孫ちゃん達は、我が家に来ると必ず何か遊べる物は無いかとあちこち引出しを開けて探しまわります。
昨日は5歳の孫ちゃんが、拡大鏡を出して遊んでいました。
この拡大鏡は17年前に買った物です。

私と、高校3年だった娘、中学3年だった息子と3人でバックパックを背負い、列車を乗り継ぎユースホステルとかに泊まってヨーロッパを回った時です。
ドーバー海峡をフランスからフェリーに乗ってイギリスに渡りました。
イギリスのノッティングヒルで土曜日に開かれている骨董市で、夫へのお土産に買ったのです。
アンティークの拡大鏡だと思っていました。
拡大鏡として17年我が家で活躍していました。
ところが、孫ちゃんが「ばぁば、これこんなになるぅ」と驚きの発見をしたのです。
びっくりぽん!
などという言葉をこれまで聞いたことはあっても使ったことはありませんでしたが、思わず「びっくりぽん!」と声が出ました。

プラスとマイナスのドライバーが、マトリョーシカのように隠れていました。
アンティークの拡大鏡からドライバーって…
これはアンティーク品ではなかったのね!
得意げな孫ちゃん。
孫ちゃんが発見しなければ、私たち夫婦はドライバーの存在を知る事も無く、この世を去ったことでしょう。
17年の時を経て、
好奇心旺盛な5歳児によって、
「アンティークの拡大鏡」は、「アンティークではないけどドライバー付きでとても便利な拡大鏡」に姿を変えたのでした。