声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

朝岡真木子さん

2012-05-31 14:17:41 | 歌曲
朝岡真木子さんの歌曲を知ったのは、
前回のリサイタルのために曲探しをしていた時。

当時の担当ピアニストの方からご紹介。

いくつか楽譜をいただいて見てみると、
本当にかわいらしいパステル調の作風。

伺うとご当人もまさにパステル調と伺いました。

その後、無事にリサイタルを終え、
朝岡さんにもお会いすることができ、

ん~まさしくパステル調

本当にかわいらしい方です。

その後も毎年作品展コンサートを開催され、
精力的に歌曲の作曲をされていらっしゃいます
いまでは、珍しいタイプ?

今回もリサイタルの中でいくつか歌わせていただきたいと思い、
選曲に励んでいる最中です。

選んでいらっしゃる詩がまた、奥深いものが多くてらっしゃるので、
ただ単に“パステル”とばかり言い切れるわけではないのも
また、魅力なのです。

悩むのは、楽譜を読みながら「この詩を自分が消化できるかな?」
と、心配になるところ。

そうは言いながら、時間は過ぎてしまうので、
そろそろ、私も本腰を入れなくては・・・・!

と思います。
あ~もう5月も終わりだ・・・・。




Dietrich Fischer-Diesdau その2

2012-05-29 14:56:11 | 歌曲
先日、図書館からFischer-DieskauのF.SchubertのCDを借りてきて、
BGMにして聴いています
かなりの枚数なので、まともに聴いていると疲労が・・・・。
(それにしてもこれだけの曲を録音できるレベルにまでするのは、ほんとうに大変なことだと、改めて彼の偉大さに感服

私自身も「どうやら・・・そうだな」
と感じていましたが、先日友人の一人が
「あれって・・・さあ~
と?マークで話していたので、
「そうだよ~
と返しておきましたが・・・・。

どうやら、その友人にはEspressivoとかメロディ感が少ないように感じられた見たい。

たしかにそういう演奏です。
っていうか、だからこそドイツ人にとってはドイツ語に聞こえるらしいのです。

でも音楽として楽しみたい人にとっては、もう少し・・・・!
といった欲があるのだと・・・・。

しかし、感情的でなく、丁寧に情景を歌い、
その向こうにある、自問や悟りの境地、そういったinnigなドイツ歌曲特有の表現は
やはりさすが!

そういったドイツ歌曲特有のinnigさが好きな人にはたまらない演奏だと思います。

ただ、友人たちとの間でも話題になったのですが、
後に続く人たちが、その先のことを、ほとんど何もできなくなっていることもまた事実です。

E・シャブリエ その2

2012-05-27 21:27:17 | フランス歌曲研究会
二期会フランス歌曲研究会 五月例会
 



本日行われました。

なんだか久しぶりに二期会へ・・・・ってかんじでした。

中村先生いわく「シャブリエって小難しくなくていいと思う」

「でも、その分フランス語が難しくなってくるから、その辺をよく勉強なさって」

たしかに楽しい系、そして晴れ晴れとした作品が多く、

作曲家のくせ、みたいなものが感じられない、すがすがしい作品たちでした。

来月は末吉保雄先生をお迎えして、

シャブリエのレクチャーと公開レッスン。

本日の作品のほかにも聴くことができ、本当に楽しみです。


中村先生の本日のお言葉で印象的だったのは、

「その言葉がどう発音されるのか?“強く”なのか?“espressivo”なのか?
  それによって、息の吸い方を考えるべき。」

当たり前のことですが、自然にではなく、意図してコントロールすべき。

と私は理解しました。

そうそう。。。

そういうことって大事よね?

Gerard Souzay

2012-05-26 14:26:06 | 日々の発見
昨日書いた、古い録音。

古い録音ばかりを集めたCDを持っているのですが、

その中に、Gerard Souzayが歌っているF.Schubertの歌曲が一曲ありました。

演奏者一覧から気づいて再度聴いてみました。

なるほど


その声はやはり スゼーそのもの!

でも、ドイツ語は・・・・


スゼーと知らなければ、古い録音だし・・・・。


で済んでしまうと思います。

というわけでフランス歌曲とドイツ歌曲にはかなりの違いがあるにもかかわらず、

普通にドイツ歌曲として聴けてしまうのですから

やはりさすがはスゼー

と唸ってしまった次第<m(__)m>

こういう聴き比べもたまにはいいものですね。

Die Forelle

2012-05-25 10:19:46 | お稽古
シューベルトの超~有名な歌曲です。

さすがの生徒さん方もちらっとは聴いたことがあるらしいです。

きのう書いたDieskauの録音も含めていくつか録音プラスして

レッスン用のサンプル録音を作ってみました。

Dieskauの録音はDie Forelleに限らず、鮮明で歯切れよいドイツ語、

写実的で内面的、たしかに芸術と呼ばれるにふさわしい演奏です。

でも、私は戦前のふる~い録音も大好き

ふる~い録音は、デジタルではないですし、

ちょっと音程も低かったりするのですが、

何故か、ゆっくりとした気分で安心して聴けるのです。

そして何よりも、今では誰も演奏で表現できる方はないだろうと思える、

「19世紀の香り」

これを感じることができるからです。

Dietrich Fischer-Dieskau

2012-05-24 09:38:53 | お稽古
先日、20世紀最高の歌手の一人、
Dietrich Fischer-Dieskau
が亡くなられました

2年間の捕虜生活の中で、後の彼の音楽(芸風?)が出来上がった
と言われている。と伺ったことがあります。
有名な冬の旅も何回も録音して・・・・。

生徒さん方にたまたま「鱒」を勉強していただいている最中だったので、
そんなお話を一緒にしました

より作品を身近に感ずることができて、いいかんじです。

さらに素晴らしいのは、その演奏を聴いてみたい!
と彼女たちが言ったこと!!!!

Wunderbar!

さっそく、自分の整理していないコレクションから引っ張り出すのが困難な私は、
図書館へ予約!

今朝、「取りに来てください!」メールが届いたので、
後程、受け取りに行こうと!

さて、またあの大変に写実的な演奏を聴き直す機会に恵まれ、
喜んでいるところです。

たのしみ~

生徒さん方の反応も

たのしみ~

久しぶりに

2012-05-23 21:32:39 | 日々の発見
今日は久しぶりに曳舟駅で乗り換えるチャンスがあり、






今日はこんなかんじ・・・(ちょっとボケてますが)

昨日はエレベーターが途中で止まってしまったようでしたが

今日はお天気も良かったし、みなさん満喫できたのではないでしょうか?




そういえばこんなときもあったのですね。


E・シャブリエ

2012-05-22 13:42:07 | フランス歌曲研究会


≪二期会フランス歌曲研究会≫

2012/05/27 14時 二期会会館 第1スタジオ

5月例会は「E・シャブリエの歌曲」


シャブリエの本領はやはりオーケストラ作品のようですが、

歌曲もなかなか・・・・。

内容も音も、くそまじめでなく明るく楽しめる感じ・・・・(*^_^*)


講師は中村浩子先生です。


私も1曲受講させていただきます。

「Toutes les Fleurs」

日本語では「すべての花」となりますが・・・・。

これは「俺は(すべての)女が好き♥」という意味なんだそうです。

ふ~ん( ^)o(^ )

じゃ、「バラちゃんも、百合ちゃんも、ライラックちゃんも み~んな可愛い!み~んな僕のもの(*^_^*)」

ってなかんじかな?

と思いつつ先生の興味あるお話も期待しています。


youtubeにもこんな名曲がありました。

これはご存知の方も多いのでは?




至福の瞬間

2012-05-20 21:06:50 | 日々の発見


モーツァルト 歌劇《後宮からの逃走》全曲 [DVD]

今年初めに亡くなられた生徒さん。

その遺品を形見分けとしてご遺族の方が、
合唱仲間の皆様に。。。。

そのいくつかを私もコピーしていただきました。


まずはこれ。。。

今はDVDにて販売されていますが、

その方はレーザーディスクでお持ちになっていらっしいました。

本当は私のPCで見られるかどうかのお試し版とのことで、

こちらも「どれ! お試し!」

とばかりに気軽に再生(#^.^#)・・・・・しかし!

ついつい最後まで一気に見てしまいました。

ご存じのとおり、このオペラのテーマは

「最後に愛は勝つ~♪」です。

最後の音が終わった瞬間に、

「あら~♪ 本当にそのテーマがわかる!わかる!(#^.^#)」

と思わず感心してしまった次第。

久々に至福の時を味わいました。

改めて、カール・ベームのすごさに感心しています。

ん~♪

い~オペラだ。。。。(*^_^*)









 

駅伝コンサート2012

2012-05-18 20:22:58 | 会員の演奏会



2012年も二期会の駅伝コンサートが行われます。

毎年あつ~い一日ですが、

たくさんの方々のご支援を頂戴し、

また今年も無事に終演までこぎつけられればなあ~。

と思っています。

今年は、初めてフランス歌曲研究会メンバーとして出演。

結成10年目にして初!となります。

どうぞよろしく!