声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

紫陽花

2012-06-29 21:55:36 | 歌曲
さて、6月ももう終わりです。

今週はあまり雨もなかったです

今の季節はやはり紫陽花ですね。

團 伊玖磨さんの歌曲にもあります。

大変にダイナミックなピアノパートに最初は?

“そうかな~”

と思ったりしましたが、

何回か歌ってみると・・・。

やはりあの華やかな色合いはあのダイナミックさが合いますね

この曲も、男声がやはりよく合うのかもしれません。

ちょっと楽しみだなあ~


生徒さんたちがいろいろ考えて曲を選んでいらっしゃるので、

こちらもたまには驚いたりしますが、

大半はOK!

あたらしい発見もでき、私はとても楽しみながらレッスンをすることになるのです。

Das ist meine grosse Freude.

困ったことです

2012-06-28 08:49:23 | 日々の発見
音楽をやっているとよく問題になること。

つまり、「音」です。

どうしても、そのことが問題になります。

いや・・・・本人ではなく、人からです・・・。


そこで、楽器の方は苦労して高い楽器に買い替えます。

しかし。。。。声はねえ~

買い替えできないですから  ・・・・・

とても困ります。

いや、本人はそれほど困りません。。。。。

「君は〇〇だからねえ~

って偉い先生に言われると、困るのです。

すると無理をして、声を壊してしまったり、

さらに取り入るために、体で無理をすることになります。


これって、本当に許されること?


本当によく響いた声は誰の声でもとても美しいものです。

それを上手に使って歌うことができれば、

必ず、聴いてくださる方の心に響きます。

この ”いい感じ” はお互いに声そのものから感じるのではありません。

音楽はどこにありますか?

楽譜の上にありますか?

声は音楽ですか?


こういうことはわずか10歳のお子さんにも理解できることです。

大先生になった方々に理解できないはずはないと思うのですが・・・

こういう時私は本当に悲しくなります


Wesendonk-Lieder

2012-06-26 22:33:38 | ドイツ歌曲研究会
日曜日に二期会ドイツ歌曲研究会6月例会が行われました。

今回は来月東京文化会館にて行われる「駅伝コンサート」の出演者のためのレッスン

が、主な目的でした。

今年はフランス歌曲研究会の方で、出演させていただくので、

ちょっと恐縮ですが、秋に歌う予定のWesendonk-Liederから2曲

レッスンしていただきました。

そうしたら・・・・

目が点

本当にびっくりしました。

前の日に末吉先生から伺ったことが

翌日そのまま、目の前に・・・(正確に書くと、先生の指示通りに再現すると。。ですが

そうか・・・・シャブリエはまさに・・・・・・。

差し障りがあるので詳しく書けないですが・・・

“なぜ、みんながこぞってWagnerに近づいてくるのか?”

もちろんその後、遠ざかる人も多いのですが・・・・

すっかり、私もその一人になりました。

しばらく研究を進めてみてもいいなあ~

と思った次第です。

さすがは高折先生

と感心し、本当に良いことを伺ったと。

この場をお借りして 感謝 申しあげます

二期会フランス歌曲研究会 6月例会

2012-06-24 10:56:35 | フランス歌曲研究会
昨日、フラ研の6月例会が行われました。

末吉先生のお話も興味深かったし、

シャブリエの音楽にも改めて“ふ~ん”でした。

一つ印象に残ったのこと。


歌曲には有節歌曲と通作歌曲とがあります。

一般的というか、ちょっと見には、有節歌曲って下に見られがちなものです。

だって、童謡とか、文部省唱歌、ドイツでもVolksliedによく見られますし、

古臭いとか幼稚っぽいと感じられる場合も多くあります。

ところが、同じメロディを何回も繰り返す、っていうことは、

そのメロディが、よほど説得力のある、よいメロディでないと、受け入れられない。


詩も、進んでいくにつれ、言葉も内容も変化していくのですから、

本当は、通作で書く方が簡単なのだとか・・・・。

それに、あえて挑戦し、作品化しているシャブリエの歌曲です。

何回出てきても、“あ~いいメロディだ”と

思ってもらえるように演奏してほしい。

と末吉先生は語っておられました。

すご~い、アドバイスですね。


演奏していると、

メロディはすご~く楽しいし、気分いいんだけど、

その分、高エネルギーの持続時間は長いし、言葉についてのarticulationも常に変化するし、

苦労の連続でした

でもまた、そのうち挑戦しよう~っと思った次第です

シャンソンと“霧と話した”

2012-06-22 19:36:54 | お稽古
「霧と話した」は、中田喜直さんの超~人気な歌曲です。

私も過去に、好きで歌いた~い

と思っていましたし、

私の生徒さんだけでなく、どこでも人気です。

でも・・・・・

女性が歌うとなんだかセンチメンタルになってしまって、

どうしてもうまくいきませんSchade....

そんな折、tenorの生徒さんが「はい!」と手を挙げてくださいました。

「お~」やんや、やんや

と歓迎し、練習に励んでいただいています。

やはりこの曲は男声がよろしいようですね

普通に、tenorしていただいて十分


でも、そのtenorさん。。。。。

何度も、シャンソン歌手の方の演奏を聴き。。。。

耳についているらしく。

ちょっと、気を抜くと・・・・・。

ん~でも、格が下がるから。。。。やはり。。。。」

とか注意しちゃいます

それにしてもシャンソン歌手の方までもがこの曲をお気に入りだとは。。。。。

悲歌

2012-06-20 23:32:09 | 日々の発見
やれやれ、台風が遠のいたようですが、

いきなりの猛暑・・・・

しんどい一日でした。。



悲歌・・・・

ひらがなで打つと、「ひか」ですが、

どうやら「ひいか」と発音するらしい。

箕作秋吉さんの歌曲ですが、私は意外と好き

ちょっと演歌っぽい感じもあるし、

簡素な型、音程も程よい感じ。そしてきちっとクラシックの発声で説得力もって歌える・・・・

と感心することしきり。。。

生徒さんにも気に入っていただいています。

すでに、書いてある音をいい~かんじに歌えるようにはなっているものの。。。。



「おもえば~

って何を思うの?という私の問いかけに「ん~

これはタイトルにも関係あることなのですが、

サブタイトルが「亡き子に」だからって。。。

子供のことばかり歌っていると考えてしまうと。。。

ちょっとねです。

振り返ってみれば(自らを・・ですよ

ってところに到達し、「どう振り返って、どう完結したのか? あるいはまだ悶絶しているのか?」

これを見定めないと。。。。



ははは・・・・

どうやら、一番厳しい局面に差し掛かったようで、

さて、今後その方が、どこまで突き詰められるか?

期待してこの暑い一日を終えました

明日は少し涼しいのかな?



Wagner

2012-06-19 22:41:24 | ドイツ歌曲研究会
6月だって~のに台風です。

みなさんのところはいかがですか?



さて、土曜日に続いて日曜日はドイツ歌曲研究会

高折先生の発音クリニック的公開レッスンです。

秋に行うコンサートでWagnerを歌う予定なので、

ちょうど良い機会とばかり、受講することに。。。


Wagnerって憧れる方も多いのかもしれません。

聴きたいっていう方がほとんどかと思います。

なぜか私は、自分には所詮歌えないだろう、とか、関係ないだろう的な考えでいました。

一昨年、偶然にチャンスをいただき、

なんとワルキューレの最後の場面

(いきなりですよ

結局2回も演奏する機会となりました。。。


そして自分でも驚くことに

な~んだこんな感じなんだ的に歌えてしまい・・・

そ~なんだあ~

って別に図に乗ったわけではないのですが、



秋のコンサートでは、Wagnerがどのようにフランス歌曲に影響を与えているか?

を実際に身近に感じられるようにと、

フランス歌曲のコンサートでWagnerを歌うことに・・・・

でも今回はWesendonk歌曲ですから

どちらかというとくら~い感じ

一つのコンサートで両方歌う(フランス語とドイツ語ね)

経験はなるべく避けるようにしてきたので、皆無です。

そういった意味でも今回、高折先生の発音クリニックは

ちょっと期待している。っていうか Ich mussですね。

E・シャブリエ 2

2012-06-19 07:46:29 | フランス歌曲研究会
二期会フランス歌曲研究会 6月例会

2012年6月23日 14時~17時

二期会会館 第1スタジオ

今回は特別例会です。

作曲家の末吉保雄先生をお迎えし、

E・シャブリエの作品をAnalyseしていただきます。

公開レッスンもあります。

曲目は

1)Villanelle des Petits Canards
2) Ballade des gros Dindons
3) Pastorale des Cochons Roses
4) L'ile heureuse
5) Les Cigales
6) Toutes les Fleurs
7) Ode a la Musique


シャブリエの作品はとても明るいものばかりで、

人間や動物たちをとても温かい目線でとらえています。

どなたも楽しめる作品たちですし、

歌っていてもとても楽しいです。

いつも興味深いお話をしてくださる末吉先生のお話もとても楽しみです

Klimaanlange

2012-06-17 22:39:48 | 日々の発見
今日は暑い日曜日でした

今年も節電なのかな?

でも暑い夏に涼しいエアコンの中に居るのは本当に助かります。


 歌を歌うとき、エアコンがいいのか?悪いのか?悩むことがよくあります。

学生の頃、先生は「冷たい空気はのどに悪いから・・・」

とおっしゃって、レッスン始める時にエアコンをausschalten!

汗だくでレッスン受けたことを懐かしく思い出します。


最近のエアコンはとても性能がよくなっていて、除湿をしても温度が下がりすぎないようにすることができます。

そうすると、かなり楽でよいのですが、

どうしても冷たい空気の中で歌うと、練習後、ちょっと・・・・

ということになります

演奏会の準備をしていて、ちょこちょこ練習しないといけない状況が続いている今、

なんとか“のど”を守る手を・・・

と思いながら、今日もめいっぱい練習

よからぬ感じがして・・・・

なんかよい方法ないかな?・・・・・と

よい姿勢

2012-06-17 00:09:06 | 日々の発見
音楽大学を出て、演奏者として舞台に上がることになると・・・・

姿勢について注意を受けることになります

人前で演奏するだけでもきつ~い作業なのに

と思われる(最初は誰でもそうよね)方も多かったことと思います。

しかし・・・・そう注意されてきているにもかかわらず。

私が「あ~この人いい姿勢で歌ってるなあ~

と思うことはほとんどありません・・・・・。

どうしてかなあ~

良い姿勢で歌うことって、よい音楽やよい響きとは関係ないのかな