《春の七草》
※春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ (コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)をいいます。
「籠(こも)よみ籠持(こもち)堀串(ふくし)もよみ堀串持(ぶくしもち)この岡(おか)に菜摘(なつま)す児こ家告(いへの)らせ名告(なの)らさね」雄略天皇
「明日(あす)よりは 春菜採(わかなつ)まむと 標(しめし)野(の)に 昨日(きのふ)も今日(けふ)も 雪(ゆき)は降(ふ)りつつ」山部赤人
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ」 光孝天皇
「里人の裾野の雪を踏み分けてただ我がためと若菜つむらん 」後鳥羽上皇
「春日野の若菜摘みにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ 」紀貫之
「一とせに一度摘まるる薺かな」芭蕉 「若菜摘む人を恋ほしく待つ間かな」汀女