Life in Japan blog (旧 サッカー評 by ぷりりん)

日本に暮らす昭和生まれの猫ぷりりんの、そこはかとない時事放談と日記です。政治経済から科学、サッカー、手芸まで

レアル・マドリッド

2004年11月26日 02時17分50秒 | サッカー評論
愛情ゆえに、厳しい意見ばかり言ってしまうマドリーだけれど、長年応援したチームは、やはり、勝って欲しい。なんとか同点に持ち込み、ほっとしている。

どれだけの尊敬と愛情を持っているか、日本のマドリーファンの思いは、多くの人の知る所だと思う。もちろんそれは他の尊敬するべきチームにも、抱いている思いだけれど、(日本人の場合は、マドリーもバルセロナも、愛すべきチーム)たまたま愛したチームがサッカー以外での要素でも人気が高まり、なんとなくマドリーファンです、と口にするのが照れくさくなっているのだが、やはり伝統の超攻撃的なプレーと、ラウールという彼しかいない個性、ジダンの華麗さ、フィーゴのあまりのうまさ、ロベカルの突出した能力、モリエンテスの空中戦・ゴールゲッターとしての素晴らしさ、歴代の選手のさりげないスーパーさは、いつまでも消えない愛情を抱かせる。

でも、どうしても、近年は戸惑いを感じる。ロナウドも、ベッカムもオーエンも大好き。(彼らを尊敬しないサッカーファンはいないと思う。)彼らのことではなく、悲しい出来事が生じてから、一部のファンは複雑な気持ちでしか観戦できなくなってしまった。あまりにも、看板である選手の移り変わりが激しいと、恋人の変貌が激しすぎてついていけないような戸惑いと、本当に私が愛したのは誰なのかがわからない状態になってしまう。

マドリッドのファンにとってこのチームは間違いなくこのチームだけれど、はるかかなたから魅了されている東洋人にとっては、6年前とはまったくの別人のような気がするし、変化の激しさについていけなくなってしまった。

あれだけ金銭面で苦しかったチームを立て直してくださった会長の凄さをみんな感じている。でも、どうしても隠せない戸惑いを、どう受け止めていいのか、答えは未だ見えてこない。

エル・クラシコ

2004年11月20日 21時07分47秒 | サッカー評論
バルセロナが調子のいいクラシコは何年ぶりだろう。マドリーもらしくない勝ち方とはいえ
勝っている。

しかし、最近、マドリーを見ていない。見る気が起きない。

マドリーファンには、マドリーらしくないプレーが、どうにも冴えない。
ジダンは、新しいジダンを本当に見せてくれそうなくらい、守備的になっても素敵だけれど。

今は存在意義などと言っていられない状況というのがやっと全員の統一意識になったようだ。

それでも、サッカーファンは醒めやすい恋人と同じかもしれない。

プレイがまずくなっても見る、地元チームではない。現在、ボランチを探しているとの噂も聞く
けれど、マケレレやフラビオでさえ好待遇でなかった状況を見ると、プロのボランチは移籍を考えるのではないだろうか。

アジアでユニフォームが売れる見世物にされたと、地元のマドリーファンはインタビューに答えていた。だからといって、ペレス会長が悪者とは思わない。彼は、実業家として最善をつくしただけなので、サッカーファンとは価値観が違いすぎたのだと思う。

愛がさめると、アジアマネーは引き上げるのだろうか。先週は、ファミリーレストランでマドリーグッズが販売されていた。

スポーツは子どものもので、本来そんなにお金がかかるものではなかったのに、いったいどうしてこうなってしまったのだろう。サッカーファンになったら、どれだけのお金がいるだろうか。
お金を払わなければ、ワールドカップも、見られなかった。1スタジアム数百億円という我々の税金で建てたスタジアムで開催された数試合が、国営テレビでさえ、放映されなかった。スタジアムはその後赤字を生み、ますます税金を食っていく。

バルセロナもマドリーを追随していると評されているけれど、マドリーのわかりやすいお金の掛け方ではなく、オフェンスが好きなサッカーファンが好きな選手を集めてくれたので、楽しいと思う。ビッグクラブ商法として、同列ではないと思う。アジアでユニフォームが売れるタイプではないと思うし。。。。

サッカー雑感

2004年11月09日 17時50分12秒 | サッカー評論
レアル・マドリッドの逆襲が始まるというコピーを見て「いつ始まるんだろう」と思うこの頃、サッカーを楽しめる心境にもなれず、散漫としています。

ただひとつうれしいのは、中田選手の復調です。あれほど攻撃に絡むプレーは、ここ数年見られませんでした。やはり大変怖い選手なのは変わりなく、ただ、20歳の頃から自らのシュートよりパスを重んじる姿勢は、「これが中田です」というその頃の解説者の言葉が脳裏に浮かびました。