声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

オペラ歌手

2014-12-16 21:50:24 | 日々の発見

昔々。。。。

子供のころ、TVなんかでイタリアオペラの日本公演なんかの番組を見ていると。

何とも健康そうで、とてもすぐに死んでしまうヒロインには見えない女性歌手が

タイトルロールを歌い、その相手役のテノール歌手もコロッコロ

おかげさまで今日でも「オペラ歌手はデブ

と思っていらっしゃる方が大勢おられます。

ところが、5年くらい前でしたか?

スカラ座が来た時にたまたまディスカウントチケットを手に入れ、

トスカを見に行きました。

タイトルロールのソプラノ歌手は、普通の体格。

そしてテノール歌手の細さにビックリ

した経験があります。

そうかあ~今ではビジュアルにも気を使うようになったのね。。。。

と納得し、太すぎるよりは良いわよね・・・

と思いました。

では、なぜ「太くないと声が出ない」と言われたのか?

ま、太っている歌手の方の言い訳が一番ですが・・・・。

(ほら、歌手って声が大きいからよく聞こえるでしょ?)

お酒をたくさん飲むから(歌わない人でもこれは太る原因ですね)。

そしてよく食べるから! です。

最近私はこの根本の原因に気が付きました。

ストレス

忙しくて暗譜が大変!だったり、演奏する曲が難しかったり、

そんなこんなの気を紛らわすために、

つい余分に飲んだり、食べたり

この積み重ねが、そのサイズを作っていくのです。

先日ある写真を拝見し、「あ~そうなんだなあ~」

としみじみと思い。

「早くそういうやり方変えないと、心まで蝕まれ、良い音楽できなくなっちゃうよ」

という感慨ひとしおでした。

歌ってねえ~

筋肉がちゃんとしていればちゃんと歌えるんだよ。

太る必要ないの。

ただし、声が人それぞれ違うように、

筋肉も関節も人それぞれです。

肝心なのは使い方

そして、当然向き不向きもあるのです。

関節の柔らかいタイプの人はスキーの選手にはなれない。

心拍数の低い人は長距離ランナーに向いている、

など、スポーツだってございますでしょ?

自分には何が向いているのか?

よ~く見極めることが大切です。

無理をして歌い続けても、自分も周りも(その歌を聴く人って意味です)

不幸になるだけだから


最新の画像もっと見る