鮑/鰒/蚫(ミミガイ科)
『磯の鮑の片思い』
鮑は二枚貝であるが稚貝の時に、片方の貝は成長せずに脱落してしまう。
そこで鮑の貝殻は片側だけにあることから、「片思い」にかけて、
一方的に恋しく思うだけで相手は何とも思っていないことのたとえとした。
鮑は二枚貝であるが稚貝の時に、片方の貝は成長せずに脱落してしまう。
そこで鮑の貝殻は片側だけにあることから、「片思い」にかけて、
一方的に恋しく思うだけで相手は何とも思っていないことのたとえとした。
※「伊勢の海人の朝な夕なに潜(かづ)くといふ鮑(あはび)の貝の片思ひにして」万葉集
(私の恋は伊勢の海女が朝に晩に水に潜って採るという、あわび貝のように片思いなのです)
(私の恋は伊勢の海女が朝に晩に水に潜って採るという、あわび貝のように片思いなのです)