声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

舞台上でのコンセントレーション

2014-10-06 10:19:51 | 日々の発見

舞台に出て行って演奏する。

最初のころはこんなに怖いものはありませんでした。

いや、

正直言うと、子供のころは大好きでした

いつのころからか・・・・・。

やはり20歳前後かな?

様々なことで敏感になる、そういう時期です。

え~?

高校生とかそのころでしょ?

っていう方もあるかも?

とは思いますが、まだその頃のほうが子供感が残っているので。。。。。

やはり20歳くらいかな?

と思います。

平常時でさえ、不安定になったりするわけですから、

舞台の上なんてもってのほか・・・・

 

しかし、これも本当は慣れです。

何回も定期試験を経験しているうちに

なんとか、自分のやりたいことをできるようになってきます。

そしてある日、お客様が反応をしていることに気づくようになり・・・・

そこからはもうこっちのもんです

会場全体を巻き込んでの演奏に心から集中できるようになる。

一心不乱にではなく、すべてのことに気を配りながら

それができるようになる。

しかし、それができるようになって・・・・・

それから?

って思うようになる。

これもまた大変です。

だって、同じことをやっていては誰もついてきてくれません。

昨夜、N響の番組を観ていて

「やはり

と思ったのは、かのプロムシュテットでさえ、

「先生はさらに読みが深くなった。最初からもう一度やり直しでした」と楽団員に言わせてしまうほど、

変化しているということ。

やはり芸術家は進化し続けられないとね

と思った次第です。

 


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