碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

『真夜中のカーボーイ』  Midnight Cowboy アメリカン・ニュー・シネマ

2010-11-08 22:33:04 | Weblog
大都会ニューヨークで一旗挙げるべくテキサスからやって来たジョー。だが、現実は厳しくいつしか孤独感にさいなまれる中で、彼はラッツォと呼ばれる小男と出会う。肺を病み、片足が不自由なラッツォの夢は太陽が輝くマイアミに行くこと。やがて奇妙な友情で結ばれた2人は、大都会の底辺から必死で這い上がろうとするが……。

1969年度アカデミー賞主要3部門受賞(作品賞/監督賞/脚色賞)
 監督:ジョン・シュレシンジャー
脚本:ウォルド・ソルト

主演 ダスティン・ホフマン、ジョン・ボイト

60年代後半からの俗に言う、アメリカン・ニュー・シネマの代表作の一つ。
これも当時、リアルタイムで観たが、ダスティン・ホフマンの演じる
ラッツォの、うらぶれ、汚れた姿が、強く残った覚えがある。

1969年は、アポロ11号、前年には、マーティンルーサーキング牧師暗殺。
混迷の時代に入って行くアメリカ、ニューヨーク。
ニルソンの「うわさの男」がバックに流れ、その大都会を
うろつく主人公のヴォイドとホフマン。
その姿を、日本で焼き直した「傷だらけの天使」も思い出す。

ヴォイドがアンジェリーナ・ジョリーの父親と知って驚いた。