梁石日著「 闇の子供たち」
東南アジアで性の対象として売買されている子供たちの小説。
私には過酷過ぎる内容。想像を絶する。
小説と割り切ってもつらい。
西原 理恵子も東南アジアの貧困の子供たちが出てくるが、
こちらは明るくきれいな目をしている。
最近読んだ彼女の本では
彼女にはめずらしいまじめな語り口で書かれている
彼女の今までの生い立ちの本→この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) 2008年出版
東南アジアでの働きたくても働く場所のない人達を通して
働く事の意義を伝えています。
私もここに共感をもてます。
「闇の子供たち」を途中休憩して
今書店で文庫本を平積にしているこの本
「告白」 港かなえ著
こちらは簡単に読み進むことができます。
(obabaさんが2年前に読んでいた本だったのを思い出した)
中学校担任教師の4歳の娘が死亡。事故として処理。
学校を退職する最後の日に「このクラスの生徒に殺されたのです。
殺害した2人の牛乳にHIV者の血液を混入した。」と告げる。
壊れていくクラスの子供たちが綴られている。
生徒達の心の重心は殺人なのか?HIVなのか?両方なのか?どっちなんて思いました。
現実に子供たちの狭い世界ではおこりうる気がしました。
担任だった先生の復讐する気持ちが分ります。もし、同じ立場だったら自分もかも。
と、自分を恐ろしくなりました。
この本を読んで思い出したのが、