10月27日から稲刈りを始めました。
大きな台風が去り、穏やかなお天気が続いています。
光も風もやさしくて、心地よさにあふれています。
稲刈りはピクニックのように楽しくて、いい気持ち・・・・・。
まずは、陸稲の農林24号。
はじめての陸稲は、目に映る姿も 野山のいのち・・・って感じます。
軽やかで やさしげで しなやかな強さを秘めているようです。
実りはじめの頃 すずめに少し食べられましたが、
キラキラの紐をはためかせると すずめは近づかなくなりました。
籾のさやさやと鳴る音は たとえようのない音色です。
サクサクと刈って 束ねて 天日に干します。
ちょっと一息 田んぼにころんと寝ころんで 流れる雲をながめます。
身体がふわっ~と解かれてゆくのがわかります。
陸稲の稲刈りが終わると古代米です。
緑米は凛々しく立っています。
田んぼで見上げる空は さえぎるものがなく 美しさにあふれています。
秋にはいろんな行事が続くなか、毎日少しずつ、
心と身体にぴったりの分だけ作業をして、
11月10日に稲刈りが終わりました。
自然のリズムを感じながら、春から秋へと
喜びにあふれる農作業でした。
稲刈りあとの田んぼはとても静かです。
始まりなく終わりなくめぐり続けるいのちの世界に、
生かされ生きるよろこびをそっと分かち合いながら
私も静かに田んぼに立ちます。
足元には緑の可愛い冬草たちが
もう次の春を呼んでいるようですね。