今年の我が家のお正月休みは遠出の予定もなく、
基本自宅でのダラダラ過ごしでございますので
暇つぶしの娯楽の用意は必須~。
ということでおもしろそうな本を購入。
恩田陸「夢違(ゆめちがい)」
夢違 | |
クリエーター情報なし | |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
恩田陸は私が唯一、新刊を楽しみにしてる作家。
夢を視覚化できる(第三者が見ることができる)近未来が
設定されてます。
以下、オフィシャルサイトより引用。
夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を見ているのだろうか?
そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する、集団白昼夢。「何かが教室に侵入してきた」。狂乱に陥った子どもたちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符号を見い出す。悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものはーー。
冒頭で、主人公・浩章が図書館で幽霊を見る
シーンがあるのですが、そのシーンが
ありありとビジュアル化できてしまう
(私の場合は中央図書館をリアルにイメージしちゃう)。
子どもたちの夢の内容を解析するシーンも
なんか怖い(っていうか、ドキドキする~)。
本来は見てはいけないものを見てるような、
パンドラの箱を開けてるような気分に
なるためなのか(謎)。
後半は、ふつうの(?!)小説のようにサクサク
読みすすめ、読了。
恩田陸の小説はいつも結末は「えっ」的なものが
多くて「これで終わりですかいっ!!」、と思うのだけど、
そこに至る過程が面白いから好きです。
今回も楽しみました~(特に前半部分)。
2冊目。
奇跡の生還へ導く人 極限状況の「サードマン現象」
奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」 | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
サードマン現象とは雪山で遭難したり、
事故に巻き込まれた等、生命の危機にかかわる
状態で、自分ではない第三者(サードマン)の導きによって
九死に一生を得たという奇跡体験のことです。
助かった人は「守護天使に導かれた」というように
感じることが多い。
その一方で、人は極限状態に陥ったときに、
脳が誤作動を起こしてあたかも実際にはいない人が
そこにいるように感じる、という説もあるそうです。
これはまだ未読なので、これから読みますが
スタンスとしては立花隆の「臨死体験」みたいな
感じなのかな?
あの世はあるかもしれない、けれど、脳が見せる
幻覚かもしれない、的に結論づけせずに
読者の判断にまかせる~みたいな。
読むのは楽しみな本です。
テルマエ・ロマエ
テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
エンターブレイン |
巻数が進んで、ストーリー性が強くなってきました。
映画化も決定したそうだし、今後の展開が
楽しみ!
じっくり読書で年末を楽しもうと思いま~す。