自然農稲作教室 2021.9.26 秋のはじまりに
米 麦 大豆
空も風も稲も草草も
そして私たちも
秋のいのちになってきました。
高温多湿の夏が過ぎて
さわやかな秋の訪れを待ち
初夏に収穫して乾燥させていた
小麦の製粉を始めました。
まずは穂刈りしたものを
通しで脱穀をいたしまして
それから唐箕にかけて藁クズや殻を風で飛ばし
そして籾摺り機にかけて後
製粉機で粉にいたしました。
教室では「粉エース」という製粉機を使っています。
ご自分で育てた麦が粉になり
みなさん感動されます。
製粉機にかけたものを
さらに目の細かいふるいにかけて
粉とふすまに分けます。
品種は南部小麦
強力粉で、パンづくり
うどんやすいとんなど楽しめます。
さらさらと美しい粉にうっとりしますね。
それを二回ほど繰り返して
全粒粉でお持ち帰りいただきました。
↑ 大麦は製粉するとハッタイコになりますが
そのままご飯に混ぜたり
麦茶としていただくこともできます。
一方、田んぼの稲は少しずつ穂をふくらませ
さわやかな秋の光をうけて
結実への営み自ずからです。
今年も田んぼの周囲に
スズメ除けの案山子を立てました。
帽子と長袖の服という簡単なものですが
今のところは効果があります。
耕さず 無肥料 無農薬で
19年目の自然農田では
一本植えをした苗が
今年もたくましく健やかに育っており
11月上旬の稲刈りが楽しみです。
畑の二種類の大豆も順調に育っています。
この日は、畦、溝、
大豆畝の草刈りをいたしました。
まだまだ身体を動かすと
汗ばみますが
草刈り後は晴れ晴れとした
さわやかな気持ちになりますね。
シェアタイムでは
自然農の基本のあり方
「沿う・応じる・任せる」について
「今にいることのパワフルさ」について
みなさんと対話ができました。
言葉をとおしての学びも
ほんとうに意義深くて楽しいです。
青大豆の鞘がずいぶん膨らんできました。
枝豆でいただける日も近いです。↓
晩生の黒大豆はこのような感じです。↓
小豆もサヤがふくらみ始めています。↓
秋は収斂の季節
盛んだった夏の営みが静まり
空気が澄み 光も穏やかになり
内なるところに喜びをたたえ
稲刈り、脱穀という楽しい収穫実習を
みなさん心待ちにされておられます。
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自然農稲作教室
来年2022年の参加者募集中です。
主食のお米、そして麦 大豆を育てる教室です。
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どうぞよろしくお願いいたします。
八木真由美 岡山