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君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

2025年 自然農稲作教室 苗床づくり オケラ対策

2025年03月24日 | 自然農稲作教室2025年
3/22 自然農稲作教室では、苗床をつくる実習をいたしました。


まずはご自分の畝を決めていただき、苗床にふさわしい場所を選びます。
これまで苗床をつくっていないところで豊かな感じのする場所がいいですね。



実習田は日当たり風通しなども全体に良いので、どこに作ってもオッケイですが、畝周囲の溝をモグラよけに利用するため、みなさん角地を選びました。
また、田植えをする時の流れも考えに入れます。



私たちの実習田では、40㎡の畝に対して0.8㎡の苗床をつくりました。



場所を決めると、振りまいた藁をよけて、ざっと草を刈り、夏草の種が落ちている表土をクワで剝がします。その時に、亡骸の層を手で巻くようにはがせる経験もしていただきました。これは、二十数年耕していない豊かさの体験でもあります。


もちろん、平ぐわを使ってきれいに剥がすのが基本ですが、どちらにしても豊かな土の感触を味わっていただけたと思います。


次に宿根草の根を取り除くためにスコップを入れます。


スコップを入れて土をほぐしながら、宿根草の根を除いています。





苗床にあった藁、草、表土などは一か所に盛り、田植えの終わりに苗床に返します。



さて、宿根草の根を取り除いた後は、表土を平らに整え鎮圧です。
まずはクワの背でトントンと平らにして、そして木槌でさらに鎮圧しています。

オケラ対策以外にも、鎮圧は湿り気を保つことになりますし、平らにしておくのは籾の発芽を同時に促すためでもあります。


昨年はオケラの害が多く、籾のまき直しを5/11にされる方もおられました。ほぼ全滅でしたので同じ苗床にまき直しをする場合、何か工夫をしなければまたまた全滅になります。そこで閃いたのが木槌で鎮圧でした。おかげさまで、苗はすくすくと育ち、田植えまでに成長が追いつきました。


オケラだけでなく苗床周囲に溝を掘って、もぐら対策もしています。


今年も稲作教室のみなさんとお米づくりにとりくめる喜びが春の陽にかがやいています。ほんとうにうれしいです。


みなさんの麦も気温の上昇とともに色鮮やかに元気に育っていますね。


大麦のバイオレットです。
あと一か月もすれば、美しい穂を見せてくれることでしょう。


ホトケノザも麦のまわりで春をささやいています。


次回四月は、心はずむ籾蒔き実習です。

耕さず、持ち込まず持ち出さずを基本に、地球のいのちに抱かれながら手作業で取り組む稲作です。みなさんが確実にお米を育てることができるよう、今年も全力で学び楽しもうと思っています。

自然農稲作教室 岡山
八木真由美
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自然農 種の譲渡交換会 2025.3.8

2025年03月23日 | 自然農 岡山 行事

『種の譲渡交換会』が、3/8にありました。
自然農稲作教室(卒業生の方々も含めて)のみなさんと集う機会でもあります。


持ち寄っていただく種も豊富で、みなさん、作付けを考えながらワクワクと選ばれています。


今回は、のんびり自然農園の渡邉さんに、取り組んでおられる畑のお話を映像で拝見しながら聴かせていただきました。これから自給自足を目指しておられる方、土地探しやスタートの畝立てのこと、また、三年で一回りの作付け計画を立て畝を上手に使っておられるのもとても参考になりました。ありがとうございました。


カフェごっこをしてみたかったの、と言われる和香子さんが、しぜんのうカフェをしてくださり、みなさん、和んでいました。


自然農稲作教室も気がつけば今年で12年目です。毎年、素敵な方々と出会い、こうして楽しく分かち合うひと時が生まれ、大きな喜びをいただいています。
種の会は、渡辺恵子さんが企画運営してくださっています。ありがとう。!
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2025年 自然農稲作教室 活動が始まっています。!

2025年03月22日 | 自然農稲作教室2025年
2025年 自然農稲作教室の実習が始まっています。
2月は山に竹取りに行きました。毎年、恒例です。


清々しい竹林に入ってゆくと、みなさん爽やかな氣につつまれて、和気藹々と作業を進められ、とても積極的です。

竹の真っすぐに伸びるエネルギーにふれるからでしょうか。自然の力は素晴らしいです。


竹林では空気もとっても美味しいですね。



かなり長めの竹も切り出しました。細い道を持ち帰ることができるでしょうか。


まずは一本運んでいただきました。


そして、長めの二本は三人で上手く運ぶことができました。


二月の実習は竹取りと畑の畝の整えをいたしました。


突風が吹く中、みんなで美しい畝を仕上げ、春の種降ろしを楽しみにしています。




三好さんがお持ちのノコギリです。竹取りで大活躍でした。


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中村好文さん一生手放したくないもの②

2025年03月03日 | 中村好文さん建築家
今回のブログは、中村好文さんの一生手放したくないもの②です。
ご著書『普段着の住宅術』製図道具の老兵たちより、そして近日YouTubeラヂオで伺って感動した内容です。


中村好文さんが一生手放したくないものの一つに、『ものさし』があるそうです。そのものさしは、小学生の頃に使っていたものを大学に入った時に二つに割いて、カンナで削って、ガラスの破片でこすって薄くされたものだそうです。とても納まりが良くて気に入っておられるとのこと。厚さ1.8mm、幅15mmだそうです。

『いつも何かを考えているので電車の中で図面を描く時にもちょうど良く、いつも持ち歩いています。気に入っているものは壊れたからと言って捨てることができないんですよね、愛着心があってね、時が経つとともに美しくなるものがいいですね。それは自然素材と言うことにもなります。』
とのお話を伺い、深くうなづきました。

実は、私が大切にしているものの中にも『ものさし』があるのです。

小学生の頃に使っていた竹のものさしの記憶は、いつまでもその手触りなどの感触を覚えていてなつかしいのですが、残念なことにそれはいつしかどこかへ・・。30㎝さしだったと思います。

それに代わって歴史は浅くて20年くらいですが、可愛らしい竹のものさしを愛用しています。こちらは小学生時代の娘の家庭科の裁縫箱に入っていたもので、長さは20㎝で細くて軽やかで掌に納まりが良いのです。厚さは1.5mmくらいで幅は13mm。触るたびに気持ちがいいです。

麦の茎で作るヒンメリの材料をカットする時には、このものさしですべて寸法を測ります。寸法は1mmの誤差もないようにしなければいけません。根気のいる作業だからこそ、天然素材で軽やかで五感に快いものが良いですね。カット作業を応援してくれる小さなものさし、一生大切にします。↓


5年3組・・あれから20年、またいつか、このものさしも次の世代(孫たち)に渡してゆきたいな。(元々娘に借りているものなのですが・・😊)


自然農の畑で育て、その麦の茎の寸法を測ってカットして作ったヒンメリです。


田畑でも、クワ・スコップ、カマなど、手作業を助けてくれるよい道具に支えられているなぁと思います。
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建築家中村好文さんの一生手放したくないものについて

2025年03月02日 | 中村好文さん建築家
吉備中央町
吉田牧場さん
FUNにて


上のお写真は
電気のスイッチです。
ふれるたびに
ときめきますね。


引き戸の取っ手も
やさしい雰囲気です。


FUN入り口のドアも
こんなにやさしい
触り心地です。


外との繋がり具合も
ほんとうに素敵です。


窓の鍵の可愛さにも
ふれる指も心も喜びます。


右手にお手洗いのある
落ち着いた空間・・。

奥の扉の前に
一段高さがあるのも
心理的に心地よくて
その感覚を味わいました。


本棚のある
読書室
空間と用途と気持ちが
すばらしくぴったり。
サイズ感や形・・
扉がないのも心地よいです。


床の足ざわりが
とても気持ちが良くて
森に住んでいるみたいです。

こちらのピアノの上には
灯りとりが空にむかって
設けられており
演奏しながら
空(宇宙)を感じられるのでした。

ただ灯りを取り入れる
と言うものではなくて
ほんとうに美しい形で
心がすきとおるようです。





✨建築家中村好文さん✨

YouTubeラジオでお聞きして、心に響いたことをご紹介させていただきます。
中村好文さんの一生手放したくないものについて!

『創造すること、ユーモア、ウィット、遊び心かな。創作意欲があればいいね。創作意欲がなくならないのは、心身ともに健康だからかな。氣を病まない、子どもの頃のままでね、能天気、僕は機嫌が良いんですよ。』
とのお言葉でした。(YouTubeラジオより)

『気持ちを込めて作ると全然違うよね。』とも・・。

2025春には、家具読本が出版されるそうです。
本格建築家であり=本書く建築家の中村好文さんです。

私が最初に手にしたのは『中村好文 集いの建築 円いの空間』でした。

本屋さんのやや高い棚に置かれていたのですが、すぅっと手が伸びて、ページを開くと全身で見入る状態になり、手から離れなくなりました。

何もかも大好きです。








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