還暦をぐくると、以下のような意味合いがあるようだ。
「60年で十干十二支が一巡してもとの暦に還(かえ)ることから、60歳の誕生日を「暦が一巡するまで長生きした」ということで祝うようになりました。」
この説によれば、61歳を越えているオイラは、残りの人生、儲けものと言えるのかもしれない。
確かに時代は変わっている。
人間の寿命も伸びた。
医療も進歩している。
だが。。。だ!
60歳を越えた我が身を考えると、眼は老眼で着実に見えなくなっている。
身体が言うことを聞かない。
60歳で定年を設けているのには、それなりの意味合いがあるのだろうと思う。
政府の無策で崩壊した年金制度のしわ寄せを一方的に、我が身に背負わせれるのは、納得できない。
再任用制度という隠れ箕で、これからの若い人たちの人生を狂わせてはならない。
年金制度の抜本的な見直しが必要だ。
今の年金制度はすでに破綻していることは明らかだ。
還暦を素直に喜べない、祝ってもらえない現在の社会は本当に哀しい。
この哀しみは、将来の若者にも平等に訪れだろう。
本来は尊敬されるべき老人たちが、あたかも社会の邪魔者扱いされるような現状は、我が国のポリシーが問われる一大事なのだ。