昔々。。。。
子供のころ、TVなんかでイタリアオペラの日本公演なんかの番組を見ていると。
何とも健康そうで、とてもすぐに死んでしまうヒロインには見えない女性歌手が
タイトルロールを歌い、その相手役のテノール歌手もコロッコロ
おかげさまで今日でも「オペラ歌手はデブ」
と思っていらっしゃる方が大勢おられます。
ところが、5年くらい前でしたか?
スカラ座が来た時にたまたまディスカウントチケットを手に入れ、
トスカを見に行きました。
タイトルロールのソプラノ歌手は、普通の体格。
そしてテノール歌手の細さにビックリ
した経験があります。
そうかあ~今ではビジュアルにも気を使うようになったのね。。。。
と納得し、太すぎるよりは良いわよね・・・
と思いました。
では、なぜ「太くないと声が出ない」と言われたのか?
ま、太っている歌手の方の言い訳が一番ですが・・・・。
(ほら、歌手って声が大きいからよく聞こえるでしょ?)
お酒をたくさん飲むから(歌わない人でもこれは太る原因ですね)。
そしてよく食べるから! です。
最近私はこの根本の原因に気が付きました。
ストレス
忙しくて暗譜が大変!だったり、演奏する曲が難しかったり、
そんなこんなの気を紛らわすために、
つい余分に飲んだり、食べたり
この積み重ねが、そのサイズを作っていくのです。
先日ある写真を拝見し、「あ~そうなんだなあ~」
としみじみと思い。
「早くそういうやり方変えないと、心まで蝕まれ、良い音楽できなくなっちゃうよ」
という感慨ひとしおでした。
歌ってねえ~
筋肉がちゃんとしていればちゃんと歌えるんだよ。
太る必要ないの。
ただし、声が人それぞれ違うように、
筋肉も関節も人それぞれです。
肝心なのは使い方
そして、当然向き不向きもあるのです。
関節の柔らかいタイプの人はスキーの選手にはなれない。
心拍数の低い人は長距離ランナーに向いている、
など、スポーツだってございますでしょ?
自分には何が向いているのか?
よ~く見極めることが大切です。
無理をして歌い続けても、自分も周りも(その歌を聴く人って意味です)
不幸になるだけだから