Doll of Deserting

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アハハー。(微本誌ネタバレ注意)

2005-09-07 20:47:28 | 過去作品(BLEACH)
 行ってきます。





 思いのほか市丸さんが変態臭くなったー!!(アハハハハ!!)


 あ、パラレル連載更新しましたv(何事もなかったかのように)

 …あの、ね。違うんです。違うんですよ。このイラストはと言いますと、あっちの世界でイヅルと別れた市丸さんがあまりにも寂しそうだったために、メノスがちまいイヅルを作ってくれたんです。(器用だなメノス)
 本当は侘助もセットだったんですけど、現実のイヅルが今にも追いかけてきそうなので市丸さんが外しました。(笑)最初は、「何やこんなもん、本物やないやん。」と馬鹿にしていた市丸さんですが、メノスがあまりにも悲しそうなのでもらってあげました。今では結構気に入ってます。毎日出かける前に「行ってきます」とお人形に言います。(どっちにしろ変態臭い)
 というかこのイラストは実は、

どうしてもちまいキャラが可愛く描けない私が練習用に描いたものだったはずなのですが。(しかもやっぱり可愛くない)

 無駄に太文字。はじめはイヅルだけだったのですが、あまりに小さくなりすぎたので市丸さんを入れようと思い立ってみたのですが、どういうシチュエーションにしようと考えた時、これが浮かんできたわけでして…。(汗)

 机に何となくで木目を描いたところ、何だかちゃぶ台みたいになりました。(汗)

 というか、そういえば昨日台風が過ぎました。(遅!)いえとりあえずうちはかなり風邪は酷かったんですけど停電ということはなかったので(山の方は酷かったようですが)ネットはちゃんと出来ました。(笑)
 九州なのですが、一応は過ぎました。今日普通に学校行きましたから。(笑)うん、まあ絶賛雨漏り中でしたがね!!(笑)ちなみにめんどいので今も雨戸は閉まっています。(コラ)

人形即興曲:Ⅷ(日番谷)

2005-09-07 19:12:42 | 過去作品連載(パラレル)
Ⅷ:笛の音
 笛は、横笛いみじう をかし。
 にほひも、物の音も
 いみじくあはれに思えて。
              (一部、「枕草子」より引用)
 清涼感の欠片もない。今、この屋敷を言葉として表すならば、正しくそれだ。ここには重苦しい空気ばかりが巣食っており、街灯に群がる蛾のように、静寂の中を彷徨っている。それが酷く侘しく感じ、日番谷は目を伏せて指を動かし、横笛を操った。
 笛のたしなみがあるのは自分だけではない。この屋敷の主人である藍染も、巧みに笛を操る。元より日番谷に横笛を教えたのは、藍染だ。藍染は、日番谷を造った時から既に、彼に様々な才を与えた。武術、剣術、和楽器、学業も勿論のこと、本当に人形かと思うほどに、日番谷に知識と教養を与えていった。
『僕が君に色々なものを与え続ける理由かい?それは勿論、君が早く成長して、君の可愛いあの子を護ることが出来るようにさ。』
 茶化すように、あの男は言った。日番谷と桃は、同時に造られた。だからかは定かではないが、日番谷は常に桃のことを家族か何かのように、必死で護ってきた。それが自分の義務であるかのような気がしていた。だからこそ、藍染のその言葉にも納得出来た。
 しかし何を思ったのか、あの男は自分から桃を突然、奪った。桃が兼ねてから藍染に憧れを抱いていたことは知っていたので、二人が男と女の関係になることは別段構わなかった。しかし藍染は、それだけではなく桃を日番谷から、いやもしくは外界全てから隔離するかのように、桃をあの部屋に閉じ込めた。あの男は、言った。
『君は言ったね、あの子を代わりに護ってやるように、と。』
 日番谷は、確かに言った。もし自分から桃を奪う覚悟があるのならば、これからは桃のことはお前に頼む、と。全身全霊を賭けて護れ。そう言った。
『僕は思うんだ。一番いい方法は、全てのことから彼女を遠ざけることだと。』
 藍染は、決して狂ってはいなかった。それは後から分かったことだ。桃を愛するが故の狂気からではなく、桃を他者と触れ合わせることによって、市丸や日番谷に発覚してしまった自分の秘密を隠し通すためだったのだと、そう知った。
 そう、市丸にしか発覚していないと思われていた藍染の秘密は、日番谷にも既に発覚していた。日番谷からすれば、なぜ執拗に隠したいのか少しも理解出来ないが、彼が人一倍強い自尊心の持ち主だということも知っていたので、あえて何も追求しないことにした。
「…俺の護るものは、きっともう雛森じゃない。」
 日番谷は、自分の「役目」というものを理解し始めていた。少しばかり前ならばそれは間違いなく桃を護ることだと言えるが、おそらくこれからの自分の使命は変化する。むしろ藍染から、新たな使命を既に授かっているのかもしれない。
 藍染が最後に放った言葉が、耳の奥底で弾けて止まない。
『君の新しい身体が出来ているんだよ。』
 自分がその時どのような選択を迫られるのか、今考えただけでもおぞましい、と思った。この身体を選んだのは自分なのに、取り巻く環境が変化した今、あの男はまた新たな選択を迫ろうとしている。


「久々だな、この笛がこんな調子いいのも。」
 大分古くなったその笛は、度々音の調子が悪くなっていた。しかしそれが今日は、珍しく美しい音を奏でている。日番谷はそれに気を良くし、一層強い音で笛を吹く。

幼き人に似あはぬことと
されどいつしか おもひはやまず
彼の人の背に 届かぬものを落としけり

 何も考えず指を動かしていると、ふと亜麻色の髪をした女が脳裏をよぎった。


 どうしても日番谷君を出したくて無理に彼の心情を描いたところ、イヅルと桃の番外編を同時更新する隙がなくなったという…。(アホ)ええと、連続更新を目指して明日UPしときます。(と、言いながら何回裏切ったかな!汗)
 最後はやっぱりこの辺で日乱を入れておかないと…と思いまして。日番谷君を最終章で大きくさせるかはまだ決めておりません。(汗)とりあえず今から付箋を。(しかし私は付箋を貼り過ぎると後で収集つかなくなる人間なのでどうしよう…。泣)
 文中の古文は、最初の分はほぼ引用したものをイメージでくっ付けたものなのですが(枕草子以外の文がどこからの引用なのかいまいち定かではないので自粛)、最後の文は最初の文以外創作です。もうちょいマトモなのが出来れば良かったのですが…。管理人にマシな古文を求めない方が良いと思われます。(泣)とりあえず日乱イメージ!と思ったのに全く関係ないような…。(汗)

まどか様より。

2005-09-07 18:03:26 | 前サイトでの頂き物






 僭越ながら、まどか様より残暑見舞いフリーイラストがあまりに素敵だったもので頂いて参りましたv

 背中合わせの三番隊も去ることながら、背景の美しさとセンスを感じさせるデザインに惚れ惚れします。水咲様、勝手失礼致します。ありがとうございました!!
*ここにある画像はクリックで全て元のサイズに拡大出来ます。