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■ラッコマンの喫茶室■

北海道からオリジナルフォーク、クルマの話題などを発信します。

スマートキーのスマートではない落とし穴。

2017-04-11 | 日記

先日のことだ。

札幌市の中心部のコイン駐車場にクルマを止めた。
自宅を出て高速道路を20分ほど走り、ごく自然に、その駐車場にバックで止めた。

エンジンを切って、ドアを開け、いつものように外からドアロックボタンを押した。

「あれ~」
何度ボタンを押してもロックが掛からない。

半ドアだったか?
オイラは半ドアに気付かず20分間も高速道路を走ってきたのか?
おいおい、いくらボケ老人でも、そんなはずはないな。

半ドアなら警告ランプが点いていたはずだし。

ではなんだ?
もう一度、運転席に座って落ち着いて確認してみよう。
とにもかくにも、まずは、エンジンをかける。

「あらら?」

ハンドルがロックされたまま、動かない。
イグニッションキーも、まったく動かない。

いったい何が起こっているんだ?

さっきまで快調に走ってきたのに、いきなり故障?

そんなはずはない。

バッテリー端子が外れたか?
ボンネットを開けてみる。
特に異常はない。

ではなんだ?
運転歴40年、初めての体験だ。
周囲を見た。

そこに看板があった。

「この駐車場は、地下の赤外線センサーで管理され、24時間、録画されています」みたいな内容だった。

もし、駐車場から出ている電波が干渉して、オイラのスマートキーが使えなくなっているとすれば、納得できる症状だ。

そこで看板にあった管理会社に電話。

「駐車場に駐車したとたんにクルマが動かなくなりました。オタクの電波と干渉していることは考えられませんか」

先方曰く
「クルマの故障はクルマ屋さんに言ってください」

だから。。。
アンタにクルマを直せと言っている訳じゃないでしょ。
喉まで出かかった言葉を飲み込む。

「過去に、この場所で突然、クルマが固まってしまうような前例はないですか?」

「フフ、知りませんね~」
鼻で笑われた。

この人に、何を行っても無駄だな。
プロ意識の欠片もない。

さて、どうしよう?
とりあえず、インスパイアを購入して、点検でもお世話になっているホンダさんに電話。

担当者さんが不在ということで、システムの分かる人をとお願いした。
いろいろ状況をお話したが、何ともしようがないということで、ロードサービスを呼んでくれとのこと。

「どこか近くのホンダさんから来て、ちょっとだけ見て貰えませんか?
突然、止まったので、もしかしたら大した故障ではないような気がします。駐車場の電波が干渉しているような感じです」

「あまり聞かない話ですが、整備の人間と検討して折り返し電話します」
数分して、お付き合いしていただいている担当者さんから直接、電話がきた。

「もしかしたらスマートキーの電池が切れたのかもしれません。いきなり動かなくなることは考えにくいですが、解決手段としてはスマートキーから本キーを外して、直接、イグニッションキー部分に差し込んでやってみてください。」
なるほど、なるほど。。。
で、イグニッションのどこに刺すんですか?
蓋がしまってます!

「蓋をこじ開けてください」
えぇー壊れますよ~。プラスチックですよ。
バキーっ
割れるような音がして蓋が取れた。
人差し指から、わずかに出血が。。。

痛~(涙)

本キーを差し込んで、祈るような気持ちでキーを回す。

ギュルルン!
力強いセルモーターの音がしてエンジンが一発始動。

よかった~
安心して指の痛みがぶり返す~(涙)

ホンダさんのアドバイスに従い、スマートキーのボタン電池を新品に交換した。
それ以来は、トラブルの気配さえない。

やっぱりあの駐車場が、やばいんだな。

電波干渉のため、弱っていたスマートキーが使用出来なくなったのが一番の原因のような気がするが電波干渉でないとすれば、心霊現象か~

オォ、怖ーい
もう二度と、あの駐車場には止めないぞ。

帰宅してからインターネットを検索したら、こういうトラブルは、結構あるようだ。

いずれもコイン駐車場が多い。


それにしてもだ。

これで、このキーを「スマートキー」と呼べるのだろうか。

持ち運びも重いし、トラブルには弱い。
指は切るし。。。
電池は一年持たないし。。。

とってもスマートではないような。
普通のキーの方がよほどスマートなような気がするが、オイラの気のせいだろうか?

皆さんも、スマートキーの電池交換はお早めに。。。

お気をつけくださいね。

コメント
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