珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

08.J1.30節東京‐鹿島

2008-10-27 20:03:21 | サッカー
この試合を迎えるにあたり、クラブサイドだけでなく、僕の周囲の東京サポーターの多くの方が
本当に気持ちを込めていたという事実をまずは記しておきたいですね。もちろん、最終的には
選手・監督・スタッフの頑張りこそが勝利を呼び込んだわけですが、それを後押しする力として
多くの東京サポーターの「強い気持ち」も間違いなく支えになっていたと思う。まさしく、
東京を支える全ての人が一丸となって得た勝利だといえるでしょう。それを喜びたい。

味スタでいつもの席に着くまでに複数の知り合いの方とお会いしましたが、僕自身、
お会いした全ての方に対して、「今日は絶対に勝ちましょう!」という言葉を述べさせてもらって。
イレコミ過ぎという見方もできることではあるんですが、盛り上がり、高ぶった気持ちを
無理に抑え込む必要もないだろうと思いましてね。この気持ちのまま、試合に臨んだうえで
鹿島に勝ちたいという思いが強くて。もちろん、僕が試合をするわけではないんですが(笑)。

キックオフ時から東京の強い意気込みを感じる試合でした。ただ一方で、その勢いだけで
突っ走ってしまうのではなく、選手一人一人の任務はきちんと遂行されていたとも思います。
熱さとクールさを兼ね備えたハートを持って戦い抜いた、とでも言いましょうか。
奇襲をかけて勝ち点3を掠め取ったのではなく、鹿島相手に真っ向勝負を挑んだうえで、
勝利を得たのですから。本当に嬉しいですよ。

全ての選手が素晴らしかったですが、僕が選ぶこの試合のMOMはカボレでしょうか。
先制ゴールといい、その後の2アシスト(2点とも彼のアシストといってもいいでしょう)といい、
さらに危機を察知した際には自陣深くまで戻ってディフェンスする姿といい。昨日の彼には、
もう賛辞しかないですな。またカボレや長友が左サイドを幾度となく駆け上がったことで、
鹿島の内田を押し下げられたことは、この試合の大きなポイントだったでしょう。加えて言えば、
石川も新井場を押し込むことができていましたし。鹿島相手に高い位置取りをするのは
勇気のいることでもあるはずですが、見事な内容でした。

言うまでもないことですが、羽生の存在の大きさも改めて感じましたね。彼の豊富な運動量が、
GKおよび最終ラインからトップまでを有機的に結びつけてくれるというような。また前線での
激しいチェイスといった部分に平山の大きな意欲も感じましたし、サイドラインを割りそうになった
ボールを猛然と追いかけ、マイボールとしたモニのビッグプレーも間違いなくこの試合の
ハイライトの一つでしたね。その後のフィードにも、モニらしさを感じましたけど(笑)。

昨日は本当に緊張感あるハイレベルな試合内容でしたが、これは相手が良かったからこそ
できるものでもありますよね。いつもご一緒させていただいている方との会話において、
鹿島の質の高いサッカーが東京の良さをも引き出してくれる可能性はあると思います、
といった趣旨のことを語っていたのですが、昨日はまさしくそうなってくれて。その意味では、
リーグ戦残り4試合にも、昨日と同じような意識で臨むことを忘れてはならないのでしょう。

昨日の勝利により、東京が今シーズン最後まで、緊張感ある戦いの中に身を置いていける
資格は得られたでしょう。その一つ一つの戦いが、東京をより高い次元に導いていって
くれることを信じ、残り試合の緊張感を存分に楽しみたい。そんなことを考えています。
ここ数シーズンに比べ、なんと幸せな話でしょうか(笑)。

PS-昨日の勝利により、来シーズンも東京がJ1で戦えることが、完全に確定いたしました。
厚く感謝申し上げます(笑)。
コメント
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