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女相続人

2011-02-15 | あ行の映画

 

監督: ウィリアム・ワイラー
出演: オリヴィア・デ・ハヴィランド、モンゴメリー・クリフト、ラルフ・リチャードソン
モナ・フリーマン、ミリアム・ホプキンス

ストーリー
19世紀中頃~1850年代のニューヨークの高級住宅街。
ある裕福な医者の娘キャサリンは容姿の悪さ故、性格は内気、社交性といえば無し
ダンス・パーティの日、男達からはフラれてヤケから、お年寄りと踊ったりした
モリス という男が彼女の前に現れる・・・彼は 貧乏
貧乏だって良いわ!!!!だって、彼は私を気に入ってくれる唯一の男性だもの
そして、プロポーズに向かい、彼女は絶頂の喜びmaxだった

ところがこれまた大変なコトに 父は、2人の結婚を許さないのだ
あんなヤツ おまえみたいな何も取り柄のない女に、恋するワケ無いさ
所詮は財産目当てで近寄っただけさ
と言い放つ
キャサリンは、この言葉から、父を憎んでしまう
そう。父は父で 妻の出産と引き換えに、娘は生まれたキャサリンなのだ
25年。わずか???長い間???その25年、父はキャサリンを愛していなかった

モリスは「駆け落ちをしよう」と誘いに来る
なんと!!!!モリスは、キャサリンが裕福な父と縁を切ってしまったと知ると
彼女の前から姿を消してしまったのである
そう!キャサリンは騙されていたのだった
キャサリンは、自分を侮辱した父とモリスに復讐をする

前半のキャスリンは、世間を知らない「おじょーさま」
それこそ 純真無垢でとでもいう感覚の笑み
後半の彼女は まさしく「氷の」という表現がぴったり
駆け落ちを誓う・・・
駆け落ちすると遺産は分けられないと知るモリス
約束は、破られた
彼女は 変わる。


キャサリンがモリスの迎えを待っているシーンはなんとも言えなく素敵だ
モリスの「財産か愛か」 「来るか来ないか」
観ている私達は知らないワケなのだ
そして、その心情は、オリヴィア・デ・ハヴィランドの目とムードが醸し出す


燭台と階段
愛は憎しみなのだ!!!!そこで 観ている私達は「決定」するのだ