風の中でダンス

なんでもない毎日をちょっとメモしてみる。

My Wild Flower 2001

2006年09月02日 | Weblog
ちょうど一年前競馬中継を見ていた私の目は一頭の馬にひきつけられた。
カラフルな勝負服とあいまってそれはいっそう爽やかに映った。
一月後に京都にやって来たので実物を見るべく出かけた。そこでも彼は
圧倒的な差をつけてゴールを駆け抜けた。ウィナーズサークルで、祝福され
るのを結構な人たちと一緒に見ていたらひときわ熱い視線を馬とジョッキーに
送る女性がいた。Y騎手は今でも圧倒的に人気がある。しかし食い入るような
視線にはちょっと引いていたら、目線が少し違うのに気がついた。
ジョッキーを見てるんじゃない・・まさに馬を見てるんだ!
やっと気付いた。彼女は「おめでとう!」そして○○と名前を呼んだ。その馬の
厩務員さんの名前のようだった。彼女は厩務員氏のお母さんだったのである。

「息子さんですか?」私は思わず声を掛けた。「ほんとに強い馬ですねえ・・。」
お世辞でなくいったら手放しの笑顔が返ってきた。
「○○さん、また乗ってね~」彼女は騎手に声をかけた。
人馬はウィナーズサークルから誇らしげに去っていった。

なんとなく、場違いのような、それでいて、微笑ましい印象的な場面であった。

快速馬なのだが故障がちなので年齢の割りに戦績は少ない。
しかし寄せられる期待は大きい。

今日はその馬が始めての馬場であっさり逃げ切った。万全のレースではなかった
ようだが力が違った。
ゴールを駆け抜けるのをテレビで見ながら厩務員氏のお母さんははるばる応援に
駆けつけたのだろうか?と思ったことだった。

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