自然農稲作教室 2020年
一年間、自然に沿って手作業で
お米づくりにとりくまれたみなさんの感想です。
2020.12.13
◎この一年で大きな心の変化があったと感じます。最初は自給自足に憧れて、今の社会が嫌で、私はこの自然農のスキルを身に着けてやるんだ‼と鼻息荒く意気込んでいました。でも私が想像したよりも、自然・土・風・水、この宇宙というのは大きくて、めぐっていて、色んなことを受容していると感じました。そのめぐりの中にそっと寄り添うのが自然農なのかもと思います。正解や間違いがあるのではなく、ただ田畑には理がどーんとあるんだ、そんな気がしています。来季も参加させてもらいますが、このいのちのめぐりに想いをはせて、感謝しながら、お米作りができればと思います。本当に豊かな一年でした。ありがとうございます。Mさん
◎稲刈りの日にみんなで協力して(手伝ってもらって)、稲刈ったり、束ねたり、稲木を立てたりする作業がとてもスムーズに魔法のように、流れるようでめちゃめちゃ楽しかったです。真由美さんの先導のもと、皆が楽しく共同作業できるというのを体験できて、とっても大切な思い出となりました。できたお米を食べた時に、田んぼで見た景色、カエルや虫たち、皆さんのことや、暑い日ざしのなかがんばったなぁ~とか、夫も送迎ありがとう、とか、いろんな情景や思いの豊さを感じられてとてもうれしかったし幸せだなと思いました。また食べるのが楽しみです。Nさん
◎自然農からたくさんのことを学ばせていただきました。自然界で私たちがどのように生きていけばよいのか?という問いの答えを知れた学び多き1年間になりました。真由美さんや一緒に学んだ仲間たちのおかげで楽しく喜びの多い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。今後は学んだことをいかし、答えを生きていきたいと思います。Tさん
◎今期も自然農で学べたことを心から良かったと思います。昨年とはまた違う畝を経験する事で比較して多くを学ぶことが出来ました。環境が同じようでいて南側、北側では草や虫、稲の成長、またそれぞれの稲への向き合い方など様々な点で個性があります。それを見てどうなっていくかも、観察も、毎回すごく楽しみでした。何より、真由美さんと皆さんとできたことが一番の収穫です。新しい畑を開墾する体験もできました。いつか自分たちで田を持つことができたらという気持ちも強くなりました。「適期的確」という言葉や「自然に沿う」、それは毎日の暮らしにも言えることだなといつも思います。これからも自然な形で過ごすことを思い出して、またいつかやる日を楽しみにしようと思います。自然農に出会えたこと、仲間にとても感謝しています。本当にありがとうございます。Kさん
◎今年は自然農2年目で、1年目は夏場の草刈りがしんどくて腰が痛くなっていたのが、今年は大勢を変えることで身体に負担がかかりにくくなり去年より楽でした。除草剤をまけば雑草が枯れて手間がかからないと安易に考えてしまいがちですが、人間側が工夫することで農薬や肥料にも頼ることなく作物を育てられるとわかりました。良いことでも体に負担をかけすぎたり効率が悪すぎると続けていくのが困難なので、出来るだけ負担にならず楽しく作業をすることで、多くの人が自然農に取り組めると思います。Kさん
◎ 一年目には作業工程を追っていくのに精一杯でしんどかったけれど、今年は何のためにするのかが具体的にわかっていたので割と余裕をもってできました。また、外での実習が多く自然にふれあう機会がいっぱいなのも良かったです。夏の草刈りはしんどいですがその分学びも多く克服したいです。Nさん
◎自然農2年目、自分で種をまき、苗を育て、草を刈り、季節に任せ、稲の成長を観、稲を刈り、自然の力をかりて天日干し、脱穀、籾摺り、収穫をする。充実した一年だったと思うが、まだ目の前のことしかできていないので、3年目は心に余裕をもっていけたらと思う。Oさん
◎今年は三年目の稲作体験でした。少し慣れてきたせいかあっという間に過ぎ去った一年でした。雨が降らない過酷な環境下でも逞しく育つ稲たちに今回も感動させられました。気がつけば、月一度程度の稲作教室に来させてもらうことが私の生活の一部になっており、今後、米作りというものが生活の一部になればいいなと夢見ています。真由美さん、本当にありがとうございました。Yさん
◎稲作教室で3年間学んで、はじめのうちは「できていないこと」に目がいきがちだったけれど、だんだん自分でできないならば「周りの人にお願いする」とか「どうやったらできるかな?」「これはできなくてもよし!」など思えるようになりました。物事に対する見方も、自分のあり方が変化したなぁとしみじみ感じています。゛今に在る゛ということもだいぶできるようになり、自然とそういう状態であることも増えてきました。夏の暑い日の草刈りのこともすぐ忘れちゃうっていうのも「今」をちゃんと生きれているってことかな。! 全ては常に変化していて、私も変化することが好き!、自分だけずっと同じ場所や意識でいることは不自然だし、しんどい。‼ だって宇宙自然界は常に変化しているから。自然農の稲作って生き方そのものだなぁ、人生の学びがたくさんつまっているなぁと思います。自然農の稲作&仲間と出会えたことに感謝です。Sさん
◎稲作教室も4年目になりましたが、毎年違った喜びがあります。今年はコロナの影響で例年のようにみなさんと会話する機会が少なかったのですが、前回の脱穀・籾摺りの共同作業は本当に楽しくて幸せな時間でした。一年間の作業を振り返ると今年は見通しを持つことに加え余裕を感じながら取り組むことができ、年数を重ねるごとに成長しているのを実感できました。同じ作業なのに毎回新しい気づきがある自然農は一度はまるとやめられませんね。来年はどのような学びができるか今から楽しみです。一年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。Wさん
◎自然農と出会って7年目、あたり前のように季節が巡りあたり前のようにお米を手にできた喜びを味わうことができました。この節目はいつも感謝の気持ちがあふれます。コロナ禍にあって、日常がすごい勢いで変化していってもなお、変わらず受け入れてくれる大地。昨年、母が亡くなったことでより一層、受け入れる陰の力の尊さを実感しました。私自身の作業スタイルは反省=学びとして「依存」してしまったと感じる部分が大いにありました。大地は受けいれてくれるし自然はありのまま、だから「少し自分で考えること」に受け身でした。そこに気づけて良かったし学びでした。淡々と粛々とできたことは良かったことです。来年は残念ながら稲作とは離れてしまうけれど、この数年間の体に染み入った感覚、想いとともにいつかは・・と思います。ありがとうございました。Tさん
自然農稲作教室の
栽培方法の技術習得の根底にあるのは
朗らかな心で 大地に立ち
自然界生命界の自ずからの営みに
また、作物の性質に
沿い 応じ 従い 任せ
真にいのちを養うことのできる作物を
この身ひとつで育てる体験です。
それはいのちの世界を見つめ
今に在る体験でもあります。
時代が大きく変化している今
ほんとうの喜びに生きることができるよう
人類全体が真の幸せへと
大きく舵をきることができるよう
まず一人ひとりが
素晴らしい宇宙生命界の
地球という美しい星に誕生した
我がいのちを全うするべく
目覚めた意識で
よろこびの人生を創造してゆけたらと
つよくつよく想い願っています。
八木真由美