ライン出版編集部

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ピアノの師、逝く

2012-04-27 01:11:00 | Weblog
リタイア組だから、いえ、だからこそ、かもしれないけれど
小学1年生からお世話になった若松紀志子先生の訃報を聞いて大変な悼みを感じています。

芸大を出て、やはり芸大出身の画家光一郎先生と結婚。
おしどり夫婦でいらした。

東京からいわきへ引っ越すことになって都落ちを嘆いたとき、
恩師に「地方文化を支える捨て石になりなさい!」と諭されたという話は有名。

その恩師の言葉通り
いわきの芸術文化には大変寄与されました。
いわきで若松先生といったら知らない人はいません。
そして若松先生の指導を受けたというだけで
「ホッホー」と偉い人みたいに思われる。
大変名誉なことなのです。

お弟子さんの筆頭が指揮者コバケンこと小林研一郎さん。
リタイアしたreinであっても
コバケンと同門であることは誇りです。

光一郎先生は、練馬区在住の画家野見山暁治さんと親交が深く、
池袋モンパルナス時代を共有する画家です。
光一郎先生の遺作展が銀座で開かれたとき
野見山先生は画廊に駆けつけて紀志子先生と会っています。
その話は野見山先生から直接伺いました。

話がそれましたが
幼なじみのKちゃんから先生の訃報がきました。
Kちゃんは「不思議なのよ、訃報が届いた日、近所のスーパーに行ったらお花売り場にアザミがあったの」。

紀志子先生が主宰するピアノの会は「アザミ会」。

「いまどきアザミが売ってるなんて、
それが目に入るなんて、
先生からのメッセージのように思えたわ」とKちゃん。

先生のご冥福を祈ります。

合掌

ウィキペディアで紹介されています。
http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E8%8B%A5%E6%9D%BE%E7%B4%80%E5%BF%97%E5%AD%90/?from=websearch





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