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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

民主バラマキ政策にもの申す

2009-07-26 11:55:20 | 日記・雑文
8月30日投票の衆議院選にむけて連日ニュース等が
報道されています。

マスコミの報道をみていると、自民か民主か二大政党の
選択選挙という風潮で報道されていて、もう少しつっこんだ
目でみると、戦後60年近く続いてきた自民が破れ、民主党が
政権をとったというできレースに誘導しているようにも
みえます。

私は自民党の支持者ではありませんが(国家の経営に
失敗したあげく、そのツケを増税という形で国民に
負担を強いるという姿勢には納得できない)、かといって
マスコミの誘導通り、「民主がいいか」というとそうは
どうしても思えないわけです。

私が一番気になるのは「子ども手当て」。
民主党の中心政策のひとつです。

一見よさそうに見えるこの政策。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。

この財源として民主党は 「配偶者控除と扶養控除、
配偶者特別控除の廃止」「児童手当の廃止」によって
まかなうとしています。
 
つまり子どものいない家庭では、実質的な増税となり、
家計の負担が増えるということです。
もっというならば、子ども手当てはいろいろな条件がついて
いるので、実質的なメリットを受けられるのは全世帯の
2割にしか満たないともいわれています。
つまり8割の家庭では、負担が増すということになります。

具体的例をあげると、民主は収入500万円の子どものいない
二人暮らしの場合は、年間38000円の負担増と試算しています。
(某経済評論家の試算だと同じ条件で年間7万円の負担になるという
見方もあり)。

負担額が38000円にしろ、7万円にしろ、ここにものすごい
不平等感を個人的には感じるわけです。
子どものいない夫婦ならお金があるだろうからたんまり
とってやろう~的な、搾取的なにおいがプンプンします。
それが私としては許しがたい。

子どもがいない二人暮らしの夫婦といっても、ものすごく豊かな
生活をしている夫婦ばっかりじゃありません。
つつましく生活している家庭もあるし、事情により子どもが
授からなくてさびしい思いをしている方や周囲の無責任な発言に
傷ついたりしている方も実際にいるんです。
そういう方たちがいる中で、一方的に政権をとるためのバラマキ政策で
扶養控除をなくするなど、増税するのはいかがなものかと、このように
私は思うわけです。

政策に子育て支援をもりこむこと自体は結構。
私自身、子どもはいませんが教育には興味関心があり、将来の夢として
何らかの形で教育投資ができるようになればいいなと思ってます。

しかし、その財源を扶養控除廃止等の形をとって、人が一生懸命稼いだ
お金を勝手に使って欲しくないです。
38000円なり、7万円なりがあったなら、同じ教育投資をするなら、
私はもっとも投資効果が高いところにお金を使いたいですね。

もうひとつ、民主で気になるのはバックに日教組がついて
いること。
権利ばかりを主張する左翼思想的な考えが、学校教育に
蔓延して、学力低下・いじめの横行という学校教育の質の
低下になったことはみなさん周知の通り。
そんなところがいかにも子育て支援します~的な政策を
メインに出すこと自体、偽善的だと感じるわけです。

民主が政権をとったら、学校教育がますます低下するのは
容易に推測される。

未来をになっていく子どもたちの将来の夢や希望をこわして
ダメにしていく方向での教育がされるというのも、私としては
見過ごすことができない点です。


次の選挙は国民にとってほんとうに難しい選挙になると思います。

ただ、マスコミの報道等に安易にのっかり、雰囲気だけで
流されて投票しないようにじっくり考えたいと思います。


[追記] 2009.07.29 08:23
民主党は「子供手当ては増税政策」という批判を受け、
住民税に関わる配偶者控除と扶養控除を廃止する方針を
突然撤回(民主党オフィシャルサイトで発表)。
民主はこれで不公平感はなくなったとしているようですが、
財源をどうするかきちんとした説明がなされてません。

[追記2] 2009.09.05 20:15
民主党が圧勝して政権をとりましたが、子ども手当てについて
具体的な試算が出ました。
収入が多い家庭がより得をするというケースもあるそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000078-san-bus_all

*************************************************
■今日の小ネタコーナー1■
日本はいつから本当の意味で気概のある
政治家がいなくなったんでしょう。
マスコミのせい? それもある。
そして政治家自身もマスコミにこびを
売るようになって、人気取りに走り、
国民のことを真剣に考える人が
少なくなった、っていうこともあるかも
しれませんね。
戦後60年近く、ぬるま湯の中でなあなあで
やってきたツケが今きているのか……とも
思います。

■今日の小ネタコーナー2■
今の時代に求められるのは、明治維新の
ときに出てきた志士たちみたいな人
なのかもしれませんね。
「政治を通して世の中をよくしていこう」っていう
本当の意味で尊い使命をもっている人も、きっと
いるとは思うんですよ~。
ただ、そういう人たちが出にくいシステムに
なっているのかも。
日本の政治家は世襲制でひきついだ人が
有利になっているのでそういったバックボーンが
ない人は政治家になることが難しいのが
現状です。
そこが「政治はやりたいのにできない」という
あきらめにつながっているのかもしれません。
やる気がある人たちが、もうちょっと出やすい
環境にすることも、大事かなと思います。



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5 コメント

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総理大臣適任者は? (ライチ!)
2009-07-26 12:29:03
うちの夫いわく…
適任者がいないなら、
現大阪府知事の橋本氏がなったらいいんじゃないかと。
東国原氏はアホ(笑)過ぎてダメだ、って。
橋本氏ならかなり勉強してるし、私たち庶民側にいる人間。…適任ではないかと。
世間知らずなお坊ちゃん政治家に任せるなら、橋本氏のほうがマシかな、と。
でも、彼の場合、味方が少ない。これが困った。
返信する
Unknown (ぷぷぷー)
2009-07-26 15:37:00
毎度のことながら勉強になります!
返信する
不公平感 (Unknown)
2009-07-27 15:57:17
民主の掲げる子供手当に賛成しているわけではありません。
ただ、お子さんのいらっしゃらない世帯の方が既存の控除が廃止されることで不公平感をもたれている方が多いようですが、そのお考えにも納得できない子持ち世帯の者です。

お子さんを持つ、持たない、また、持てない、それぞれ事情はあるでしょうし、どの人生も当人が納得して送れば、充実したものであると信じています。

ただ、将来、自分の子供たちが働いて稼いだお金から、今そうやって子供手当に不平を言っている方も年金をもらうんですよね。
医療費であっても、子供世代がその方たちの分まで負担を強いられるわけです。

子供を育てるのはお金も労力もかかります。
適度な休養や昼寝の時間も、ジムに通って健康作りをする暇も、時間もお金もありません。
それだけ余裕なくまさに髪を振り乱して、血眼になって子供を育てあげるのに必死です。
そんなにして育てあげた子供が、堅実に投資をなさって財産をお作りになったり、健康作りに励まれたりする方々のために、年金や保険を払っていくのかと思うと、子供手当の創設による控除廃止よりも、ずっと不公平感を感じます。
どういう事情があっても、子供のいる世帯といない世帯との税制の差はもっともっとあってしかるべきと思いますが、いかがお考えでしょうか。

子供がいるだけで幸せだろうという方もいますが、幸せだけでは食べさせていけません。
返信する
Unknown (ぽちこ@管理人)
2009-07-27 16:44:17
>ライチ!さん
大阪知事、私もがんばっている方だと
思います!
敵が多いのも、現状維持の頭のかたい人たちが
多いからじゃないでしょうかね~
今後の活躍にも期待したいです。

>ぷぷぷーさん
そういっていただけるととても嬉しいです
はげみになります~
返信する
>Unknownさん (ぽちこ@管理人)
2009-07-27 17:14:55
貴重なご意見、ありがとうございます。

>子供がいるだけで幸せだろうという方もいますが、幸せだけでは食べさせていけません。

おっしゃるとおりだと思います。私もこれとまったく同じ視点で、子どもがいない者の立場から子育てがないから時間とお金があってラクラク生活できていると世間では思うかもしれませんが、それはちがいますという趣旨で書きました。その点、ご理解ください。

>そんなにして育てあげた子供が、堅実に投資をなさって財産をお作りになったり、健康作りに励まれたりする方々のために、年金や保険を払っていくのかと思うと、子供手当の創設による控除廃止よりも、ずっと不公平感を感じます。

もし年金等をいっさいおさめてない人が年金をもらうというのであれば不公平感はあると思いますが、これまで年金をきちんとおさめてきている人が受け取るなら不公平感はないと私は個人的に思います。
年金は、政府がお金の運営に失敗したことが原因だと私は思ってます。
このような形で税金をとるより、思い切って消費税を撤廃したりした方が不公平感もありませんし、みんなが豊かになり、お金も世の中にまわって、経済も回復すると考えてます。
当然、この他にも何らかの形での子育て支援策はあってしかるべきだとは思いますが。

投資や健康についてもふれられてますが、1000円から積立できる投資信託もあります。健康づくりに関しても、子育てをしながらジムに通っている方もいますし、ジムに通う経済的余裕がなければ、外でウォーキングやジョギングをする、自宅で筋トレをするなど方法はいろいろあります。子どもが小さいうちは確かにムリなことも多いかと思いますが、子どもが大きくなるにつれ、少なくとも時間の方は少し余裕が出てくると思われます。結局、「どうなりたいか」という自分のあるべき姿をデザインをして心に描き、それを少しずつでもよいので実行していくことだと思います。
Unknownさんが自分のことをさておき、子育てを誠実にされてらっしゃるなら立派なことですし、きっと天は見ていると思います。子育てのノウハウについては、先輩のお母さんたち等にきけばきっと良案をもらえることと思います。
子育てで疲れているなら、あるいは経済的な不安がもし何かあるとしたら、他の方はどうしているか信頼のおける先輩ママさんからアドバイスをもらう等、工夫をされるとよいと思います。Unknownさんが明るい気持ちで安心して子育ができるよう、心から願ってます。
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