3月13日(月)
何年何組と書かれた教室の木札の下には、子どもたちが通ってくる町名の書かれた札も下がっています。
これは、今日から始まる「地区児童会」で、町ごとに子どもたちが集まる教室を表しています。
「地区児童会」の目的は、いざという時に、一斉下校グループで集まり、素早く下校や避難などの対応ができるようにするため、日頃から顔見知りになっておこう、そして、上級生のリーダーシップのもとまとまって行動できるようになっておこうというもの。
危機対応のための、大事な集まりです。
それぞれの教室で、5年生のリーダーが自己紹介をしました。
そして、話し合いを進めていきました。
通学路の確認も行われました。
特に、通学道路が道路工事中になっている地区では、安全な通り方の指導もありました。
電子黒板で通学路を確かめる地区もありました。
また、校区外から通学している約50人の子どもたちも、1つの教室に集まり、集団下校の際の動き方について指導がありました。
続けて、春休みの過ごし方について話し合いました。
「帰宅時刻は、3月31日までは5時。4月1日からが6時です。しっかり守りましょう」
など、5年生の子どもたちが、大事なところを読み上げて、下級生へ分かりやすく伝えてくれました。
地区児童会が終わりました。
集団下校の開始です。
まず、放課後児童クラブの子どもたちを、5年生が連れてきてくれました。
放課後児童クラブの子どもたちは、靴を履いて、なかよし広場に集まりました。
そして、半分の子どもたちは、唐津幼稚園へと向かいました。
残り半分の子どもたちは、大志小にある教室へ入りました。
続いて、集団下校をする子どもたちが出てきました。
「集団下校」とは、同じ通学路を変える子どもたちが、1つのグループを作ってまとまって下校すること。
下校時間を揃え、誰と帰るかは自由の「一斉下校」とは、区別しています。
一緒に下校する子どもたちが揃っているか確認したり、道順を確認したりしている5年生の姿がありました。
5年生が列の前後をおさえて、まとまりを作って下校開始です。
このように、集団下校をすることになるのは、主に、大雨や台風等により、早く帰宅させたがよいという判断が出た場合のことです。
原子力防災対応の場合は、地区ごとに集まるところまで行って、その後は保護者への児童引き渡しとなります。
「地区児童会」は、この2つのケースについての危機対応として、いざというときに素早く動けるよう、来年度以降は年間行事の中に位置づけて、定期的な訓練を行うことにしています。