恋する花たち

 【 花・鳥・風・月 】

《春》~《夏》~《秋》~《冬》

スエツムハナ

2015年07月07日 21時28分45秒 | 花の写真

末摘花/紅花/呉の藍/セイヨウベニバナ/サフラワー/クレノアイ(キク科)

 🌸花言葉は、化粧・情熱的な恋・特別な人・装い・包容力・熱狂・情熱・寛大・雅量に富む。

  ※源氏物語に登場する姫君の鼻が赤かったので末摘花にたとえたもの。
  ※紅花は古くから紅色の染料として栽培されています。

  ※余談ですが・・源氏物語の『末摘花(紅花)』を以前読んだことがあるので。
   末摘花は『源氏物語』に登場する女性の一人に対する通称ですが帖の題名にもなっています。
   不美人でありながらも生涯光源氏と関り続けた女性の一人です。
  「末摘花」とは、源氏がこの女性につけたあだ名で、
   彼女の「鼻が紅い」こととベニバナの「花が紅い」ことをかけたものです。
   でも、光る源氏は、末摘花に優しく接しました。さすが「心も男前」ですね。


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タナバタマンジュウ

2015年07月07日 00時00分26秒 | 花の写真

《七夕饅頭》

★七夕を「たなばた」と読むのは、古事記にある「棚機女(たなばたつめ)」に由来。
また、「七夕」は恋人同士である「織姫」と「彦星」が年に一度だけ会えるという
中国の伝説が元となりロマンチックな話に変化もし、今に語り継がれているのです。

★万葉集には七夕を読んだ歌は130首もあります。
(旧暦の七夕は、新暦では8月8~25日の間と思います)


 「一年に七日の夜のみ逢ふ人の恋も過ぎねば夜は更けゆくも」
 「この夕降りくる雨は彦星の早漕ぐ舟の櫂の散りかも」
 「契りけむ心ぞつらき七夕の年にひとたびあふはあふかは」
 「今宵こむ人にはあはじ七夕の久しきほどに待ちもこそすれ」
 「雲間より星合の空を見わたせばしづ心なき天の川波」
 「初秋風涼しき夕べ解かむとそ紐は結びし妹に逢はむため」
 「秋風に今か今かと紐解きてうら待ち居るに月傾きぬ」
 「秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを月をし待たむ」

 

 


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