ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

「誰も知らない」、辛くて二度は観れません。

2007-01-14 23:16:55 | 映画
今日もレンタルビデオネタです。「誰も知らない」を、話題作だったので観ました。「主演の柳楽優弥が史上最年少の14歳という若さで、2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた話題作。『ディスタンス』の是枝裕和監督が実際に起きた、母親が父親の違う子供4人を置き去りにするという衝撃的な事件を元に構想から15年、満を持して映像となった。女優初挑戦の、YOU扮する奔放な母親と子役達の自然な演技も秀逸。母の失踪後一人で弟妹達の面倒をみる長男の姿は、家族や社会のあり方を問いかける。(シネマトゥデイ) 」(YAHOO!映画より引用)    ここの所、しんどい映画ばかり選んでしまって、2時間20分、長かったです。淡々と、しかもすごくリアルに表現されていて、観ていて、だんだん辛くなる流れです。しかし、なぜか涙もでません。なぜかなあ。この映画のメッセージ性の強さに圧倒されるからでしょうか。大人はあてにできない、兄弟離れ離れにならないために、努力する長男の、けなげな姿に心打たれます。そして、決して良心を汚さない所も。一見、ネグレット(子ども虐待)がテーマのようですが、タイトルから想像すると、これは子供たちから、大人社会全体への警告とも読めます。子供たちの、たくましく生きる姿に素直に握手を送りましょう。
(この映画、終わってエンドクレジット(ゴンチチの軽やかな音楽とともに)が流れている時、急に涙がでて止まらなくなりました。子役たちの名演技のためでしょうか。)

オフィシャルサイト
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YAHOO!映画
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=320084