マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

「昴」について

2024-01-27 13:49:53 | ラ・プロムナード・ミュジカル
明日のプロムナード・コンサートの前半で、谷村新司氏へのオマージュとして、「昴」をピアノ曲にアレンジして演奏します。
昴は、1980年に発表された曲で、谷村新司氏の作詞作曲です。
昴とは星のことで、冬の星座プレアデス星団の和名とのこと。
古くは、清少納言の枕草子に「ほしはすばる、ひこぼし、ゆうづつ…」と、夜空に見える星の中で美しいと思ったものを綴った一節があるそうです。
星の「昴」は、王者や農耕の象徴であり、特に古代中国では、物質の豊かさのシンボルとされていました。
歌詞にある「さらば昴よ」というフレーズは、お金や物に対する執着を捨てて、精神的な豊かさを追求する…ということらしいです。

今回演奏するのは、歌詞のないピアノ曲ですから、歌詞の意味にはあまりとらわれず、純粋に曲として感じるままに、ただしコンサートで演奏するという演奏効果もそれなりに取り入れて、仕上げました。
まぁ自分がこういう響きがいいと思うものはそれなりに持っているものだから、どんな曲をアレンジしても似たような雰囲気になってしまうのは、仕方のないことかもしれません。



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