声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

プーランクの年

2013-11-26 22:29:29 | 日々の発見
フランシス・プーランクが亡くなって50年という節目の年が終わろうとしています。

皆さんはどれくらいプーランクの作品に会いましたか?

歌曲だけでなくとても幅の広い作品を残している方で、

大変に出来の良い作品が多いというのもこの方の偉大さを印象付けます。

日曜日に行われた三軒茶屋のコンサートも無事に終了し、

プーランクの年も終わりを迎えています。

え?12月は相変わらず、第九ですか?

ま、そう言わずまだ間に合いますから、聴いてみてください


セリグ先生をお招きしてのコンサートも早くも5回を終了し、

厳しい薫陶の結果、今回はかなり良い成果を上げることができたように思います。

それぞれのメンバーの演奏も

全体の構成も

自分自身でもやっと、これでドイツ音楽と、フランス音楽を演奏するときの構えの違い。

みたいなものが会得できたように思いました。

本当に良い演奏会でした。

お世話になった方々にも感謝です。

また、来年も・・・・

という声も早くも聞こえ始め

体力だけでなく、お金も貯めなきゃ

と、ちょっと冷っとしている私です

でも、やるんだろうなあ

フランス的気質について

2013-11-23 22:18:10 | 日々の発見
ドイツとフランスはお隣同士です。

だから、というか、しかし、というか

昔から仲が悪いです。

文化的にも相当違います。

いや、大まかに言えば同じ西洋文明ですから、細かいディテールといいますか・・・。

詳細が違うのです。


私の場合、最初は、フランス歌曲はいいなあ~

と思っていましたが、習っていた先生がフランス歌曲はなさらなかったので、

随分と長いこと、ドイツ歌曲をやってきました。

ちょうど十年くらい前に、二期会でフランス歌曲研究会が発足し、

初心者でも勉強させていただけたので、そちらですこしずつ積み上げてきました。


その中で、両者の違いについて

最初は戸惑い、迷い

今ではやっとその違いについてきちっと分けて考えられるようになってきたように思います。


そしてやっと最近、借り物っぽくない自分なりのフランス歌曲ができるようになってきたような気がしています。

このところ、毎年マダムセリグの薫陶を受け、落ち込みながらもなんとか少し成長できて

今回は楽しみな演奏会になりそうです。



・・・でその

フランス的気質ですが

ま、一言でいうと「ドイツ的でない」(当たり前



明るい感じで、はじけちゃう

そんな、ストイックとは全然かけ離れた方向へ


ドイツ音楽する時の気分との差に、またまた、感心しているのです。

いやしかし、本当に違うのだなと・・・・




マダム・セリグ

2013-11-20 21:59:24 | 日々の発見
昨日マダム・セリグのレッスンがありました

日曜日のコンサートのためのレッスンですので、

いつものことですが、5時間ぶっつけです

ちょっと、今回は小さな問題があったということで、

いつにもまして、タイムキープ

ちょっとだけ伸びちゃったけど、でも

キツイこと言われながら、楽しく勉強させていただきました。

演奏会するってことになると、お互いに気合が違うから

本当に、伸びが違います。

この会は幸せなことに5回も続いていて、毎年キツイ思いしただけ

タケノコのようにすくすくと伸びて言っているような気がします。

日曜日、もうすぐですが、ちょっとでもフランス語らしくなるよう

あ、今晩も寝る前にシャベリの練習しなくっちゃ

では、日曜日三軒茶屋でお会いしましょう

唱名

2013-11-18 22:21:52 | 日々の発見
法事でお寺に行ってきました。

後で伺ったら、最近はそのようなお寺が増えてきたのだそうですが、

我が家の新しいお寺は、参加者全員で読経をします。

和尚さんのお話では、そのことがご先祖様への供養になるのだそうです。

それで、参加者も読経をするということなのだそうです。

ひらがなが振ってある、昔ながらの般若心経、ほかにも現代語に訳してあるお経もあり、

お焼香の合間には、5分間の短い座禅、

その間には亡くなったご先祖様と過ごした幸せだったころのことを思ってください

というお話でした。

周りの声と合わないといけないのかな?

と思って、音を合わせると、自分の声と違ってしまうので、

なかなか大変でしたが、とても良い体験になりました


そういえば・・・・唱名って立派な歌唱芸術

生徒さんは「そうよ~先生。立派な声でお経読んでいただくのがいいわあ~

「お坊さんの合唱ってすごいのよ~

。  合掌でなく合唱かあ


こじんまりとした気持ちのいいお寺で、

こんなところで、ちょこっと読経、ちょこっと座禅なんて言うのも、

気持ちを落ち着けるためには良い方法なのでは?

そして、音楽を考えていく方向と少しも違わないのだということに気が付き、

改めて自分の進んでいる道の確かさを感じ、新たなる意欲にもつながっていくような気がするのでした。

たまには、お寺で読経も良いもの

でも、色即是空、空即是色

だからね

神々のたそがれ

2013-11-12 21:28:58 | 日々の発見
そういえば先日、R Wagnerの楽劇の一部を演奏会形式でTVで放映していましたね

そうかあ~。ブリュンヒルデはこういう声の方がなさるのね

なんて妙に納得しながら聴いていましたが

だって、Wagnerっていうと、ついついとてつもない声のおばさんが・・・いや違うから・・・


・・・じゃなくて

その時のTenorの方が素晴らしかったことをついに思い出し

そうだ書いておかなきゃ

と思った次第

声も良いし、ドイツ語もはっきり聞こえるし

へえ~

って思ってよく見たら、なんと



素晴らしい! Wunderwar!


見逃した方は残念でした

また、もし録画してらっしゃる方は、よ~く見てみてください。

やはり、それでよかったのだと思い直し、

また、感心し・・・・・

何に?

ま、いいから・・・・

というわけで、参考になる歌い手さん発見でした


先日のメゾソプラノの方のように悪い見本ばかり見てないで、

良い見本も探しながら、いろいろ好き嫌いしないで聴いてみるとよいと思います。

というわけで、Wagner良いなあ~と思った次第


カルメン

2013-11-10 22:39:10 | 日々の発見
去る高名なメゾソプラノの方のカルメンを聴きました

きっと目を閉じて聴いていたら「ブラボー」なんだろうなあ~

全然下手じゃないし・・・・・


でも

?って思った人いませんか?

以前にこの方のリサイタルを聴いた方が(身の回りの人ですが)

絶賛していたので、「さぞや

と思って期待しておりました。

しかし・・・・。

以前からこの欄で書いているように、

ゴルフでも、テニスでも教科書的なフォームがあり、

その方法で球を打っているとたいして怪我もせず、

なが~くそのスポーツが楽しめる

見た目にも、美しいフォームって素敵


しか~し、癖のあるフォームで打っている人は、球筋が定まらないとか、

ひじやひざに故障が飽きてしまい、続けることができなくなってしまいます。

歌も同じなんじゃないかな?

と思い始めていろいろ考えたり、見たりしていますが、

やはり、歌を歌う時のフォームって大事ですよね?

見た目も悪いし、声にもよくないし、

確かに、自分の音域や、声質にうまくマッチした曲ばかり歌えるわけではないので、なんですが


少なくとも眉間にしわ寄せて歌うのは・・・・

アマだろうとなんだろうとNGではないですか?

聴いてるほうが苦しくなっちゃう・・・・てか

Je t'aimeって、顔しかめて言いますか?

ってことです。

その時点でプロ失格でしょ?



独研の例会でした

2013-11-03 21:50:28 | ドイツ歌曲研究会
今日は二期会のドイツ歌曲研究会の例会でした。

今年初の渡辺先生の講座でした。

詩人と作曲家と時代と作風と

様々なアプローチがとても新鮮で、

初めて聞く話ばかりではないけれど

でもとてもためになる講座でした。

個人的には、ちょうど、「ロマン派のドイツリートを手早く追っかける」

という企画の演奏会を考えているので、

その計画を本格的に考えまとめていくスタートとして

とても良い機会だったと思いました。


そして、ほかの方の受講の様子も拝見させていただいて・・・・・。

やはり・・・・気になることが

ん~姿勢・・・・・・

これがよくなれば、もっと自然とよくなるのに・・・・

って方が多かったこと。。。。。

スポーツもダンスもフォームが大事ですよね?

だから歌だって、姿勢

これが大事です。

というわけで、「歌うことの基本講座」

短期で、発表会付

これもやろうと決めました。


さ、さ、

計画ねりましょう