伝説の歌番組・夜のヒットスタジオを語る

伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の22年間の足跡を通じて、日本の歌謡界が最も輝いていた時代を振り返ります。

【総括】夜のヒットスタジオ・年表Ⅴ(1978,4~1980,3)

2006-05-24 | 夜のヒットスタジオ/番組史
◆昭和53(1978)年04月03日(第491回)
キャンディーズが翌日に解散コンサートが行われる神宮球場より最後の出演。球場に詰め掛けた2000人のファンの声援の中、「微笑がえし」を歌う。
◆昭和53(1978)年04月10日(第492回)
・森進一が井上順の代理司会を務める。
・オープニングメドレー終了後、他の仕事の都合でカメラリハーサルを欠席した当日放送分のメドレーのトリ・ピンクレディーの代わりに桜田淳子、山口百恵が「渚のシンドバット」を歌った模様が特別に公開される。
◆昭和53(1978)年04月17日(第493回)
竹下景子が初出演(歌:結婚してもいいですか)。
◆昭和53(1978)年05月08日(第496回)
・人気歌舞伎俳優・市川染五郎(現・松本幸四郎)が初出演。「野バラ咲く路」を披露。
・ハイ・ファイ・セット初出演(歌:少しだけまわり道、フィーリング)。
◆昭和53(1978)年05月29日(第499回)
放送500回(厳密には1回前倒し)記念特番。出演はザ・ドリフターズ、山口百恵、アリス、ほか。
◆昭和53(1978)年06月05日(第500回)
庄野真代初出演(歌:飛んでイスタンブール)。
◆昭和53(1978)年06月12日(第501回)
TBS系ドラマ「水曜劇場・ムー」の中で誕生した「林檎殺人事件」を引っさげ、郷ひろみが共演者の樹木希林とのデュオで出演(同曲はその後7月10日、8月7日、8月21日と計4回夜ヒットで披露される)。
◆昭和53(1978)年07月10日(第505回)
人気女性シンガーソングライター・尾崎亜美初出演(歌:ストップモーション、嵐を起こして)
◆昭和53(1978)年07月31日(第508回)
ニューミュージック・フォーク界の「異端児」としてデビューしたサザンオールスターズが初出演。ジョギングパンツ姿で大勢のサンバダンサーを従えて「勝手にシンドバッド」披露。この際、ボーカル・桑田佳祐の特徴的な歌い方ゆえに歌詞が聞き取りにくい、という理由から、夜ヒットスタート以来初めて歌詞テロップが表記された。
◆昭和53(1978)年08月21日(第511回)
アリスから堀内孝雄がソロ歌手として初めて出演。同番組主要スポンサー・資生堂のCFソング「君のひとみは10000ボルト」を披露。
◆昭和53(1978)年09月04日(第512回)
沢田研二、大雨でずぶ濡れになりながら「LOVE(抱きしめたい)」を熱唱。
◆昭和53(1978)年09月11日(第513回)
郷ひろみ、「ハリウッド・スキャンダル」を歌唱中、スタジオ後方のゲスト席に陣取っていた山口百恵の元に突然駆け寄り、カメラ前までエスコート。
◆昭和53(1978)年09月25日(第516回)
学業専念(事実上は写真家・篠山紀信との結婚準備)のため芸能活動を引退することとなった南沙織の「サヨナラ」企画を組む。布施明・五木ひろし、そして同期の小柳ルミ子とのジョイントで「マイ・ウェイ」を涙の熱唱。
◆昭和53(1978)年10月09日(第518回)
「ANAK」が日本でも話題となったフレディ・アギラーが初出演。
◆昭和53(1978)年10月16日(第519回)
柳ジョージ&レイニーウッド初出演(歌:酔って候)。
◆昭和53(1978)年11月06日~27日(第522回~第525回)
放送11周年突入記念月間として放送。特別企画として沢田研二・五木ひろしの異色ジョイント企画、スタート初期の頃の「コンピュータ恋人選び」のルール説明を視聴者に対して行う司会の芳村真理の姿や、沢田研二の「サムライ」畳バージョンの模様、大橋純子の大雨の仲での大磯ロングビーチ中継出演時の様子などの過去の名・珍場面集を放送。
◆昭和53(1978)年11月13日(第523回)
郷ひろみ、スタジオ全体に配置された1万個を悠に超える電球のイルミネーションに囲まれながら「ハリウッド・スキャンダル」を披露。
◆昭和53(1978)年11月27日(第525回)
「一度でいいので野口五郎の花嫁になりたい」というファンからの投書に応え、野口五郎がこの投書を番組宛に送った花嫁姿の女性ファンと「ご対面」。事前にはこのファンとのご対面があることは野口には知らされておらず、いわゆる彼に対する「ドッキリ企画」としてこの「ご対面」が用意された。
◆昭和53(1978)年12月11日(第527回)
ゴダイゴ初出演(歌:モンキー・マジック)。
◆昭和53(1978)年12月25日(第529回)
・大相撲の増位山が歌手として夜ヒットに登場(歌:そんなナイト・パブ)
・当時若手ミュージシャンの登竜門として権威のあった「ヤマハポピュラーソングコンクール(ポプコン)」「世界歌謡祭」で同年のグランプリを獲得した円広志が、グランプリ受賞曲の「夢想花」を引っさげ初出演。
◆昭和54(1979)年01月01日(第530回)
昭和48年以来、2度目の元旦生放送。冒頭、井上順はこの年の「新春かくし芸大会」の中で演じた「クルーゾー警視」の扮装で登場。また、森進一は前日の「NHK紅白歌合戦」で着用した衣装で、紅白でも披露した「きみよ荒野へ」を披露。
◆昭和54(1979)年01月15日(第532回)
・竹内まりや初出演(歌:戻っておいで私の時間)。
・和田アキ子と柳ジョージが当時の和田の新曲「ひとり酔い」でジョイント。
◆昭和54(1979)年01月29日(第534回)
ゴダイゴが演奏曲「モンキー・マジック」が主題歌のドラマ「西遊記」(日本テレビ系)にちなんで、西遊記の主要キャラクターに変装。
◆昭和54(1979)年02月19日(第537回)
杏里初出演(歌:オリビアを聞きながら)。
◆昭和54(1979)年02月26日(第538回)
・不祥事からカムバックした内藤やす子が2年ぶりに夜ヒットに登場。内藤の知人などらが見守る中、「ないないつくし」ほか2曲を披露。
・長年在籍した渡辺プロ(ナベプロ)から独立し「森音楽事務所」を設立したばかりの森進一が「きみよ荒野へ」を涙の熱唱。
◆昭和54(1979)年03月05日(第539回)
・宝塚の人気スター・安奈淳初出演、新御三家(郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎)と「愛あればこそ」をジョイント。
・西城秀樹、クレーンの上から「ヤングマン(Y.M.C.A)」熱唱。
・郷ひろみ、スタジオ狭しと走り回りながら「地上の恋人」を熱唱。
◆昭和54(1979)年03月19日(第541回)
叙情派フォークの旗手・ふきのとうが待望の初出演、「春雷」を披露。
◆昭和54(1979)年03月26日(第542回)
・フォーク界の大御所・小室等が初出演。矢野顕子の伴奏の下で「いま生きているということ」を披露。
・上月晃、安奈淳に続き宝塚トップスターの鳳蘭が初出演。「ベルサイユのばら」を披露。
◆昭和54(1979)年04月23日(第546回)
植木等が7年ぶりに夜ヒットに登場。ハナ肇とクレイジーキャッツが飛び入り参加する中「これで日本も安心だ」を歌う。
◆昭和54(1979)年05月14日(第549回)
久々登場の岸洋子、同局系平日昼のワイドショー番組「3時のあなた」のコーナー企画「歌え!ママさん」の優勝チームの面々と共に代表作「希望」を披露。
◆昭和54(1979)年06月04日(第552回)
萩原健一が5年ぶりに登場。井上尭之・柳ジョージとのジョイントで「どうしようもないよ」「大阪で生まれた女」の2曲を披露。
◆昭和54(1979)年07月09日(第557回)
ジュディ・オングの「魅せられて」で、スタジオ一面に敷き詰めたドライアイスの上から海の映像をかぶせるという、当時の生放送番組としては珍しかった「合成映像」の演出を行う。
・職場の同僚と共に自主制作盤として製作した「おやじの海」が7年がかりで大ヒットとなった当時47歳の新人歌手・村木賢吉が初出演。
◆昭和54(1979)年07月16日(第558回)
さだまさしがソロ歌手として初登場。「まぼろば」、そして大ヒットの「関白宣言」の2曲を披露。
◆昭和54(1979)年07月23日(第559回)
「夏に抱かれて」で登場の岩崎宏美が、セットの樹木の上に乗っていた小鳥がいきなり動き出したことに怯え、歌の途中で思わず悲鳴を上げてしまうハプニングが発生。
◆昭和54(1979)年07月30日(第560回)
・森進一が、同年2月26日放送以来5ヶ月ぶりに夜ヒットに登場。独立後初のシングル「新宿・みなと街」を1番~3番までフルコーラスで熱唱。この曲のヒットで森は表舞台に見事復活を遂げる。
・ミス・インターナショナル世界大会に出場の各国の美女たちを従えて、松崎しげるが新曲「セーリング・ラブ」を番組ラストに熱唱。
◆昭和54(1979)年08月13日(第562回)
・浜田省吾初出演(歌:風を感じて)。
・田辺靖雄、敏いとうとハッピー&ブルーが競作となった「よせばいいのに」で競演。
・井上順不在につき芳村真理が単独で司会を担当。
◆昭和54(1979)年8月20日(第563回)
・芳村真理、夏季休暇につき番組を欠席。井上順が単独で司会を担当。
◆昭和54(1979)年08月27日(第564回)
島倉千代子、劇場版「銀河鉄道999」のイメージソング「ナーシャ・わが愛」を披露。
◆昭和54(1979)年09月10日(第566回)
女優としては夜ヒット常連組となる松坂慶子が初出演(歌:愛の水中花)。
◆昭和54(1979)年09月24日(第568回)
アメリカを拠点に活動するブルースシンガー・大木トオルが初出演。
◆昭和54(1979)年10月01日(第569回)
放送12周年突入記念特番として2時間の特別編成を組む。沢田研二、さだまさし、松坂慶子、山口百恵、ゴダイゴほか、当代の人気歌手15組をゲストに、かつての名場面VTRで12年の足跡を回顧。
◆昭和54(1979)年10月08日(第570回)
所沢・西武ライオンズ球場より強風吹き荒れる中で生中継を実施。
◆昭和54(1979)年10月29日(第573回)
"デルタ・レディ"の異名をとるスワンプ・ロックの代表的アーティスト、リタ・クーリッジが来日・初出演。
◆昭和54(1979)年11月12日(第575回)
チャゲ&飛鳥、「ひとり咲き」で初出演(当日キャスティングされていた吉田拓郎の出演キャンセルに伴う”代打”出演。尚、吉田は制作陣との再度交渉の上、翌80年6月30日に初出演)。
◆昭和54(1979)年12月10日(第579回)
同年の「世界歌謡祭」グランプリを受賞したクリスタルキングが初出演(歌:大都会)。
◆昭和54(1979)年12月24日(第581回)
初の聖夜週特別編成を組む。この年以降、12月24日のクリスマス・イブ、25日のクリスマスを挟む放送週ではクリスマス特別編成が恒例化し、OPメドレーを全編クリスマスソングで繋いだり、クリスマスをテーマとしたアルバムの曲を特別に披露するなどの企画が組まれた。
◆昭和55(1980)年01月28日(第585回)
・芳村真理、体調不良により番組欠席。井上順が単独で司会を担当。
◆昭和55(1980)年02月04日(第586回)
作曲家・都倉俊一が歌手として特別出演(「ウィンズ」名義)。「BOY」をピアノの弾き語りで披露。
◆昭和55(1980)年03月10日(第591回)
・海外への長期旅行のため、一時歌手活動を休業することになった庄野真代の「サヨナラ」企画を放送。「モンテカルロに乾杯」など、代表作のヒットメドレーのほか、関係者が見守る中で「アデュー」を披露。
・岩崎良美初出演(歌:赤と黒)。
◆昭和55(1980)年03月17日(第592回)
シャネルズ初出演(歌:ランナウェイ)。

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