オイラの爺ちゃんは、「鶴之丞(つるのじょう)」という名前だった。
まるで役者のような名前だったが、生き方は地道で、真面目で、
朝晩には決まって、仏壇にお経を唱える僧侶のような人だった。
冬になると地域の人たちが不便しないように、頼まれてもいない
一般道路の除雪を率先して行い、身内と他人の区別なく、幼子を
慈しんだ人だった。
中でも一番の愛情を注いでもらったのがオイラだと思う。
とにかく「孫は目の中に入れても痛くない」といわれるが、まさに
爺ちゃんのオイラに対する愛情はそんなものだった。。。。
オイラが中学3年の時に爺ちゃんは他界した。
晩年によく口にしていた言葉は
「お前が偉い人になるまでは生きていれないだろうなぁ」
つぶやくように、そう言っていた。。。。
爺ちゃん、ごめん。
オイラは今でも、ぜんぜん偉い人には成れません。。。。。
それでも、爺ちゃんと同じように周囲の人を気遣いながら、
一生懸命、真面目に生きています。。。。
こんなオイラは爺ちゃんの期待に応えられているのでしょうか。。。。
育てていただいた愛情に報いているのでしょうか。。。
一人の夜長。
そんなことを考えて、ついつい涙ぐんでいる。。。。
ラッコマン・オリジナルソング
故郷の歌 http://www.youtube.com/watch?v=ooL0LlZLyrA
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