SAKIMANIA~目指せ!?日本一のカオラー~

ゴスペラーズ、杉山清貴&オメガトライブ、杉山清貴氏、そしてまさかのSixTONES(笑)にドハマリ中のさっきーのブログ。

仮タイトル「SAYONARA」

2007-09-19 22:15:20 | ドリー夢小説
お待たせしました
久々掲載。○○はご自身の名前入れてください。

それは突然だった。
「もう終わりにしよう・・」
久しぶりに遊びに来たカオルは部屋に入るなりそう言った。
「嫌いになったわけじゃない。ただ・・もうここには来れない。
もう・・会えない・・」
消えそうなくらい小さな声でカオルは言った。
私の顔を見ようとはせずうつむいたまま。
いつかはこんな日が来るってわかっていた。
付き合うことになってからそれが不安で不安で・・。
けどどうせなら自分から別れを告げたかった。
捨てられるのだけは嫌だった。それなのに・・
こうなったら仕方ない。
「いいわ、別れてあげる」
私はそういうと右手をカオルの前に差し出し、握手を求めた。
「素敵な想い出ありがとう」
精一杯の作り笑顔でカオルの左手を握った。
こうしてカオルに触れるのもこれで最後。
こうしてカオルがこの部屋に来るのもこれで最後。
こうして二人きりでカオルと過ごすのもこれで最後・・
絶対泣かない、カオルがこの部屋から出て行くまで泣かない。
そう心に決めたのに急に目の前が真っ白になって涙が溢れてきた。
泣いてすがるなんてみっともないマネなんかしたくないのに
涙が止まらない。
あれ、涙が止まらないだけでなく身体が揺れる。
何でこんなに身体が揺れるの???

「おい、○○、どうした??」
カオルの声にハッとした。
目の前にはカオルの鍛え抜かれた胸板が。
胸周りは水で濡れていた。それが水ではなく涙だと気づくのに
数秒かかった。
「怖い夢でも見たの?何か冷たい感触があったから
おかしいなと思って起きたら、泣いてたから・・」
子供をあやすかのように優しい声でカオルが尋ねてきた。
先ほどまで見ていた夢を話すと、カオルは少しムッとした顔をした。
「何で別れなきゃなんないんだよ!こんなに愛してるのに。
そういう夢見るって事は俺と別れたいって願望が多少はあるって
事なのか?」
怒ったようにカオルが言った。
「あるわけないでしょ?ずっとこうしていたいのに・・」
そういうと涙で濡れてしまったカオルの胸に顔をうずめた。
温かくて広くたくましい胸・・ずっとこうしていられたら・・・。
「俺も・・ずっとこうしていたい・・この先もずっと・・」
優しく私の髪を撫でながらカオルは言った。
そして落ち着きを取り戻した私をぎゅっと抱きしめた。
優しく、そして強く。
「安心して、何があっても絶対別れないから・・」
「・・・」
ただただ頷くだけだった。
その言葉と優しい抱擁だけで十分だった。
「ずっとずっと一緒にいよう・・」
優しい抱擁が激しい抱擁に変わるのに時間はかからなかった・・・。

某カオラーさんから「yes,no,yes・・」で話書いて欲しいとの
要望がありましたが、モロやんか!!
それは最終回ということで(え?)