映画三昧

ホームシアターでの鑑賞録            。

にぎやかな部屋

2019-02-18 02:45:44 | 読書
「にぎやかな部屋」を読んだ。

星新一の長編小説。
と、思いきや、これは戯曲。


セリフ以外の地の文は、
「夫人、和服の女に話しかける」
といった具合に、見事にト書だ。


しばらく戯曲と気づかんかった。
セリフが多いと読みやすいし、
状況設定が面白くてスイスイ読めた。


長いこと未読やったものが、こんなに面白かったとは。
得したような損したような不思議な気分や。

めがね

2019-02-10 03:53:03 | 映画
「めがね」を観た。

80回くらい観てるはず。
来月、沖縄行くから頭を南国モードに。

排他的やった小林さんが、
最後はもたいさんがなくてはならない存在になっていく過程が良いね。

マンドリンのシーンは、ホンマ観てて幸せでほろ苦い気分に。
夏の終わり感。

あのシーンに合わせて酒を呑んだりする。

ラヂオの時間

2019-02-09 03:50:16 | 映画
「ラヂオの時間」を観た。

素晴らしいですな。
直近2作は全然おもんなかったけど。

時計のアップで12時が迫ってるシーンは、
「レオン」を彷彿するな。


大体なんでも初期がおもろいよな。
ドラえもんも星新一も宮崎も。


でも、本作は全編通して全く退屈せえへんな。
ずっとおもろい。

さざなみのよる

2019-02-03 04:23:20 | 読書
「さざなみのよる」を読んだ。

よかった・・・。

「宿る」「祝福」というキーワードが心に残ったな。

ガンで死んだナスミのことを
「あーかわいそう」なんて思ったけど、
最後まで読む頃には、
「どうせみんな死ぬんやがな」
と思えるようになってた。

これが「富士ファミリー」へと続くんやな。
そっちも是非みたい。


読み終えてから表紙を見たら、
荒井良二の絵から「死」と「祝福」を感じた。


最終回うんぬんのエピーソードはスターウォーズで実際にあったな。
病床で新作を見て満足と感謝で死んでいった人がいるとか。


内容的には満足やけど、
構成が前作の「昨夜のカレー、明日のパン」と同じやな。

水平的。

次作は縦に展開する話をみたいな。