Doll of Deserting

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キャラ語りー。(BLEACH日乱)

2005-06-30 22:16:10 | 過去作品(BLEACH)
日番谷 冬獅朗
 うん何ていうか私のはまるキャラじゃないはずだった!(ヲイ)どうも私は少年系が苦手でして…いや好きですけどハマるキャラではなかったのです。しかしとあるサイト様で成長した彼を見てしまったからさあ大変!(そこから病気が始まったんだね)今の小さい彼も大好きですが、大きくなったらどうなるのと考えると楽しみで仕方がない。私は藍桃からBLEACHに入ったので(本格的にはまったのはギンイヅからですが)日雛は始めから考えてもみなかったのです。日番谷君にとって桃は「大事な幼馴染」権「もしかしたら初恋の相手かもしれない」みたいな存在なので。
 ビジュアル的にとかそんなのスルーで日乱が好きです。絶対的な信頼関係が最高です。ほらやっぱり乱菊さんは日番谷側に…ついた…し。(苦しいから)ああもう何ていうか見た目はばっちり子供なのに本当はどの隊長よりも、誰よりも器のでかい懐の広い彼が大好きです。
 彼の睫毛は長いよ…それもまたいいけども。(変態か)ギンのことが嫌いでありつつもうちの日番谷君はそこまでギンを虐げてはいません。なぜなら彼らは彼氏同盟だから。(言ってろ)むしろ嫌い嫌い言いながらちゃっかり子供時代の乱菊さんの写真(そんなんないから)とか売ってもらったりしてるといいよ。子供時代の話とかやきもきしながら結局聞いてるといいよ…!!ちなみに藍染隊長のことは「読めない奴」と思ってます。それから「雛森泣かしたら殺す」とも。(笑)
松本 乱菊
 姐さん。うん。(何)12巻で雛森を諭す時の口調から最近一気に口調が女らしくなりましたね。(笑)あんな言葉遣いも好きでしたが今の口調もいいです。てか何でもいいです。(言い切った)
ギンは家族みたいな存在でいいですよ。何ていうか「蓮の宮」でギンの乱菊に対する感情は全て明かしていますので。あんな感じですよ。うちの日番谷君の桃に対する感情と同じようなモンです。そしてうちの乱菊さんも同じような気持ちです。
 隊長大好きだと嬉しい。(黙れ)ていうか乱菊さんはうちの女性陣(イヅルも含めた)の中で一番想いは最強だと思います。だって守りたくて支えたいんだもん。最強ですよ。ただ何ていうか隊長が自分に死んでほしくないのも解っているので、あえて「命をかける」とは公言しません。でも心の中ではそう思ってます。 
 どうでもいいけど「ついておいで、イヅル」よりも「ついて来い、松本」の方が萌えます。いやついておいでイヅル好きですよ?大好きですよでもそれよりも何でか日番谷君のコレがツボにはまる。ていうか私は主従に弱いんだろうなきっと。(苦笑)つうかそう考えると「おいで雛森君」とかいうやりとりが一切なかった藍桃は惜しいことしたなあ…。(泣)
 とにもかくにも十番隊の二人は色々カッコいい人達だと思います。ていうか日乱は何か恋愛の仕方が格好いい。(笑)

偽善との共鳴:四(ギンイヅ+三番隊第三席)

2005-06-30 18:54:34 | 偽善との共鳴(過去作品連載)
四:フラワーシナプス
 三番隊第三席には、今も夢に見る程に後悔していることがあった。彼は吉良イヅルに次ぐ実力者であり、市丸ギンに対して意見することが出来る数少ない隊員のうちの一人だと言われている。しかし彼には、誰にも言えない秘密があった。
 吉良イヅルが副隊長になったばかりのある時、ギンがイヅルを呼び出した。三席は何ともなしにその様子を眺めていたが、二人が奥の間に消えた後、すぐに悲鳴が上がった。そしてそれに気付いたのは彼だけだった。その部屋はもともと下級席官が入れるような部屋ではなかったし、周囲には誰もいなかった。
「ちょお、お前こっちきい。」
 ギンが三席を呼び出した。三席は息を呑んでその様を見つめる。そこには彼が敬愛する吉良イヅルが、しびれ薬を嗅がされて苦痛に顔を歪めていた
「暫く誰も来んようにしとけ。」
 ギンは尚も、言い放つ。命令されるのはいつものことだったが、今日は何か常軌を逸していた。三席はこの日のことを思うと、なぜここで断らなかったのだろうと思う。いっそここで副隊長を連れて逃げる度胸があればよかった。
 彼がこれから何をされるのか分かっていた。そして今日が最後ではないことも。きっとここでギンの行動を許してしまえば、この先も彼は吉良副隊長を慰みものにするに違いない。
「…はい。」
「三席っ…助け…。」
 苦しみながら言うイヅルを、三席は見ていられなかった。ただ目を背けてことが終わるのを待つしかなかった。
「…では、私はそこで待っております。」
 脳細胞が、狂う。にやりと笑ったギンの笑顔によって、全てが何の思考も持たない花か何かに変えられていくようだ。すみません。すみません。申し訳ありません。私は弱い人間です。あなたを攫っても行けないような臆病な男なのです。
 扉に背を向けて立つと、耳を塞いだ。何も聞こえないように。しかし三席の耳には、高すぎるイヅルの悲鳴がしっかりと届いた。その声が更に高まっていく。どうやら身体を傷付けられているようだ、とそのくらいしか理解出来なかった。
 行為は数時間も続いた。三席は悲鳴が止んだのを感じて耳から手を離す。あまりにも強く耳を塞ぎすぎて頭が痛い。
「ごくろうさん。」
 出てきたギンの目が開いているのを、三席は初めて見た。顔自体はとても美しいが、目の色が狂気に満ちている。イヅルのことは直視出来なかったが、何か胸に彫り物があるのは分かった。
 あの時のことを思い出すと背筋が凍る、と三席は思う。自分はイヅルが副隊長に就任した時、彼のためならば命もかけようと思った。それならあの時なぜ彼を救うことが出来なかったのか、未だに分からない。もしかしたら自然と、彼の目の色が恐怖だけに満ちているのではないと感じたからかもしれない。


 何だかんだ言いながらUPですよお嬢さん。(誰だよ)話的に流石にヤバイかなーと思ったのですが、こんなサイトでも一応閲覧者の方々がいて下さるようなので、あまりに連載を更新しないと申し訳ない気持ちになり…結局UP。大した小説ではありませんが、一度でも見て下さった皆さんありがとうございます。感謝の意で一杯です。
 というかこの彫り物をしたのはこの展開だとギンに…。(汗)いやきっとしれっと職人呼んだんですよきっとそうだ!!(どこにそんな奴が)


憔悴する地面(詩。オリジナル…?)

2005-06-30 18:44:57 | 過去作品(BLEACH)
憔悴する地面
 
高尚な過ち そんなものあるの
健全な拘束 そんなもの意味がない
走り続ける 馬車がこっちに手招いている
音を奏でる 足跡をつけながら私の脚は

余裕がないから 忽然と消える感情を取り戻せない
地面はいつまで経っても泣き叫ぶのをやめないわ

本当に直接言いたいことなら
ここまで来て草を掻き分けて
泥にまみれて 散らばる骨に紛れて
あなたに永遠を誓う前に私は人を信じていなかった


永遠の導き そんなものあるの
狂気に叫ぶ君 そんな君意味がない
歩き続ける 君はそこで手招いている
雪に触れ行く 手垢をつけながら僕の腕は

足音に怯えて 奪われた恋情を取り戻せない
地面は知らないうちに憔悴して黙り込んでしまったよ
 
本当の証言言いたいなら全て
ここにある全部持って行って
紅にまみれて 散らばる花に埋もれて
君に永遠を誓うまえに僕は何も信じていなかった

告解を告げるなら失う覚悟
世界の目真っ直ぐ見つめながら
闇にまみれて 散らばる光に咲いて
あなたに(君に)永遠を誓う前に私は(僕は)世界を信じていなかった


信じていなかった


 ええとオリジナルのつもりで書いたのですが、ギンイヅに見えなくもないです…ね。(汗)何ていうか私はギンイヅにも藍桃にも日乱にも平等に愛を注いでいるはずなのに、こんなにもギンイヅ率が高いのはなぜなのか…。何か一ジャンルに一個だけ許せるBLが出来ると、なんでかそれを最優先にしてしまいます。他が皆ノーマルだからきっと新鮮なんだろうな。(笑)

ああああ。

2005-06-29 22:00:07 | 過去作品(BLEACH)
 何ていうかパラレルがものすごく書きたい。純日本風のパラレルが書きたい。洋風メルヘンでもいい。ていうか暗黒系ファンタジーを考えていたのです。ぶっとびすぎの。何ていうか小説なんかにしないでネタ語るだけにしとけ、みたいなのが。
 言うなれば天界パラレルです。ギンが幽閉されてる堕天使(笑)で、イヅルが「僕が出してさしあげますから」的な天使(笑)なのです。で、桃が村娘(笑)で、ジャンヌみたいな…聖女みたいな感じの女の子で、藍染さんが桃に助言する大天使なんです。で、乱菊さんが魔女(笑)といっても白魔術系ですけども。森の中に住んでいるのです。で、そこに謎の少年日番谷が迷い込んでくるのです。乱菊さんははじめただの旅人だと思ってて、普通に家に住まわせるんです。この調子でいくと日乱は素直にくっつきます。
 そこで問題が。イヅルがやっとこさギンを出してあげますが、実はイヅルはギンに騙されていたのです。(ありがち)しかも藍染さん大天使のフリして実は堕天使(魔王でもいい。笑)で、桃の聖気を吸いとって利用していたわけですな。そんで二人はグルでしたーみたいな。
 何か本誌っぽいよ。(笑)そこで止めようとした乱菊(ここまでの過程で全員知り合ってるから。笑)と桃が襲われそうになって(イヅルは既に聖気奪われてへたれているので。笑)そこで活躍するのが少年日番谷。(出た)実は彼が真の大天使なんだよ。(ありがち)苦戦しつつも勝つんだよ。(途中でギンと藍染が愛情を思い出したりしてな。←あくまでもギンイヅで藍桃なので本誌と違い二人への愛情でうっかり負けてくれます。少女漫画展開。笑)
 何かそのへんで日番谷君成長したりすると嬉しい。(お前どこまでも青年日番谷好きだな)ええとそんで結局ハッピーエンドになるのです。すっきり爽快なエンディングを迎えるのです。てかこんだけ中身晒したら小説にしても面白くねえじゃん。笑。
 どなたかこの設定を広い心で許して下さる方がいらっしゃれば是非教えて下さい。(いねえよ)ていうか何か美しい描写の和風パラレルが書きたいんだよ!!(お前に美しい文章なんて書けねえよ)まあとにかく、始める前に連載終わらせろや☆(痛)
 っていうかどうなんだろう。四話目ってUPして大丈夫なのかなあ…。とか言いながら明日あたりにはしれっとUPしているに違いない。(笑)というかやけに(笑)が多い日記(ええコレ日記のつもりだったの)でしたが、ありがとうございました。では今日はこの辺で。お休みなさい。

人殺し。(ギンイヅ小説版)

2005-06-29 20:21:55 | 過去作品(BLEACH)
人殺し。
 疾走する音が響く。水の羽音が長くする。竹がしゃんしゃん鳴いている。しかしこの牢獄のような場所にはそのどれも届かず、ただ宙に舞い落ちるだけだ。ギンは孤独というものを嫌というほどに知っていたので、外から流れる音というものはもう諦めかけていた。護廷に来てからというもの、季節ごとに風情ある音は絶えず聞こえてくるものの、その全てが偽りに聞こえるようになってしまった。
「イヅルー。おらんの?」
「はい、どうなさいました?」
 座敷の外にある部屋で控えていたイヅルが返事をした。今日は非番の日なのでギンの相手をしなくとも構わぬはずなのだが、いささかギンの調子がおかしい。暇さえあればぼうっとしている。いやそれはいつものことと言われればそれまでなのだが、今日はいつもと違い喪失したような表情をしているのだ。イヅルはそれが気になって仕方がない。
「見てみい、アレ。」
「アレ、ですか。」
 見ると、そこには一匹の鯉がびちびちと音を立てながら跳ねていた。そこに水はない。こんなところであるから不思議なことが起きてもおかしくはないが、その光景は流石に常軌を逸していた。
「ここ最近よう見るんよ。…あの鯉も魂なんやろうなあ。なしてあんなんなっとるんやろ。」
「鯉はもしかしたら、自殺しているのかもしれませんね。」
「…鯉にすら見限られとるんか、ここは。」
 うっすらと嘲笑し、ギンは身体を倒した。天井を見つめる。そして暫く呆然と考えていたかと思うと何を思ったのか再び身体を起こし、鯉の方を見た。
「イヅル…命の消える音やで。」
 鯉は、もう跳ねてはいなかった。ぴくぴくと全身を動かし、ともすれば果ててしまいそうだ。そう思っていると、やはりすぐに息を引き取った。
「儚い、ものですね。」
 イヅルが言う。ギンはうん、と短く返事をすると、イヅルの髪を梳いた。イヅルはそのまま暫くいいようにさせてから、静かにギンの肩にもたれかかった。
「今日はやけに積極的やな。」
 ギンが面白がったように言うと、イヅルはへたりと身体をしならせてギンの着物の裾を掴んだ。その姿が可愛らしく、ギンはイヅルの背を抱いてやる。
 イヅルが儚いと言ったのは、自分達の命を含めて、なのかもしれない。ギンは漠然と思った。自分達もあの鯉のように、足掻きながら死んでいくのだろうか。むしろ、とイヅルは思う。自分はいつか彼に殺されてしまうのかもしれない。刀などではなく、その心で。彼の一言一言にこんなにも一喜一憂してしまうのだから、あり得ないことではないと感じた。ギンはギンで、自分はそのうちイヅルを抱きながら死んでしまうのではないかと思う。互いを必要としながら、世界は二人を望まない。たった一言でお互いを殺すことが出来る僕達は、凡庸なただの人殺し。
 命の尽きる最期の瞬間、紡ぐ言葉は。
 ああ、ああ、いっそのこと、『愛していると、言えたなら』


 やっとこさ小説UP。詩と見比べてみると色々困るけどご愛嬌。(何)何ていうか、やたらとラブくなりました。共依存って理想だよー。本誌では色々やられたけどもういいよ。捏造してこそだよ。二次創作に入り込んで×年、はまったジャンルは計3つ。しかしここまで原作に苛められるCPにはまったのも初めてですよ。(笑)ギンイヅとか藍桃とか日乱とか。ギンイヅや藍桃はともかく日乱で同志の方を見つけるととても嬉しくなります。(笑)いやでもマイナーなんかじゃないもん!!(開き直り)
 ええととにかく突っ込むべきところは多々ありますがスルーしてやって下さい。お願い致します…!!(泣)

アニメ感想ー。(いろいろネタバレ注意)

2005-06-28 20:18:39 | 過去作品(BLEACH)
 アニメ見ました。七緒ちゃんの声が大好きです。あのくらい澄んでるのがいい。イヅルももうちょっと…いや櫻井さんはかなり美声だと思いますが無理に低く出さなくていいですよ…!!という時があったりします。
 ていうか京楽さんも剣ちゃんも男前だなあ。今回もうそんだけです。(オオーイ)八番隊と十番隊と十一番隊の皆さん(特に副官。笑)にはもう「隊長が男前で良かったで賞」をあげていいと思うよ。(どんな賞だよ)三番隊と五番隊と九番隊には…には…うん…!頑張ったよねそうだよね!!(無理やりシメんじゃねえよ)てか私はホントに三番隊と五番隊ラバーなんですか?(聞かれても)いや十番隊も同レベルに好きですけどね。八番隊も十一番隊も好きですけどね。六番隊も好きですよ。二番隊も四番隊も十三番隊も(もういいよいいから)大前田君は最初オアーと思ったけどネタ的には美味しいキャラだと思う。(黙れ)七緒ちゃんさあ…さては隊長ラバーだろ?(お黙り)やちるも可愛いよー。さっさと成長しろよー。(え)いつも思うけど卯ノ花さん毎週無駄に美人なんですけど。(無駄って言うな)今日の藍染隊長はお顔が端正でした。いやいつも(自主規制)ていうか順番メチャクチャだな自分。(今更)
 次回予告にウケました。一角と一護と剣ちゃんとやちる。どうやって勝つんだと一角に言われてアセる一護が素敵です。一角の隊長大好きっぷりも素敵です。笑
 死神大辞典は伊江村さんでした。趣味は日記って…意外と紹介が普通だ。荻堂さんとかも出てきたりしないかな…。(荻花人間)
 ところかわって忘れていたと勘違いされていたであろうED。(実際忘れてただろお前)十三番隊…ネタバレじゃん!!(このEDにそれは禁句です)浮竹隊長の斬魂刀がカッコいい…vv一本から日本になるところが。(マニアック)二刀流最高です!!最後のポーズは隊長一人!?寂しっ!とか思っていたらやっぱり清音と仙太郎が。当たり前か。笑


 ええとそれから。ブリーチのゲームの「紅に染まる巳魂界~」ですけども。最近キャラ紹介が増えてましたー。乱菊さんって意外と身長高いんだ…!172センチってイヅルと1センチしか違わないよ!?57キロってイヅルより1キロ上じゃん!!いやこれは決して乱菊さんが重いわけじゃなくて(むしろ身長から言えば乱菊さん痩せ型)イヅル飯食ってんのかよ!!(そこかよ)ええとつまり市丸隊長と並ぶと二人共あんまり変わらないわけで。隊長がお姫様だっこを試みた場合は乱菊さんをだっこするよりイヅルをだっこした方が若干楽…。(ゴホッゴホッ)まあアレですよね。日番谷君と並んだ時いくら日番谷君が低くても差ありすぎだよねと思っていたら、乱菊さんが女性にしては高かったんですね。よし今から頑張って182くらいまで成長するんだ!!(無茶言うな)うんとにかくお似合い美男美女の日乱が見てみたいんですよ別に今のままで充分いいんだけど見てみたいっていうか(結局自分の願望だけか)だって日番谷君ムダに睫毛長く描かれてるから絶対美形に(げふん)
 ギンイヅ対戦ムービーはまだ見れてません…(見ろよ)明日あたり感想とか書けたらな…早々にキャラ語りがしたいな…そんなことより先小説UPするべきか。笑
 では今日はこの辺でー。

人殺し。(ギンイヅ。どちらともつかない独白詩文。)

2005-06-27 22:58:48 | 過去作品(BLEACH)
 疾走する音が響く。水の羽音が長くする。竹がしゃんしゃん鳴いている。しかしこの牢獄のような場所にはそのどれも届かず、ただ宙に舞い落ちるだけだ。


彼はボクの恋情を欲す。ボクは彼そのものを欲す。そうして、世界は二人を望まない。
彼は僕の忠誠を信じない。僕は彼そのものを信じない。そうして、人は僕等を阻んでばかり。


ああ、いっそ。

いっそのこと。

『『愛していると、言えたなら。』』


喉の奥で、叫んで消えた。


こんなにも、簡単に僕の言葉を掻き消してしまう。
こんなにも、簡単にボクの想いを書き換える。



そんなあなたは、
そんなお前は、



ひとごろし。





 
 連載の中休みに書いた詩。というかこれ本当は小説にするはずだったのに時間の都合で断念、というようなシロモノ。なのでそのうちこれの小説がUPされていると思われます。









WJ感想とも言えないもの。(ネタバレ注意)

2005-06-26 23:30:16 | 過去作品(BLEACH)
 人づてに聞いたのですが、先週のジャンプに出てきた新キャラ君。関西弁だそうで…(汗)。いや別に良いですよいいですけど…あの人のアイデンティティーを取らないでよ…!!(あーあ)うんいやまあ彼は大阪弁っぽいなので大丈夫。ギンは京都弁だから大丈夫…!!(黙れ)つっこみが鋭い子だそうです。いっそ血縁だったらいいのに。(お前さっきまでの暴言はどうした)お顔立ちはあんまり似てませんけど何かサラ髪とか口の開き具合とかがね…見ようによってはね…!(どうしてもあの人の面影を見つけたいお年頃)死神がこの先出てくることを祈ります…。お休みなさい。

偽善との共鳴:参(藍桃)

2005-06-26 21:36:34 | 偽善との共鳴(過去作品連載)
参:ラストシャウト
 断末魔が、聞こえる。最後に叫んだ青年の声が。元々胸にないものを与えられ叫ぶ、青年の声が藍染には容易に想像出来た。頭の中で響くそれを聴きながら、襖を開け入って来る副官を迎え入れた。彼女は何ともなしに事務的な顔をしている。
「藍染隊長、十番隊から例の任務の詳細が届いております。」
「ああ、有難う雛森君。済まないね、僕が急に体調を崩したばかりに任せきりになってしまって。」
「いいえ!気にせずゆっくりお休みになって下さい。」
 澄んだ高い声が頭に響く。先程響いていた高めの低音とはまた違う音だ。そのまま暫く藍染と雛森は任務について話し、そのまま藍染は違う話題へと持ち込んだ。
「そういえばこの間風呂場で偶然市丸と一緒になってね、彼の胸に珍しいものを見つけたんだよ。」
「え?何を、ですか。」
「うん。胸の、この辺りにね、控えめな椿が咲いていたんだ。」
「椿、ですか。」
「うん。あれは何ていったっけ。侘助…かな?」
 藍染の言葉に、雛森は一瞬びくりと震えた。それは紛れもなく、友人の斬魂刀と全く同じ名を持つ花だったからだ。藍染は僅かにふっと笑い、すぐに表情を戻した。
「吉良君の胸にも、もしかして同じ花が?」
「いえ、牡丹が…彫ってあると、阿散井君が言っていたような気がします…。」
 雛森は既にがくがくと揺れていた。藍染は柔和な表情を崩さず、そっと雛森の肩に触れる。雛森は狼狽しながらも身を少し委ねた。
「牡丹か…確かに市丸には映えるだろうな。」
「え…でも牡丹が彫ってあるのは吉良君の方で…。」
「いや、違うよ雛森君。多分彼らはお互いに似合う花を胸に挿しているんだ。」
「…そう、なんですか…。」
 それはあたかも互いが互いのものであることを主張するように。しかし藍染の話によると、ギンはイヅルのことを別段気にかけているようなことを一切言っていないらしい。それはそれで当たり前のことかもしれない、と雛森は思う。第三者だからこそ見えることだが、元々ギンには本当に大事なものは隠す性質がある。しかしイヅルは馬鹿正直に愛されていないと思っているのだろうと思い、不憫に感じた。
「僕も、僕のものには印を付けておきたいな。」
 藍染は言う。それならば、と雛森は思う。その相手が自分であればいいのに、と激しくそう思う。藍染はなかなか我侭を言わないように気をつけているらしいので、気を抜ける相手が自分であればいいとそう切実に願った。
「雛森君、君は、欲しいかな。吉良君みたいな、あんな印が。」
「いいえ、私ははっきりとした印よりも、貴方の中に居場所が欲しいです。」
 揺らぐことのない居場所が欲しい。貴方が涙を流す場所に、広く席を陣取っておきたい。そしてなき濡れる貴方を抱くのは私だ。雛森は何度も、心の中で叫んだ。


 今日中にUPする予定ではなかったのですが、時間の都合上急遽UPすることにしました。桃には桃なりの独占欲があったと思う。そうじゃなきゃ藍染隊長が死んだ時あんなことしないよね、とか思ってみてます。(勝手な解釈ね)何ていうか、イヅルは隊長を守りたくて、桃は隊長の支えになって連れ添いたくて、乱菊さんは隊長を自分のものにしたいと思っていてくれると嬉しい。(阿呆)というか乱菊さんは別に独占したいわけじゃなくて、支えたい守りたいという感情が一緒くたになっちゃってるから結果的に全部自分のものになったらいいのにと思わずにはいられないというか。十番隊自体共に背後を守りあうみたいな関係が理想なので、それが前面に出てしまっています。



偽善との共鳴:弐(日乱)

2005-06-26 12:11:21 | 偽善との共鳴(過去作品連載)
弐:ハードアンダーグラウンド
 世界は歪曲している。もし地下世界があるとするならば、今の地下世界はきっと明るい。なぜならば今の地上世界が薄暗いからだ。そんなことを乱菊は思う。彼は自分のことを見ない。おそらく永遠に見はしない。遠い昔に幼馴染に見放された時よりも数段切ないのはなぜだろう。そして幼馴染と失敗した自分が愛する彼が見ているのは幼馴染だなんて、どういう皮肉なのだろう。
「日番谷隊長、確かに五番隊へ重要書類を届けさせました。」
「ああ、有難う。」
 外見は乱菊よりも二周り程幼いが、向ける声には果てしない威厳が漂っている。改めて彼が自分程ではないにしろ長く生きていることを実感する、と乱菊は思った。
「…あの書類が、どういった内容のものなのか伺っていないのですが。」
 おもむろに乱菊が口を開くと、日番谷は何ともなしに答える。
「出動命令だ。十番隊が出るはずだったが、急遽五番隊の担当になった。」
 それは明らかに上官が出動すべきレベルのもので、乱菊は僅かに瞠目した。おそらくここ最近出動続きだった十番隊に代わりに出動の少なかった五番隊が選択されたことは理解出来るが、前衛部隊である十番隊とは違い五番隊は元々後衛部隊だ。藍染隊長が付いていれば大丈夫だろうとは思うが、いささか不安が残る。もし副官が率先する任務になりでもしたら、と。巨大虚は副官でも手こずる相手なのだから。
「日番谷隊長、いいのですか。心配ではないのですか。」
「何がだ?」
「雛森のことです。今回の虚は特別手ごわいようですし。」
「大丈夫だろう。あいつは実力で副官になったんだからな。ああ見えて芯も強いし。」
「…信頼、していらっしゃるのですねえ。」
 語尾に皮肉が混じっていたのを思い、乱菊は少々しまった、と思った。しかし日番谷は気にもとめていないらしく、「ああ。」と普通に返してくれた。
「ここに来る前からあいつのことは一番よく知ってるからな。」
「そうですか。それは結構なことです。」
「…何でそんなに棘があるんだ?お前だって市丸のことなら何でも分かるだろう。」
「さあ。市丸隊長とは昔のような付き合いはないので、特には。」
 どんどん投げやりになる会話にうんざりして、乱菊は目を背けた。日番谷の態度は、明らかに雛森のことを好いているように見える。ただの幼馴染への想いではない、と乱菊は常々感じていた。そう、自分がギンに対して抱くような感情とは違う、と。
「言っておくが、お前が思っているような関係は一切ないからな。」
「知っています。雛森はどう見ても藍染隊長一筋ですから。」
 でも、貴方は。言いかけて乱菊は口をつぐんだ。これ以上言ったところで日番谷のことを傷付けるだけだと思ったからだ。ため息をつきながらふと目を伏せた日番谷の長い睫毛を眺めながら、いつかはその銀糸の一筋まで自分のものに出来たらと、願った。


 申し訳ありません。この前「弐」と書いておりましたが、本来はあれが「壱」でこちらが「弐」となります。何だか乱菊さんは片思いです。というか受連中は全員片思いです。藍染は確信犯。ギンはお遊び(真意はどうなのか不明)日番谷は鈍感。(ある意味これが一番幸せかもしれない。笑)次は藍←桃です。そこはかとなく藍染が確信犯です。その次は問題作っぽいので、もし読んでくださっている方の中で続きを望んで下さる方がいらっしゃれば、この「弐」か次の「参」に感想を頂けると間違いなくUPすると思いますので、宜しくお願い致します。(押し付けがましいようで申し訳ありません。笑)