レモンのひとりごと@横浜

15年8月から夫婦二人だけの生活をしています。16年からペースメーカーを装着してスローな生活をしている60代です。

 「闇の子供たち」と「告白」

2010年05月30日 13時04分18秒 | 

梁石日著「 闇の子供たち」 闇の子供たち 

東南アジアで性の対象として売買されている子供たちの小説。

私には過酷過ぎる内容。想像を絶する。

小説と割り切ってもつらい

 

西原 理恵子も東南アジアの貧困の子供たちが出てくるが、
こちらは明るくきれいな目をしている。

最近読んだ彼女の本では
彼女にはめずらしいまじめな語り口で書かれている
彼女の今までの生い立ちの本→商品の詳細この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) 2008年出版

東南アジアでの働きたくても働く場所のない人達を通して
働く事の意義を伝えています。
私もここに共感をもてます。

 

「闇の子供たち」を途中休憩して

今書店で文庫本を平積にしているこの本
「告白」 港かなえ著商品の詳細
こちらは簡単に読み進むことができます。
(obabaさんが2年前に読んでいた本だったのを思い出した)

中学校担任教師の4歳の娘が死亡。事故として処理。

学校を退職する最後の日に「このクラスの生徒に殺されたのです。
殺害した2人の牛乳にHIV者の血液を混入した。」と告げる。

壊れていくクラスの子供たちが綴られている。

生徒達の心の重心は殺人なのか?HIVなのか?両方なのか?どっちなんて思いました。

現実に子供たちの狭い世界ではおこりうる気がしました。

担任だった先生の復讐する気持ちが分ります。もし、同じ立場だったら自分もかも。

と、自分を恐ろしくなりました。

 

この本を読んで思い出したのが、

萩原浩著「コールドゲーム」商品の詳細

主人は、宮部みゆき著「模倣犯」模倣犯(上) 模倣犯(下)を思い出したそうです。