君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

川口由一さん インタビュー 『あばたもえくぼ』2017.8

2017年08月08日 | 自然農川口由一の世界

 

人生の創造・出逢い・結婚・成長
「あばたもえくぼ」インタビュー2017.8 

 

八木 こんにちは。夏ですね。蝉たちの声も元気いっぱいですね。さて今回は人生の創造・出逢い・結婚・成長について、「あばたもえくぼ」という視点からお話しをいただけますでしょうか。

川口  そうやなぁ、あばたもえくぼね。ある時、そうなんだなぁと気付いたことなのですが・・。

 あばたもえくぼの時は好き好き好きなのです。ところがやがてえくぼまであばたに見える、ひっくり返ってしまう、そういうことになりがちですね。そうなると不幸ですよね。意外とそうなりがちで、そうなる要素を誰しもが持っていますね。あばたもえくぼも相対的なものですが、そういうところを越えてその人の人間性のところで惹かれていたら、全部えくぼと言えばえくぼですし、いずれも成長過程なので未熟なところは未熟、あばたはあばた、でもそのあばたにいとおしみを覚える、未熟さのなかにもその人そのものが現れているから、それに惹かれて好きだったならば何もかもが好きですよね。それでやがて育ちあっていったらえくぼが一段と輝き、あばたが美しく変化してゆくのが楽しみになりますね。なんとも言えず愛おしくなりますよね。

 まだ育ちきっていない若い頃の恋愛はあばたもえくぼに見えて好き好きで結婚して、何年かしたら本当のえくぼがあるのにそれもあばたに見えてしまうのですね。そんなふうになりがちですね。でも一緒に生活してくるなかで、そのあばたが(あばたと言うのは人格におけるまだ未熟なところから生じること)、一緒に生活する中で表面に出てきますので、あばたはあばたとして現れてくるわけですよね、両者に。それが二人の生活の舞台のところで衝突してケンカになるとか別れてしまうとかね。どうしても未だ若い時はその人の優れているえくぼまであばたに見えきて正しく位置付けられなくなるのですね。そうなると破局と言うか衝突やね。今まではあばたまでえくぼに見えていたのが、えくぼがあばたに見えてしまう、もう一緒に生活ができなくなってしまうということがありますよね。それゆえに存在そのものまでも受け入れられなくなって破局ですね。

 ところで、それぞれに成長することができたならば、やがてあばたはあばた、えくぼはえくぼとして正確に見れるようになり受けとめられるようにもなります。そして自らのこととして内を問うて人間性の成長を図れば、お互いに幸福への人生展開になりますね。 結婚と言うのは相手を得ることによって自らが成長する、共に成長しあう相手であって自分に足りないものがその出会いによって養われる、あるいは養わなければならない機会を出会った人からもらう、そんなふうにもなっていると思うのです。あばたもえくぼ、えくぼもあばたのところで終わってしまったら成長に繋がらなくて、それはもう人生を共にするということを認識できていないですよね。それは未熟な男女の出逢いのところで起きることですよね。お互いに正確に判別して受けとめ合って成長する、それがまさしく人生を二人で創っていく、あるいは人間性の成長を図っていく、そういうことですものね。人間性のところと境地のところで相対界を越えて絶対界に立って正確に問題を解決する、あるいは共に育ちあうこと、それが大切なことになりますね。 


八木 出逢い・結婚・成長、そして人生の創造におけるとてもわかりやすいお話し
をありがとうございました。



 2017年8月1日  インタビュー 文字起こし  八木真由美

写真 Tomoka.K

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 川口由一さん お話しの記事です。

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