君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク

  

川口由一さん インタビュー 『エネルギー問題を明かす』2017.6

2017年07月14日 | 自然農 川口由一の世界

宇宙生命界におけるいのちたちの営みは決して消費することはない
「エネルギー問題を明かす」インタビュー2017.6

 

八木  川口さん、こんにちは。今日は恵みの雨ですね。 

川口 そうやなぁ、梅雨の走りと言うか、少し乾燥が続いたのでこの雨は本当に恵みの雨で人々にも田畑にも草草にも待ちに待った雨ですね。豊かさを覚えますね。この潤がいのちあるものにとったら大事ですよね。この潤っているという感じがね。心豊かになりますね。

八木 そうですね。それでは雨音をききながらお話しを伺わせてください。今回はエネルギーの問題についてお願いいたします。人類が抱えている大きなテーマだと思うのですが、それを解決する最も根本的で大切なことは何でしょうか。?


 


川口  根本のところでは向こう側のエネルギー源のことと、もう一つはこちら側の生き方のことの両方がありますね。そのどちらも大事です。もちろん別なく一つのことではありますが。まず、エネルギーのことは生きていくに欠かせない重要なことですので、その根本の解決は生き方にかかっていると思うのです。生き方によってはどんどん有限のエネルギーを消費する、今日(こんにち)はそうなっていますね。その生き方を問い直してどこまでが向こう側にある自然が許してくれるのか、持続可能な範囲なのかということを明らかにすることで答えが見えてくると思うのです。

 ところで今日は消費を是とする、そしてそれを作る過程において雇用の問題で労働者がそれで生かされる、あるいは生活費が入ってくる、どんどん作ることによって物質的に豊かになるわけですけれども。本当の豊かさがどこにあるのかを知ったうえで、そして自然はどれだけ許してくれているのかをはっきりと理解した上で、どういう在り方をしたらよいのかを明らかにしないとね。

 エネルギーは生かしてくれる元でしょう。生かしてくれるということは広い視野でみたら宇宙そのものだし、さらに地球生命圏だし、地球という星だし、宇宙・地球に存在する諸々の他者ですよね。無生物も今生きているいのちたちもみな含めてなのですが、それがエネルギー源で、生きることのできる環境もエネルギー源で、どれだけの空気があるのか、どれだけの水があるのか、生きるに必要な食べ物がどれだけあり続けてくれるのか、それもエネルギー源として大事なことですものね。それから更に私たちの生活を支えてくれるいろんな資源、生産をするのに必要な電力・石炭・石油・天然ガス等々、まさしくエネルギーそのものですけれど、それを持続可能な使い方にしないといけないのです。今日のような消費の仕方、使い方は許されておらず、このまま在り方を問わなかったならば、やがていつかは必ず無くなって大変な問題になります。生かしてくれている舞台が壊れていきます。エネルギーは地球に埋蔵されている過去の死体でしょう。石炭・ガス、ウランであったとしても、皆、過去の歴史が積み重ねてきた死体ですものね。それらは有限ですので、そのあたりのところを悟らないといけないです。 

 今日素晴らしいこととして「これは無限エネルギーだ、有効利用しないといけない。」と自然エネルギーに関心を深くして利用に取り組み始めていますが、その代表的なのが太陽の光と熱の利用です。それから地熱、風力、潮熱、水素、これらをエネルギー源として利用し始めています。あるいは、人類の食料のトウモロコシで車などを動かすエネルギーに変える等いろいろとやっていますけれど、それは本当に有効利用なのか覚めた目で見ないといけません。太陽の光と熱、地熱もあっての今日の地球環境であり、人類だけではなくたくさんのいのちが生かされており、丁度ほど良い調和のある環境になっているのです。それを例えば、太陽の光や熱をエネルギー源として使ってしまったならば、それは無くなっていく、消費すると思ったらいいです。それを電気に変えるのにさらに資源を投入しますし、それが壊れるとまた作らなければなりませんので、ほんとうに覚めた目でみないといけませんね。

 太陽のエネルギーを電気に変えるということは消費するということですので、有効利用ではなく失くしていくのです。そのあたりの視点が必要です。地熱もそうです。電力に変えた場合は地球の核の熱を消費します。いのちが生かされている場合は消費せず、いのちからいのちへと巡り無くなりません。その認識が欠けているのです。風もいのちにとって大事ですし、太陽の光も地球の熱も大事です。それを失くしていくと大きく環境に破綻をきたします。無限にあると思い有効利用だととらえています。それは宇宙自然界・生命界がどうなっているのか、どこに生かされているのかと言うその基本のところが見えていないから、見る目を持っていないからそのように捉えるのです。が、それはとんでもない大きな誤りです。この誤りは生かされているこの舞台に大きなダメージを与えることになってしまうものです。太陽の光と熱や風力などを推奨し利用することによって環境問題が危機へと加速します。 

 この自然界で生かされているものは、食べて食べられて、生まれて死んで、食べて出して、いのちからいのちへと巡り営み続け生かされ続け無くなりません。消費しないのです。太陽の恵みをもらい育った田んぼの草は我が身体を作り育ち、やがてたくさんの子どもを作り増やし、死んで死体を横たえ足元を豊かにし、いのちを増やしています。ところが電力に変えてしまったら失くしてしまいます。その基本の営みを良く見て正しく認識しないとだめだと思うのです。自然エネルギーは素晴らしいと言っていますが、それはさらに滅亡を早めます。生き方を問い直さなければいけませんね。できるだけ無駄な消費をしないように。生かされている中で足るを知る、つつましく生きる。それは簡素で爽やかで快適な生き方です。あるものがだんだんなくなるから我慢しなければいけない、というのではなく、そこに立ったならばなんとも快適な生き方ができるし日々を送れます。今の在り方を変えないとね。今はあり過ぎて埋もれそうになっているわけでしょう。環境を破壊すると同時に物を作り過ぎて、それで心身を損ね弱らせ病んでいます。それを問い直せば、エネルギーの問題も私たちのいのちそのものも、私たちの精神も肉体も、健全なるものに取り戻すことができます。エネルギーはみな有限です。それを消費生活に使ってしまうと生きる舞台を壊してゆきます。それに気づかなければいけませんね。

 

八木 いのちの世界の舞台では、消費ということがないのですね。


川口 そうですね、いのちの世界は動物も植物も人間も含めて、生きる営みは消費にはならないのです。もらって還す、生きて育って自然に還す、他のいのちに廻っていく、大地に朽ちていっても他に廻っていく、無くならない、生命界のいのちの量は増えず減らずです。一時の増減、あるいは部分での増減はありますが不増不減です。いのちたちの営みは消費しない、それはすごいことですね。もし消費していたら、いのちが増え続けると生きる舞台が欠けていくことになりますから。でも、だんだん豊かになっているでしょう。



 ところで、この地球も47億年くらい前に誕生してきてここまで生命活動をしてきましたが、いつかは宿しているいのち尽きて死んでゆきます。或は太陽だって営み続けやがてはいのち尽きて消滅してゆく定めの中にあります。こうしたことは、宇宙生命界にいのちを宿し誕生してきたすべてのものの定めとして受け止めざるを得ないことです。でも、地球が死んでもまたまた新たな星が自ずから誕生します。寿命ある地球の営みの中でたくさんのいのちが生かされており、それもいつかは終わりがあるのです。でも、人間が生き方を間違えたならその終わりを速めてしまう、同時に生きている間に辛いことが起きますね。苦しみながらあえぎながら生存が許されなくなる。生かされる中で生きていたなら、地球のいのちが衰えてきて死に運ばれてもなんら問題なく地球上のいのちたちも終わってゆきます。 

 地球の環境は、今は間氷期なのですね。いずれまた氷河期が来ると言われていますが、この温暖なたくさんのいのちが生かされる時に、その恵みをもらって苦しむことなく喜びの日々にすることです。エネルギーがなくなるかどうかにかかっている以上に、足るを知り喜びの中で日々を送れるかにかかっています。ここのところを悟って、この宇宙自然界に存在している人としての道を明らかにし、我が道を確かにしていかなくてはと思います。なんと言いましても、今が心穏やかに心平和に心豊かに美しく爽やかに、足るを知る中でしあわせに日々を生きることが大切です。そこに真の幸せがあります。

 ほんとうに幸せですよね。生かしてくれているし、食べ物はちょっと手をかしたら実ってくれるし、日本は四季に恵まれていますし、自然の海や川の恵みや、鳥獣たちもいますし、木々草草の恵みももらえますし、空気や水も届けられていますし、地球はまさしく宇宙の楽園ですね。この豊かな自然を壊さないようにね。エネルギーの問題も環境の問題もみな同じ線上にあります。そして、宇宙自然界がどのようになっているのか、どこに生かされているのか、そのあたりの気付きが大切ですね。

 

2017年6月7日 インタビュー 文字起こし 八木真由美

   文中の写真 Tomoka.K


 





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