珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

名曲45.神無月にかこまれて 井上陽水

2008-10-08 17:55:59 | 名曲
名曲シリーズではこれまで、時節柄を意識した名曲としてクリスマスシーズンにあわせた
この曲や、バレンタインを意識したこの曲をエントリーしてきました。両曲とも書き出しに
「たまには時節柄を意識したエントリーを…」という表現があるのは、ご愛嬌として下さい(笑)。
そして、その時節柄を意識したという意味で、今回のこの曲も取り上げたいと思っておりました。

井上陽水の名曲として知られるこの曲が、世に出たのは1972年とのこと。もちろん、
僕がこの曲を知ったのはずっと後のことになります。ではなぜ、僕はこの曲に魅かれるものを
感じたのか。おそらく「神無月にかこまれて」というタイトルそのものに、関心を覚えたのでしょう。
自分のことながら、なにか他人事みたいに記していますが、もはや最初の動機を覚えて
いないので。まあそれも良しでしょう。男と女が恋に落ちたとき、どちらが先に相手に
魅かれたかなどというのは、どうでもいいことでしょうから。よく分からない比喩ですけど(笑)。

僕がこの名曲に対して感じる印象は、凛とした雰囲気を持つ曲だなということ。
このようなコトバの世界が歌われていきますが、神無月という時期を美しくかつ鮮烈に表現した
コトバだなと思いますね。また今このコトバを見返すと、1972年という時代も感じることが
できますわね。「風がさわぐ 今や冬隣り」「息をひそめて冬を待つ」といったコトバは
1972年という時代なら、神無月はもはや冬が間近い時期であったのだろうなと教えて
くれるような気がします。今なら、そこまではまだいかないかなという気がしてね。
それこそ、10月下旬あたりでも、冬隣りというよりは紅葉が隣りというイメージでしょうから。

陽水の曲は、歌い継がれて欲しい曲が数え切れないほどありますが、この名曲も歌い継がれて
ほしいものです。それこそ、陰暦10月を神無月とは称さない出雲地方においても(笑)。


ところで、スポーツの世界において、出雲の10月には全日本大学選抜駅伝が行われますね。
字面だけを見れば、どう考えてもこの大会が大学駅伝の最高峰の競走ですわね。全日本
なのだから。ところが、世間一般の扱いでは、どう考えても箱根駅伝の方が位が高い。
国内の全国レベルの大会が行われるスポーツ多しといえども、駅伝の世界だけではないですか。
全日本選手権よりも、出場校のエリアが限定された関東大会の位置づけのはずの箱根駅伝こそ
価値があるというのは(笑)。
コメント (2)
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