和州独案内あるいは野菜大全

第一回奈良観光ソムリエであり、野菜のソムリエ(笑)でもある者の備忘録のようなもの。文章力をつける為の練習帳に

雑感

2009年01月16日 | 奈良検定その他検定
 今回で初の最上位資格のソムリエが誕生するにもかかわらず、さして盛り上がりを見せることも無く終わった感のある検定ですが、総括としての雑感を書いて私もこの話題を終わりにしたいと思います。数ヶ月のブランクのあとの怒涛の更新と本人は感じており元のペースに戻ります。
 まず、マークシートの30問は確かに難しく、一問2点の配点が合否を左右するのでしょう。これが60問一点問題だったらどうなったでしょう?
 難しいとは言え解けるものは解ける、当たり前のことです。答えがあやふやでもソムリエを受験される方なら大抵の問題は2択に絞り込めたのではないでしょうか。
 例えば問27 正月のランジョウを野迫川では何と呼ぶか?
は正月の行事がオコナイと知っていれば、後はハナタバリと言う聞きなれない、でもいかにもありそうな語感の言葉の2つに絞れます。後はカンですかね
 問29 奈良奉行溝口信勝はいつ鹿の角伐りを始めたか?
はズッコケてしまいました。中坊から土屋そして溝口の流れ、特に角伐りとのからみで溝口は覚えていても、まさか何時始めたかを問われるとは、うーん流石です
 問題選定に不満も多いでしょうが、うちの母親は「そういうのが答えられるからソムリエじゃないの?」と言っておりました。仰るとおりですハイ。ただ、あくまでも問題として解けるのであってガイドの能力とは本質的に異なるものなんですよね。

 記述式の問題については、昨年末にあった試験対策の講習会で四百字の記述問題の概要を知らされた時はただ呆然とするばかりでしたが、同時にこれはサービス問題になってしまうのでは?と思いました。その印象は試験を終えても変わりません。つまり、書き手の自由裁量が大きすぎて試験問題の体をなしてないのです。ちょうど喩えるなら出席さえしていれば単位がもらえる一般教養の試験問題みたいなものです、分かりにくいか?
 二百字問題は厳密な加点、減点方式ですが、フリーハンドの問題はそうはいかず、とりあえずマスを埋めた段階で20点を与えて、そこから誤字や意味の曲解を減点していく減点方式しか採点者は採点できないのではないでしょうか?まあ分かりませんけどね。
 とにかく平均年齢の高い紳士淑女の皆さん「この問題は無効だ」などと余り熱くならずにいてほしいものです。理屈も屁理屈もこねすぎるとみっともないですから。

 と言うことで写真も山辺で見かけた雑な泥壁の小屋で本文とは何の関係もございません。
  
 

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