ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

これ! ジャケ #47

2010年02月09日 | musics
何だかゴタゴタしているうちに時は経ち、打ち合せの時間となっていました。なので、今日は展示は見れずに終わりましたね。

フィルム仕立てにした名画のワン・シーン写真に線描の楽器イラスト。なかなかシャレオツなレコード・カヴァー、小粋な感じです。使用している手書きタイポも素敵! 内容にマッチしていてイイ雰囲気が出てますね。収録曲はもちろん全曲、ヒット映画のカヴァーで、ピアノ、ベース、ドラムス、ヴァイヴス、クラリネット編成の藤家虹二クインテット
によるムーディなジャズ・インスト・ナムバー集です。アダルトな装いを感じるナイスな一枚。

映画主題歌をジャズ・コンボで! / 藤家虹二クインテット (ビクター株式会社 SLV2) 10吋LP [1960]

これ! ジャケ #46

2010年02月03日 | musics
今日は一日、スタヂオ仕事でした。なので、久しぶりにレコード・ジャケット紹介を。

先日、竹久夢二氏の作品を見に行った際に夢二氏のイラストを使用したアルバム・カヴァーの写真を掲載しましたが、今回はまた違う夢二氏による作品のジャケットです。イラスト的ではなくしっかりとした絵画ですね。カフェの女給さんを描き、物憂げな表情が印象的で叙情感漂う画面は懐メロの名ナムバーばかりが収録された内容にピッタリです。昭和34年当時からみた懐メロの名曲、名歌手の方々による素敵な唄声が収録された一枚。

あの日 あの頃の歌 (コロムビアレコード AL143) 10吋LP [1959]

これ! ジャケ #45

2010年01月13日 | musics
今日も一日、内勤してました。

かなりセンスの良いデザインのレコード・カヴァー。爽やかなイメージが漂っていますね。アルバム・タイトルにピッタリのデザインではないでしょうか。写真と五線譜のレイアウトが絶妙で色彩が美しいです。内容はタイトル通り、海にちなんだ唱歌や民謡、クラシック・ナムバーが多彩なアレンヂで演奏されたムード・インスト曲集。ストリングスやハープと言った楽器による美しい音色の楽曲が収録されています。

海のムード / ストリングス・エマノン, ビクター・ハープ・トリオ (ビクター株式会社 LV604) 10吋LP [1963]

これ! ジャケ #44

2010年01月09日 | musics
今日は年初の墓参りへ行き、帰宅してからはひたすらレコード整理に励みました。出窓を塞いでレコード・ラックを置いているのですが、前々から夏場、西日が当たってレコードがダメージを受けそうで困っていたので、窓の裏から反射シートを貼り、尚且つ、ラックの裏面にもシートを貼って二重に日光の熱対策を施したのです。夏になってみないと分りませんが、これで一応、ひと安心。まぁ。いろいろやり始めるとハマってしまいますね。やっぱり、そんな性格の自分ですが....。で、夜は自分が先月から隔月で皿廻しを始めた近所にある旧知の知人がやっているバー「ハリハラ」の開店4周年記念でDJです。

イカしたデザインのレコード・カヴァーだと思いません?! おシャレでキュート、色目もポップで良し、タイポもグッド! まさに1960年代の日本に於ける優れたグラフィック・デザインの作品と言えるでしょう。ステージを照らすスポット・ライトを表現した処なんて絶妙。ホントにナイスです。ですが、内容はカヴァーのデザインにあまりそぐわない (?!)、塩化中心のかなりベッタベタな1962年の歌謡ヒット曲集。自分が生まれる前年のレコードですから、収録されている歌手の方々をほとんど知りません....?!

花のステージ 第15集 (ビクター株式会社 LV262) 10吋LP [1962]

これ! ジャケ #43

2010年01月05日 | musics
これ! ジャケ #43
今日は今年の美術展巡り初日にしようかと思っていましたが、なんだかんだと用事があって出掛けるタイミングを逸してしまいました....。明日に見送りです。

とても素敵な意匠のレコード・カヴァーです。このジャケットのデザイン、何と言ってもレイアウトがバツグンだと思いませんか?! 今はいろいろ規制もあるでしょうから、写真の様な紙テープと言うものは見かけなくなってしまいましたが、昔はそれこそスターのステージには紙テープが付きもの。ジャケ写の様に色とりどりの紙テープが客席からステージへと投げ込まれたもんです。人気のあるアーティストやタレントほど、その数は多く華々しいステージでした。紙テープは船出の時にも使用されていましたね。船出する者と見送る者、紙テープで想いを繋ぎ別れを惜しむ光景が見られました。紙テープは昭和アイテムのひとつですね。内容の方は1962年の歌謡ヒット曲集で、美空ひばり女史から村田英雄氏、北島三郎氏、小林旭氏など錚々たる顔ぶれの名曲が収録されています。

コロムビア花のステージ – 一九六二 うたのハイライト (コロムビアレコード AL5016) 12吋LP [1962]

最近のマイ・ブーム?!

2010年01月03日 | musics
さて、今年の正月三箇日も今日で終り。まあ、早いもんです。今日は家でまさに寝正月してました。で、最近、昨日もディスク・ユニオンにレコードを掘りに行きましたが、頻繁にレコード屋に通ってます。それもアナログ盤、しかもパンクやニュー・ウェーヴのレコードが大半を占めているんですが、それは何故かと言えば、今、中古アナログ盤は底値ですね! とにかくメッチャ安い! 自分が高校生時分には欲しくても購入出来なかったものが、かなり安価で入手出来るのです。買い戻し系も結構ありますが。ホント、嬉しい限り。そこで、ぼちぼち集めているのが、写真の様なパンク、ニュー・ウェーヴ系のオリヂナル7インチ・シングル。スリーヴのデザインがカッコ良いし、やっぱりシングル盤のサイズは愛おしいです。自分で言うのも何ですけど、まぁ、また蒐集アイテムが増えてますが....、どうなの!!

これ! ジャケ #41 & #42

2010年01月02日 | musics
昨日の夕方、実家から帰宅。今日は早速、展示へ訪れようかとも思いましたが、まぁ、三箇日ぐらいはのんびりしようかと。なので、近くのディスク・ユニオンへレコードを掘りに行ったりして過ごしました。そんな訳で今年、そして正月っぽいレコード・ジャケットの紹介でも。

先ずは今年の干支「寅」のイラストが描かれたレコード・カヴァー。凄みのない (?!) 虎は何とも愛嬌があり、周りにいる子供や動物達も可愛らしいです。色彩がやさしくて良いですね。このレコード、塩化ビニール盤ではなく、”MUSIC CARD” と言うピクチャー・ソノシートの3枚組で物語と歌が収録されていて、まさに「声のえほん」。子供向き楽しい内容のレコードです。

いたずらとらのこ ひかりのくに声のえほん (ひかりのくに昭和出版/VICTOR MUSIC CARD) 7吋ピクチャー・ソノシート3枚組 [1960]



そして。もう一点。こちらは富士山と日の丸、日本の正月と言う呈のイラストを使用したシングル・カヴァー。めでたい感じがしますね。そしてイラスト、色彩、タイポ、意匠、どれもがイイ味出しています。内容は日本ブラス・バンド (随分、大っきなバンド名ですが?!) の勇壮な演奏による「君が代」、「軍艦マーチ」など、4曲が収録された一枚。最近、こう言ったサウンドを聴く機会が減りましたが、聴くと元気が出て、たまにはイイもんです。

ブラス・バンド名曲集 / 日本ブラス・バンド (コロムビアレコード AA34) 7吋シングル [1955]

“CD BOX SET” も好き!!

2009年12月27日 | musics
昨日、神戸から最終便の新幹線で戻って来て、自分ちの近所で昔からの知り合いが営んでいるバー “willow tree” の開店3周年記念で皿廻しへ。そんな訳で朝帰り、昼間は脳が働かず、夕方になってやっと頭の中の霧が晴れた状態。それでもって、いろいろとこなさなければならない用事をしていたら展示へ訪れる時間はなくなっていました....。それから夜は “THE 69YOBSTERS” の忘年会へと出掛け、ひと盛り上がりの一日でしたね。

さて、最近、写真のCDボックス・セット2点を入手しました。自分は何かとCDボックス・セットも好きで、ついつい購入してしまいます。今回は、まさに自分が10代の頃から好きで堪らない “KRAFTWERK” と “DEVO” のものをゲット! クラフトワークはCD8枚のリマスタリング・ドイツ語版セット、ディーヴォの方は去年リリースされていたので、やっと入手と言う感じです。自分はボックス・セットが何故好きかと言うと豪華な装幀とオマケ的なものが付いている処で、CD自体はもちろん、そこにかなり惹かれますね。そんな訳でクラフトワークの方は英語版も購入予定です。

DER KATALOG / KRAFTWERK (KLINGKLANG/EMI KLANGBOX 002DE [ドイツ盤]) 8CDs Set
this is DEVO box / DEVO (ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-12955/61) 7CDs Set

これ! ジャケ #41

2009年12月22日 | musics
今日は一日、スタジオ仕事でした。そんな訳でジャケット紹介を。

戦後昭和期の風景を撮った彩色写真を使用したアルバム・カヴァー。色使いやタイポのデザインがナイスです。「東京の音」と題されたこのレコード、街中に於ける雑踏の音やガヤ、夜鳴きそば、浪曲、子供の遊び声など、フィールド・レコーディングと呼べる音源が収録された一風変わった内容のもの。東京の歴史を、ある一面から記録した興味深い品でもあります。下の写真の様にジャケット裏の解説が全て欧文なので、たぶん日本を訪れた外国人向けに販売していたレコードだと思われますね。いろいろなレコードがあるものです。1950年代終りか60年代初頭にリリースされたものでしょう。是非、第一集も入手したいです。

[ジャケット裏]


東京の音 TOKYO, Its PEOPLE and SOUNDS vol.2 (東京芝浦電気株式会社 JLP1009) 12吋LP

これ! ジャケ #40

2009年12月13日 | musics
今日はイヴェント明けで頭がボーッとしている上に天気が悪かったので家にて過ごしました。本日、会期終了の見たい展示があったのですが....。で、久しぶりにジャケットの紹介を。

カクテルにインコ。色目が鮮やかで目を惹くアルバム・カヴァーですが、よくよく見れば結構、シュールな写真かも?! 何とな~く、物悲しさ感がある様な気がしますね。でも、タイトルや曲目は巧い具合に配置されているデザインだと思います。アルバム・カヴァーは内容とはちょっと外れていますが....。で、内容はビッグ・バンドの演奏による当時のヒット歌謡曲インスト・カヴァー集。なかなか凝ったナイスなアレンヂによる楽曲揃いです。

キング・ヒット・メロディー《第1集》モダン・タッチ歌謡軽音楽シリーズ《その2》/ 楽団ゲイスターズ・プラス・アルファー (東京・キングレコード株式会社 LKF1369) 10吋LP [1963]