで、平日に出かけようってメールをしてきたようですが、彼がサッカーをしているのを息子は心配して(クラブチームに所属)冬休みにゆっくり行こうって言ったようです。

授業参観でも、二人は横に並んでいて、台本を息子が見せてあげたりしていました。

このまま、仲良く卒業まで過ごせるといいなぁって母は感じています。

先生にも、仲が良い子を同じクラスにしてほしいと話て、この同級生君の名前も伝えておきました。

こんな感じの授業参観と保護者会でした。