声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

独研の例会でした

2013-11-03 21:50:28 | ドイツ歌曲研究会
今日は二期会のドイツ歌曲研究会の例会でした。

今年初の渡辺先生の講座でした。

詩人と作曲家と時代と作風と

様々なアプローチがとても新鮮で、

初めて聞く話ばかりではないけれど

でもとてもためになる講座でした。

個人的には、ちょうど、「ロマン派のドイツリートを手早く追っかける」

という企画の演奏会を考えているので、

その計画を本格的に考えまとめていくスタートとして

とても良い機会だったと思いました。


そして、ほかの方の受講の様子も拝見させていただいて・・・・・。

やはり・・・・気になることが

ん~姿勢・・・・・・

これがよくなれば、もっと自然とよくなるのに・・・・

って方が多かったこと。。。。。

スポーツもダンスもフォームが大事ですよね?

だから歌だって、姿勢

これが大事です。

というわけで、「歌うことの基本講座」

短期で、発表会付

これもやろうと決めました。


さ、さ、

計画ねりましょう

ブラームスの夕べ

2013-10-05 10:12:31 | ドイツ歌曲研究会
無事に「ブラームスの夕べ」が終了しました。

今回は出演するだけでなくお客さんとして会場で聴くこともできまして、

いろいろなことを考えるよい機会となりました。


最近では音楽やバレエだけでなくゴルフやサッカーでも日本の小さな選手たちが世界で活躍できるようになり、

若年層への教育という面では、スポーツも音楽も行き届いてきたように思います。

その結果、ほんの小さな演奏会であっても、それなりのレベルの、

一瞬「かなりOKジャン!」という演奏が聴けるようになってきました。


つまり、高音のきれいさとか、ピアノの音、難しい音型も弾けてるかどうか?

とか、そんなことは難なくクリアしているので、そういう点ではいい感じ

しかし、問題も発見しましたよ



ドイツリートの神髄ってなにかな?

ロマン派の音楽って確かにロマンティッシュだし、主にあこがれを表現する曲が多いですから、

自由な感じと思うのかもしれません。

最近の録音を聴くとやはり「ちょっと自由過ぎない?」

って思う演奏をよく耳にします。


でも、でもドイツリートの良さとか、神髄って、

「様式感」じゃないのかな?



聴いていてはっきりと曲の形がわかる。

「あ変化した」   「あまた戻ってきた」

ってそういう風に聴きたいものなのです。

あまりに自由に歌ってらっしゃると、そのとりとめの無さに

正直、「早く次の曲行かないのかなあ~

って思っちゃう


そんなことを感じた演奏会でした。


自分の演奏に関しては、客観的にはどうだかわからないけど、

上に書いたような現状からはかなり先のほうへ一人だけ走り去って行っている。

そんな感じの手応えでした。

ま、いつものことですが






戸田先生

2013-04-22 19:57:16 | ドイツ歌曲研究会
二期会のドイツ歌曲研究会

今年度の前半は、戸田先生が講師としておいでになっています。

秋の演奏会のための準備講座です。


先生は御年なんと

90~うん歳

とてもそんなお年とは思えない健在ぶり

何回もおっしゃっていたのは、

「いつかは、こんな風に歌いたい」という気持ちを持ち続けること。

「曲はたくさんありますからね

それと、「自分ではねそんなことになっているとは、わからないのよね。」

「私もそうです」っておっしゃって

だから、アドバイスは必要なのだと

寒い一日で、3時間じっと座っているのが大変でしたが、

とてもためになる一日でした。




ブラームスの夕べ

2013-02-18 11:27:17 | ドイツ歌曲研究会
今年のドイツ歌曲研究会の演奏会テーマは

ブラームス

そうかあ~

と・・・・さっきまで不機嫌だったのに、どこかへすっ飛んで行ってしまいました

やはりドイツ歌曲の方が親しみやすいです。

先週の土曜日にフランス歌曲研究会の例会があってPoulancの特集でした。

その場で改めて話題に上ったのですが、やはりフランス歌曲は上流階級のお楽しみなのです。

ドイツ歌曲の世界ではWagnerでさえ市民のための音楽という位置づけは変わりません。

自然描写や心の悩み、人生の真理など、日本人の我々にも理解がしやすいというのは、

もう仕方ないですね。

差はついちゃいます。自然と・・・・・。


と言いながら・・・・考えてみると・・・・

反戦歌というのはドイツ歌曲にはないような気が・・・・・。

実はフランス歌曲にはこれがいくつかあります。

この差も面白いですね。。。

これはたぶん、ドイツ歌曲が、真に芸術としてとらえられているもので、

世俗的な話題とは分けて考えられているのに対し、

フランス歌曲はきっと上流階級の生活の一部なのでは?


もしくは、ドイツ人は決まりに従って生きることが上手で、

フランス人は討論することが好き

っていう性質の違いなのかもしれません。


とか、なんとか言いながら・・・・

ブラームスの選曲に・・・・・それっ

という気分です

Wesendonk-Lieder

2012-06-26 22:33:38 | ドイツ歌曲研究会
日曜日に二期会ドイツ歌曲研究会6月例会が行われました。

今回は来月東京文化会館にて行われる「駅伝コンサート」の出演者のためのレッスン

が、主な目的でした。

今年はフランス歌曲研究会の方で、出演させていただくので、

ちょっと恐縮ですが、秋に歌う予定のWesendonk-Liederから2曲

レッスンしていただきました。

そうしたら・・・・

目が点

本当にびっくりしました。

前の日に末吉先生から伺ったことが

翌日そのまま、目の前に・・・(正確に書くと、先生の指示通りに再現すると。。ですが

そうか・・・・シャブリエはまさに・・・・・・。

差し障りがあるので詳しく書けないですが・・・

“なぜ、みんながこぞってWagnerに近づいてくるのか?”

もちろんその後、遠ざかる人も多いのですが・・・・

すっかり、私もその一人になりました。

しばらく研究を進めてみてもいいなあ~

と思った次第です。

さすがは高折先生

と感心し、本当に良いことを伺ったと。

この場をお借りして 感謝 申しあげます

Wagner

2012-06-19 22:41:24 | ドイツ歌曲研究会
6月だって~のに台風です。

みなさんのところはいかがですか?



さて、土曜日に続いて日曜日はドイツ歌曲研究会

高折先生の発音クリニック的公開レッスンです。

秋に行うコンサートでWagnerを歌う予定なので、

ちょうど良い機会とばかり、受講することに。。。


Wagnerって憧れる方も多いのかもしれません。

聴きたいっていう方がほとんどかと思います。

なぜか私は、自分には所詮歌えないだろう、とか、関係ないだろう的な考えでいました。

一昨年、偶然にチャンスをいただき、

なんとワルキューレの最後の場面

(いきなりですよ

結局2回も演奏する機会となりました。。。


そして自分でも驚くことに

な~んだこんな感じなんだ的に歌えてしまい・・・

そ~なんだあ~

って別に図に乗ったわけではないのですが、



秋のコンサートでは、Wagnerがどのようにフランス歌曲に影響を与えているか?

を実際に身近に感じられるようにと、

フランス歌曲のコンサートでWagnerを歌うことに・・・・

でも今回はWesendonk歌曲ですから

どちらかというとくら~い感じ

一つのコンサートで両方歌う(フランス語とドイツ語ね)

経験はなるべく避けるようにしてきたので、皆無です。

そういった意味でも今回、高折先生の発音クリニックは

ちょっと期待している。っていうか Ich mussですね。