Saku Loft Garden 野山と一緒

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「ヘクソカズラ」

2006-10-30 | 山野草

2006 08 27 佐久市田口撮影
(屁糞葛) アカネ科
 ヤイトバナは日本全土、東アジアに広く分布する多年草。和名はヤイトバナの他に、ヘクソカズラ・サオトメバナなどの異名があり、標準和名をしのいでヘクソカズラの方が、有名ではないかと思う。しかしヘクソカズラとは、なんともものすごい名前を頂いたものであるが、臭いをかげば納得せざるを得ない。葉を揉むと独特の臭気がする。臭いの強さは季節によって異なり、秋になるとあまり気にならなくなる。ヤイトバナは、花の中心部の色がお灸の跡に似ているからとのこと。サオトメバナ(サオトメカズラ)は、花を並べて早乙女が田植えをしている姿に例えたものという。臭いは別として、花は思いのほか可憐なので、遊びに使われたのであろう。果実は光沢のある球形で、茶花としても用いられるが、そのときの名前はもちろんサオトメバナである。

 やせ地・乾燥地・湿地・草原から森林までなど、非常に生育環境は広く、かく乱された場所であればどこにでも出てくる植物である。


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2 コメント

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何とも気の毒な名前です。 (かよちん)
2006-10-30 14:46:40
もの言わぬ花だけに、こんな名前をいただいても、文句も言えず、、、。人間の世界でも、実に気の毒な名前の方もいらっしゃるようです。やはり、何事においても、命名だけは、尊敬の意を持って、つけてもらいたいですよね?

子供の頃の同級生で、止!と書いて、とまると呼ぶ男の子が居ました。由来は、ご想像どおり、8人兄弟の末っ子でしたから、これ以上、産まれないように!との願いが込められているらしいです。当時、身長が低く、おまえは、とまるだからな、これ以上、伸びないんだよ!と言った先生がおりました。今で言ういじめのような事ですね。

しかし、その子は、普段兄弟から鍛えられており、打たれ強い子でした。今は、お酒で有名な会社のアメリカ支店の店長として、大活躍しております。

人生いろいろですね。
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かよちんさん (px3)
2006-11-01 09:19:20
私はこの花を見つけるとよせばよいのに近づいて香り嗅ぎます。
そして都度がっかりします。しかし特別な臭いがあるから忘れられません。
名前とはそんなものでしょうね。特徴あることも大切ですよね。

近頃いじめで子供が自殺しています。名前からなんてあってはなりませんね。
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