先日といっても、もう数ヵ月前になります。
その時に感じて、議論したことを今になって思い出したので
書きます。
Jリーグの元マッチコミッショナーだった、サッカー界の重鎮
であるN氏とお会いする機会がありました。
その方は現在青少年へのサッカー指導の一環として、児童虐待を
受けて施設に避難する子供達にサッカーを通して精神面のケアや
社会生活にとけ込まそうとする活動をしています。
今お世話している施設には80人ぐらいの子供達がいるそうです。
そんな施設が日本中に400ぐらいあるそうです。
単純に考えると、日本中に80人×400=32,000人もの児童虐待を
受けている子供がいることになります。
子供を持つ親の身でなくても信じられない数字です。
でも、最近のニュースを見ていると、間違いではないでしょう。
(話を聞いてから時間が経っているので、正確な数字は自信が
無いことをお許し下さい。)
一緒にN氏と活動されている奥様が一番困っていることとして
言われていたのが、施設から出なければならない年代に達した
子供達の就職問題だとおっしゃっていました。
虐待を受けていたころ満足に学校に行っていないこともあり、
大学に進学できる学力が不足している子が多いと言います。
また、早く自立したい子がいるでしょうし、手に職をつけたいとか
事務職よりも身体を動かす仕事がしたいという子供もいるでしょう。
しかし、それらの子供の希望をかなえる職がないということです。
これは、施設の子に限ったことではないでと思います。
単純労働のような簡単なところから入って、年数を重ねるに
従って、技術と知識を積み重ねていく。
そんな余裕のある仕事じゃないとついて行けない子供達が
かなりいることは確かです。
これまで大きな雇用の受け皿であった製造業の仕事は高度化され、
中小企業であっても、高い技術と知識が要求されます。
単純労働はほとんど無いか、あってもパートやアルバイトの
仕事とされ、正規雇用は望めないでしょう。
昔であれば、何も知らない人を一から一人前の熟練工に育てる
余裕があったのでしょうが、今はそんな余裕を持って人を
育てている企業は少ないと言えます。
でも、漁業、農業といった第一次産業は仕事の内容として
単純作業は欠かすことができません。
そして、技術と知識の蓄積もできます。
大きな雇用の受け皿になる潜在能力を秘めていると思います。
そのためには、家族経営からある程度の規模集約化による
企業経営への脱却が必要なことは誰にでもわかることです。
農業の企業化、企業の農業参入によって高齢者がほとんどである
専業農家がつぶされるということが、農家保護政策推進者の
反対理由だそうですが、就農者の平均年齢は65歳前後であり、
一般の企業であれば定年を迎えている人が多いといえます。
生活の糧のために働く必要は無いと思います。
こう書くと働かなければ食べられないじゃないかと、
おしかりを受けるかもしれませんが、日本人の平均貯蓄額は
1400万円に対して、農家の平均貯蓄額は3000万円を超えて
いるというデータもあります。
であれば、一般の給与所得者よりもいい生活をできますよね。
おまけに、食費はほとんど掛からないわけですから。
農業(漁業も?)が新しい産業として、日本の発展に寄与
するような政策、制度がでできるよう、強く期待します。
と言っても、誰に期待すれば良いんでしょうね?
その時に感じて、議論したことを今になって思い出したので
書きます。
Jリーグの元マッチコミッショナーだった、サッカー界の重鎮
であるN氏とお会いする機会がありました。
その方は現在青少年へのサッカー指導の一環として、児童虐待を
受けて施設に避難する子供達にサッカーを通して精神面のケアや
社会生活にとけ込まそうとする活動をしています。
今お世話している施設には80人ぐらいの子供達がいるそうです。
そんな施設が日本中に400ぐらいあるそうです。
単純に考えると、日本中に80人×400=32,000人もの児童虐待を
受けている子供がいることになります。
子供を持つ親の身でなくても信じられない数字です。
でも、最近のニュースを見ていると、間違いではないでしょう。
(話を聞いてから時間が経っているので、正確な数字は自信が
無いことをお許し下さい。)
一緒にN氏と活動されている奥様が一番困っていることとして
言われていたのが、施設から出なければならない年代に達した
子供達の就職問題だとおっしゃっていました。
虐待を受けていたころ満足に学校に行っていないこともあり、
大学に進学できる学力が不足している子が多いと言います。
また、早く自立したい子がいるでしょうし、手に職をつけたいとか
事務職よりも身体を動かす仕事がしたいという子供もいるでしょう。
しかし、それらの子供の希望をかなえる職がないということです。
これは、施設の子に限ったことではないでと思います。
単純労働のような簡単なところから入って、年数を重ねるに
従って、技術と知識を積み重ねていく。
そんな余裕のある仕事じゃないとついて行けない子供達が
かなりいることは確かです。
これまで大きな雇用の受け皿であった製造業の仕事は高度化され、
中小企業であっても、高い技術と知識が要求されます。
単純労働はほとんど無いか、あってもパートやアルバイトの
仕事とされ、正規雇用は望めないでしょう。
昔であれば、何も知らない人を一から一人前の熟練工に育てる
余裕があったのでしょうが、今はそんな余裕を持って人を
育てている企業は少ないと言えます。
でも、漁業、農業といった第一次産業は仕事の内容として
単純作業は欠かすことができません。
そして、技術と知識の蓄積もできます。
大きな雇用の受け皿になる潜在能力を秘めていると思います。
そのためには、家族経営からある程度の規模集約化による
企業経営への脱却が必要なことは誰にでもわかることです。
農業の企業化、企業の農業参入によって高齢者がほとんどである
専業農家がつぶされるということが、農家保護政策推進者の
反対理由だそうですが、就農者の平均年齢は65歳前後であり、
一般の企業であれば定年を迎えている人が多いといえます。
生活の糧のために働く必要は無いと思います。
こう書くと働かなければ食べられないじゃないかと、
おしかりを受けるかもしれませんが、日本人の平均貯蓄額は
1400万円に対して、農家の平均貯蓄額は3000万円を超えて
いるというデータもあります。
であれば、一般の給与所得者よりもいい生活をできますよね。
おまけに、食費はほとんど掛からないわけですから。
農業(漁業も?)が新しい産業として、日本の発展に寄与
するような政策、制度がでできるよう、強く期待します。
と言っても、誰に期待すれば良いんでしょうね?