声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

秋のコンサート

2014-10-26 15:57:31 | 演奏会のこと

この5年くらい毎年のように

エディット・セリグ先生にお話をしていただいて

お話つきコンサート行っています。

さまざまなテーマを設けて行っていますが、

毎回とても興味深いお話が伺えて好評です。

いつもはとても専門的な曲や、専門的なお話が多かったように思いますが

今回は、前半の曲目はすぐに馴染める聴きやすいが並んでいます。

そしていつもよりも幅広い年代の曲が演奏されますので、

楽しみも一層

ドイツの音楽に比べて少し軽い曲想ですが、

それだけに気軽に座っていただいて大丈夫だと思います。

みなさまお誘いあわせでお越しください。


音楽の楽しみ方

2014-10-22 10:09:14 | 日々の発見

音楽を楽しむ方法・・・・・

聴く

コンサートで生の音を楽しむ

CDなど録音されたものを聴き比べる

演奏する

歌う 楽器を演奏する。作曲する。

など様々あります。

最近ダンスの先生がご自身のブログで

ダンスだってその音楽の奥にあるものを表現したっていいじゃん!

みたいなことを書かれていましたが、

それがまたい~感じだったので

ここにもちょっと付け足しを

器楽作品はよくダンスのステップから派生してきた形式で書かれたりします。

メヌエットとかジーグとかマズルカとか・・・・その他もろもろ。

その他オーケストラ作品には絶対音楽とか言って、

基本になるメロディを動機として、発展させて作られているものもあります。

歌曲では基本はやはり「詩」です。

「詩」全体の表現したいテーマに沿って書かれているのが

やはりドイツ歌曲かな?

でも、ドイツの詩は細かい部分も、全体のテーマと密接に計算されて書かれていますので、

細かい部分まで作曲者は気を使って盛り込んで書いています。

そして、それを読み解くのが、ま、プロの仕事だと思うのです。

楽譜を見て考えていくと時間はいくらあっても足りなくなりそうです。

でも、それはとても楽しい時間です。

生徒さんたちと一緒に読み進めていくことは

本当に楽しい作業ですし、

愛唱歌のようなものでも、そこに深い意味を発見したりすると、

さらに喜びは増します

そういう楽しみ方も、十分にOKな気がします。

 


コンセントレーション その2

2014-10-11 11:13:18 | 日々の発見

舞台上で緊張して仕方のない人。。。。。

いや、緊張しない人はいません。

その緊張をどのように利用するか?

ですべては決まるのだと思います。

今日は悪い例について

よくコンサートの前準備の時間。

おしゃべりしている人を見かけます。

ま、お化粧しながら、。ちょっとくらいはみんなお話ししますが・・・・・

異様にしゃべり続ける人

出番前まで、ず~っと。

これって、きっとその緊張感から逃れたい一心で止められないのだと思います。

心の危機管理の一つだと思うのですが、

あまりに緊張を強いられると、反動でそこから逃れたくなるのが人の心

それが当たり前だと思うのですが。。。。。

しかし、そこから逃げてしまっては決して良い演奏はできません。

たいてい、直前までおしゃべりを止められない人は、

演奏も推して知るべし・・・・・・

もうちょっと練習すれば?

っていう結果になってしまいいます。

発表会前のみなさん

直前まで、寡黙になって、今日の演奏について覚悟を決めてみてください。

そしたら、結構良い結果がついてくると思います。

評価される。ってよりは自分で満足いく演奏になるってことだけど。。。。

 


舞台上でのコンセントレーション

2014-10-06 10:19:51 | 日々の発見

舞台に出て行って演奏する。

最初のころはこんなに怖いものはありませんでした。

いや、

正直言うと、子供のころは大好きでした

いつのころからか・・・・・。

やはり20歳前後かな?

様々なことで敏感になる、そういう時期です。

え~?

高校生とかそのころでしょ?

っていう方もあるかも?

とは思いますが、まだその頃のほうが子供感が残っているので。。。。。

やはり20歳くらいかな?

と思います。

平常時でさえ、不安定になったりするわけですから、

舞台の上なんてもってのほか・・・・

 

しかし、これも本当は慣れです。

何回も定期試験を経験しているうちに

なんとか、自分のやりたいことをできるようになってきます。

そしてある日、お客様が反応をしていることに気づくようになり・・・・

そこからはもうこっちのもんです

会場全体を巻き込んでの演奏に心から集中できるようになる。

一心不乱にではなく、すべてのことに気を配りながら

それができるようになる。

しかし、それができるようになって・・・・・

それから?

って思うようになる。

これもまた大変です。

だって、同じことをやっていては誰もついてきてくれません。

昨夜、N響の番組を観ていて

「やはり

と思ったのは、かのプロムシュテットでさえ、

「先生はさらに読みが深くなった。最初からもう一度やり直しでした」と楽団員に言わせてしまうほど、

変化しているということ。

やはり芸術家は進化し続けられないとね

と思った次第です。

 


ダンスの観戦

2014-10-01 20:54:57 | 日々の発見

競技ダンスを始めて・・・・

といってもまだまだ競技会に参戦できるまでには程遠く・・・

いや、参戦している方はたくさんいらっしゃると思います。

私レベルでも・・・・

でも、ちょっと目標が違うので今はただ習っているばかり・・・・。

 

・・・・先日初めて間近にて観戦しました。

武道館で行われるアジアンオープンは3回ほどお邪魔していますが、

私の先生はいつも最後までは残らないので(さすがに)・・・

しかし、今回は東日本のプロの方が参戦する競技会なので

お邪魔してみました。

かなり間近で観戦できるのは、ま、迫力あってそれはそれでよいのですが・・・・

やはり武道館の上の方からですとフロア全体を見とおすことができ、

各選手の動きがより比較しやすく、

自分の視野も広いので、すべての選手に気を配れるという点においては

勝っていると思います。

先に結果を書きますと、

私の先生は優勝

初優勝です

しかし、私は不遜にも「なんだ、ちゃんと勝てるじゃん

と思ってしまい・・・・・・

「いや、ここまで来るのにどんなに苦労しているのか?知ってるでしょ?」

と思い返し、

いや、でも本当に「なんだ、大丈夫じゃん!」と不思議にも何回も、

そう思いながら

帰ってまいりました。

で、こっからが本題

なぜ、ダンスなのか?

それは、すべての音楽がダンス音楽から始まっているからです。

中世のころには、主に祭りの時に、

歌と踊りと楽器の演奏が一緒になって存在していたのですが、

ルイ14世の宮廷時代にバロックダンスが確立され

舞台で踊るバレエになり、

歌は歌でオペラや、歌曲として発展し、

鍵盤楽器や弦楽器の音楽に使用され

時代を経るにしたがって、細分化され、

より洗練されて今に至っているわけです。

いま、私たちが接する音楽の大部分は

そんなことを意識することも少なくなってきたように思いますが、

演奏する際には、やはり一度ここに立ち戻って

考え直してみる必要があるように思います。

競技ダンスにはまだまだ、そんな古い時代の名残のような動きが

数多く残っていますので、

音楽を勉強している方はやはり

並行して勉強してみたほうが良いように思います。

習ってみての実感です。